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サクラチトシオー14

年度末表彰。

皐月賞に加え、有馬記念を制覇したトゥシグトーシーが最優秀3歳牡馬と年度代表馬に輝いた。

兼ねてから海外志向の強かったオーナーサイドが、ドバイターフからクイーンエリザベスをに向かい、海外に滞在したまま凱旋門賞を狙うプランを発表していたが、ゲボなしのサクラチトシオーと決着をつけたい安藤勝乙の意向が考慮され、ドバイターフ⇒クイーンエリザベスの後に帰国し、宝塚記念へ参戦することが発表された。

そのサクラチトシオーは春に1走叩いてから大阪杯⇒天皇賞(春)⇒宝塚記念のローテを発表した。「走りすぎでは?」その声にはポンコツ調教師が「この馬はタフだから問題ない。それに、競馬界を盛り上げるためにも国内のG1に参戦させたい」と意思表明。

もう一頭の3歳世代の筆頭格、トシマサルは大阪杯の参戦を表明。その後は安田記念から宝塚記念を目指すプランを発表した。

安藤勝乙「オーナーは日本での勝負付けは済んだ、これからは海外だって言ってたけど、サクラチトシオーとの決着がまだ付いてないとワシは思っとる。それに、世界に通用するクラスの馬やと思ってるし、凱旋門賞と言う日本競馬の悲願を果たせる可能性を持っている馬やと思う。それでも、宝塚記念で決着をつけたいとオーナーにお願いした」

式豊「他の2頭に水をあけられる形となったが、ダービー馬として恥ずかしい姿をお見せすることは出来ない。春に国内G1をしっかりとって、秋は凱旋門のプランも検討中です」

ポンコツ「大阪杯、天皇賞、宝塚。G1は全て全力で仕上げる。走るたびに良くなっているし、まだ成長が見込めそう。海外には興味なし。日本の競馬を盛り上げられれば」

トゥシグトーシーはドバイへ向かうため、冬場は放牧に出され、外厩で仕上げを行う。

大阪杯に直行するトシマサルも同様に放牧に出された。

サクラチトシオーは京都記念、中山記念あたりをステップレースに使うべく、厩舎で軽めの調整を続けた。

現4歳世代が古馬路線の主役となり、上の世代で王道路線を走っていた馬たちは衰えが見え始めた。

ヒットシターゲット、アメリカンゲボスらが引退をする中、入れ替わるようにポトシェ、ジャックトーシなどが上がり馬として台頭し始めた。

どんどん「ステップレースはどこを使うんですか?」

ポンコツ「叩きなのであまり強い相手とは当たりたくないね。そうは言ってもG2となればそれなりの相手にはなるだろうが。距離的には京都記念を睨んでいるが、仕上がり次第では中山記念にスライドしてもいい。距離がやや短いが、パワーがあるので坂は問題ない」

どんどん「前に比べるとコメントがまともになりましたが、サクラチトシオーのトレーナーとしても自覚が芽生えてきたのか?」

ポンコツ「もしかしたらそうかもしれない。日本の競馬を背負う一頭になってるから」

ノブン「調教は助手に任せっぱなしで何もわかっていませんけどね」

どんどん「だからほかにろくな馬が集まらないんだな」

中山記念には逃げ馬ジャックトーシが参戦を表明。

陣営は「もしサクラチトシオーが出てきても、競り勝てる自信はある。それぐらい、馬が力をつけてきている。逃げ勝負になっても譲るつもりはない」と堂々の逃げ宣言。

これを受けたサクラチトシオー陣営は、叩きでの消耗を避けるため、京都記念に出走することを選択。こちらには重賞連勝中のポトシェ、牝馬路線の主役の1頭クロノジェトシスらが登録。

ポトシェ陣営は「今が成長期。まだ完成はしていないと思う。サクラチトシオーが出てくるなら胸を借りる立場。どこまでやれるのか、挑戦する側ですよ。もしゲボがあればウチにもチャンスはあるかな」

クロノジェトシス陣営は「牝馬路線で結果を出してきたが、今回は強豪の牡馬とも当たるので難しい勝負になる、しかしここを勝てるようなら今後の未来が開けてくる。ゲボに期待」

と、共にゲボがあればサクラチトシオーを負かせるのではないかと期待を匂わせるコメントを出していた。

ポンコツ調教師は「例え直線でゲボがあろうと、逃げ切れるだけのリードがあればいい話。役者は違うと思っている。情けないレースは出来ない。勝つのはあくまで通過点で、勝ち方も問われるでしょう」と自信たっぷり。

レースではまさかのゲボなしのレースを披露。いつも通りのドタバタした大逃げで、最後はクロノジェトシスに1馬身差まで迫られるも並ばれることなくリードを保ち切った。

淑之「自覚が出てきた。ゲボを吐いている場合じゃありません」と別人のような勝利コメント。

ポンコツも「1馬身差はやや物足りないが、完全な仕上がりではなかったので及第点でしょう。落とさずにしっかり勝てたことが大きい。海外帰りになるトゥシグトーシーや、本番ぶっつけのトシマサルらに比べて、国内で一戦出来て勝利できたことは大きなアドバンテージになると思います」とこちらもまともなコメント。

クロノジェトシスに騎乗した北村は「最後の最後までゲボを期待したが、出なかった。どこまで追いかけても追いつける気がしなかった。迫ることは出来ても、並びかけられる自信はなかった。ゲボに頼らないと勝てないと思うほど、直線でのサクラチトシオーの走りは凄かった。後続を寄せ付けないような、堂々とした走りに圧倒されてしまった。大阪杯は回避して、ヴィクトリアマイル狙います」とサクラチトシオーの強さを認めるコメント。

トゥシグトーシーの主戦、安藤勝乙はTwitterを更新し「サクラチトシオー。ここで負けられたら張り合いがない。ウチも海外でのレースをしっかり勝って、宝塚記念で決着をつけたいね」と声明を出した。

その数分後にもTwitterを更新し「ゲボ。ワシと走るときはいつも吐くのに、どうして今日は吐かなかったのか。宝塚記念でもゲボは封印してほしいね」と真っ向勝負を望んでいるようだ。

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最終更新:2022年06月23日 01:58
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