【人物】
アカナイゼンに壊滅させられた
セント・フランシスコの唯一の生き残りとしてゲームに取り込まれた梅組の面々に保護される。
NPC故に複雑な対応は当初出来なかったが学習速度が早く、瞬く間に流暢なやり取りが出来るようになった。
もう一度言おう。生命礼賛をかかげ、幼女をこよなく愛する御広敷に懐いた。
一応彼女はNPCのため、ゲームを起動してからの日数=年齢のため、御広敷のチェックも通過するらしい。
なお名前は応えられなかったので彼女が倒れていた村の名前を女性風に変えたものを便宜上としてつけている。
また何故かいずも村の村長を見て「お母さん?」と発言。村長もNPCとされるので否定していたが。
何故一人だけ生き残ってるのかはわかっていなかったが、事実はその逆。
生き残ったわけではない、彼女は村の住人達を使って作られたNPCだったのである。
もともとゲコトラ、というよりも
下克イェーガーシリーズ事態が
島原の乱を強く意識したゲームであり、開発者の意図が垣間見える作り込みがされていた。
その制作スタッフの一人、
ソーハ・サラ・ロナはまさしく島原の乱の関係者、それも
天草・四郎の母親、マリアの偽名であり、
マリアの目的はレイドボスとして出現する竜属や、各地に配置されるNPCに
島原の乱で死亡した者たちの魂を複製、
プレイヤーの行動と、望みが展開に影響するゲーム世界のシステムを利用して、完全な息子の魂を復元し、現実世界に持ち出すこと。
そしてフランシスカは
天草・四郎自身の魂が宿ったNPCである。
だが情報が莫大だったため、記憶の方はボスである
シロジェロームの方に分割されており、彼女に天草・四郎としての記憶はない。
出雲村村長に反応したのも、彼女が生前の母親であることを感じ取ったのだと思われる。
マリアは梅組の面々の行動を利用して複製の精度を上げていき、息子の復活を狙っていたが、
シロジェロームは御広敷の攻撃で撃破され目論見は失敗。
ゲームの解放とともに彼女もまた失われるはずだったが、
フランシスコの記憶をカード化し、中で眠りにつくことで現実世界に持ち出すことに成功した。
ある意味、母親の願いは叶ったのだろう。
最終更新:2020年03月24日 04:17