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/*/  土場藩国において開発が開始されたF級フレーム(土場藩国版)は、わんわん帝國が初めて制式採用するラウンドバックラーである。原型機は第6世界で使用された同名の人形であり、60万機以上も生産されて太陽系総軍に配備されていた。火星においてはラウンドバックラーへと改装され、火星大気圏軍や火星独立戦線など各陣営に採用された優秀な機体であった。  土場藩国版の外装は日本月版、いわゆる士翼号をベースに設計され、有人操縦を基本としている。これはパイロットを騎士と捉える帝國特有の思想によるもので、BALLS/犬士単独で制御可能な仕様は残しつつ、全ての機体にコクピットが装備された。  主機のツインタイプ対消滅反応炉式ウォータージェットは高出力化され、およそ20%の推力増強を実現した。それに対して重量増加は10%ほどに留まっており、パワーウェイトレシオでは原型機を上回っている。 武装関連は原型機とさほど変わらないが、いくつかのアップデートが施されている。 ●Sカトラス  絶対物理防壁を延長、白兵武器として動かすためのオプション装備。腕部先端のステーションに装備される。伸びた防壁がカトラス型になるためこの名がある。これ自体に破壊力があるわけではない。Y型魚雷発射管との同時装備も可能。 ●有線遠隔操作式水中銃  小型爆雷投射機、カトラス、機関砲を兼ねるオプション武装。腕部ステーション装着時はカトラス、有線制御で後方攻撃用爆雷投射機として機能する。シールド使用時は前方に対して射撃を行うことはできない上、腕部はシールド制御で使用するために有線遠隔操作型とされている。 ●Y型魚雷発射管  流星号改で採用された新型オプション武装。ステーションの改良によって装備可能。コネクタを挟むことで従来の魚雷発射管も装備できる。弾種としては短魚雷、長距離魚雷、各種機雷等。  F級フレームは第6世界において最多量産された同名のベストセラー人型機動爆雷=”人形”を改装したラウンドバックラーである。日本月版の士翼号、そのフルアーマー版である希望号など派生機も多く生み出されている。  全長9m、重量28t。  非常に製作工数(製作作業時間)が多い機体であるが、BALLSによる莫大な生産力を背景に60万機以上が製造され、その生産数の多さから予備部品の調達がしやすく整備性に優れるという利点を持っている。この製造数の多さからほぼ全ての整備士が整備経験をもっており、目をつぶっても整備できたとすら言われる。余談であるが、夜明けの船でヤガミ・ソーイチローが搭乗していた士翼号は中古機から「アタリ」のパーツを選び出して組み上げたスペシャルモデルであり、カタログスペックを上回る性能を発揮したという。  基本性能は高く、後に重攻撃型人形/RBのH級フレームや新型主力機のJ級フレームなどが登場した後も多く使われた。アイアン・ソブリンなどは3機続けて士翼号に乗っていたという話があるほどだ。J級やI級など最低接触戦争後期に登場した新型フレームはハンドメイドに近い少数量産モデルであり、カタログスペックは高かったが、額面どおりの性能を発揮する機体は稀だった。それに対してF級は原型がオートメーション化された空前の大量産モデルであるために部品精度が良く、性能のばらつきが少なかったのである。 /*/  基本構造は単殻式。装甲はシールドがあるためにとくに重視されていない。  エンジンは対消滅反応炉式ウォータージェットで、頭部の給水口から水を吸入、反物質を少量投入して対消滅、高圧水蒸気を生成・噴出させて推進力とする。一般にRBはシングルエンジンであるが、F級フレームではツインエンジンを採用。これによって整備性は悪化するものの、高出力と軽快な運動性を得ている。  固定武装は両腕の絶対物理防壁発生機関のみ。この次元切除システムによって水抵抗は数十分の一に極限され、速度にして数百km/h程度を出すことが出来る。防壁自体に周囲の水が吸引されるので、これも推進力として作用する。このシールドはあらゆる情報・物体が透過不可能である上、RBの速度は水中音速の半分ほどに達するため、ソナーを使用する意味がほとんどない。このため、RBドライバーはESPじみた未来予測によって行動することになる。  燃料は10gほどの反物質。増燃料槽はない。絶対物理防壁が大量のエネルギーを消費するため、シールドを使用しての最大稼働時間は2時間ほどである。緊急時などシールドを使用しない場合は10時間以上の活動が可能だが、当然ながら高速移動は不可能となる。
*F級フレーム(土場藩国版) &ref(f_class_dova3.jpg)  土場藩国において開発が開始されたF級フレーム(土場藩国版)は、わんわん帝國が初めて制式採用するラウンドバックラーである。原型機は第6世界で使用された同名の人形であり、60万機以上も生産されて太陽系総軍に配備。火星においてはラウンドバックラーへと改装され、火星大気圏軍や火星独立戦線など各陣営に採用された優秀な機体であった。  土場藩国版では人形仕様とのハイブリッドとして宙戦性能や陸戦性能を付加、万能性を得ようとする案もあったが、これは運用コストの増大、あるいは各局地戦域での性能低下を招き量産型の兵器としては不適当であると判断され、火星での水中戦を行うRBとしての性能を追求することとなった。  外装は日本月版、いわゆる士翼号をベースに設計され、有人操縦を基本とした。これはパイロットを騎士と捉える帝國特有の思想によるもので、BALLS/犬士によって制御可能な仕様は残しつつ、全ての機体にコクピットが装備されている。また単機性能の向上を狙い、搭載BALLS/犬士数は2機/2匹とされてそれぞれが機体制御・火器制御を担当させることとしている。  主機の双発対消滅反応炉式ウォータージェットは高出力化され、およそ25%の推力増強を実現した。それに対して全体での重量増加は10%ほどに留まっており、パワーウェイトレシオでは原型機を上回っている。これに伴って反物質燃料搭載量も増やされ、18gほどを搭載。結果として戦闘継続時間は変化がなく、およそ2時間に留まった。  エンジンが双発式であることもあって製作工数はかなり多かったが、原型機から変更された部品は30%を超えず、現地での部品調達による整備も容易である。オートメーションによる大量生産品であるが故、部品精度のばらつきも少なく、性能は安定していた。  頭部アンテナは額側に移設されているが、これは見た目の問題であったらしい。水圧を強く受ける首は太く頑強になっている。  腕部には一般RBと同じく絶対物理防壁発生装置を装備。ステーションは原型のまま残された。突撃戦において最も損傷を受ける肩部装甲は大型化。それに対して前腕部は装甲が削られているが、白兵戦での衝突に対する備えとして大型のフレームが装着された。  脚部はやや装甲を削っている以外は原型機と変わるところはない。  武装関連は特に目新しいものはないが、より攻撃力を重視した装備が施されることが多い。 ●剣鈴  絶対物理防壁を延長、白兵武器として動かすためのオプション装備。腕部ステーションに装備される。伸びた防壁が剣鈴型になるためこの名がある。これ自体に破壊力があるわけではない。魚雷発射管との同時装備も可能。同原理の武装としてカトラスがあるが、より破壊力を重視して剣鈴が採用されている。 ●有線遠隔操作式水中銃  爆砕弾投射機、剣鈴、機関砲を複合させたオプション武装。腕部ステーション装着時は剣鈴、有線制御で後方攻撃用爆砕弾投射機として機能する。 ●魚雷発射管  腕部・脚部ステーションに装備。弾種としては短魚雷、長距離魚雷、各種機雷等、太陽系総軍規格に合わせたものが用意された。 絵:11-00652-02:猫野和錆:玄霧藩国 文:33-00647-01:GENZ:無名騎士藩国

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