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アイドレスsystem4/猫野和錆 - (2017/08/19 (土) 05:59:33) のソース

*作者=猫野和錆
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[[猫野和錆の提出書式]]
[[猫野和錆のJSON]]

*部品構造

-大部品: 猫野和錆(PLACE) RD:261 評価値:13
--大部品: 概要 RD:6 評価値:4
---部品: 来歴
---部品: 性格
---部品: 座右の銘
---部品: エリザベスの教え
---部品: ドラケンの教え
---部品: 外見
--大部品: PLACEとしての基礎能力 RD:20 評価値:7
---大部品: 概要 RD:2 評価値:1
----部品: PLACEの由来
----部品: 作り方を知っているのは宰相閣下だけ
---大部品: 運動能力 RD:11 評価値:5
----大部品: 全身の能力 RD:4 評価値:3
-----部品: 筋力
-----部品: 持久力
-----部品: 体幹
-----部品: 筋肉を支える骨格
----大部品: 上半身の特色 RD:3 評価値:2
-----部品: 肩周りの筋肉
-----部品: 背筋力
-----部品: 上腕部の筋肉
----大部品: 下半身の機能 RD:4 評価値:3
-----部品: 腰から先の可動性
-----部品: 大腿部
-----部品: 脛部の働き
-----部品: 足の機能
---大部品: 優れた五感 RD:7 評価値:4
----大部品: 視力 RD:3 評価値:2
-----部品: 高い静止視力
-----部品:  なかなかの動体視力
-----部品: 遠近感をつかむ深視力
----部品: 嗅覚
----部品: 聴覚
----部品: 触覚
----部品: 味覚
--大部品: 医学者(職業) RD:35 評価値:8
---大部品: 専門的な医学知識 RD:3 評価値:2
----部品: 正しい知識を追い求める心
----部品: 知識の最先端
----部品: 研究を支える基礎知識と倫理観
---大部品: 研究能力 RD:3 評価値:2
----部品: フィールドワーク
----部品: 実験でのトライ&エラー
----部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力
---大部品: 学会認定医制度 RD:2 評価値:1
----部品: 認定医制度の目的と受験資格
----部品: 認定更新制度
---大部品: 名医 RD:27 評価値:8
----大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
-----部品: 礼儀作法(医療
-----部品: 医師に求められる外見
-----部品: 正確な診断力・検査力
-----部品: ムンテラ力
-----部品: 最新医療知識の維持
----大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2
-----部品: 動揺しても態度に出さない。
-----部品: 経験と実績から発生する自負心
-----部品: 強い自制心
----大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
-----部品: うなされるほどの練習
-----部品: 無駄のない手技
-----部品: 瞬時判断
----大部品: 医師(現代版)(職業) RD:16 評価値:6
-----大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5
------部品: 人体への理解
------部品: 基礎医学の心得
------部品: 地域医療の実地実習経験
------部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
------部品: 一次救命処置能力
------部品: 患者とのコミュニケーション能力
------部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
------部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
------部品: 臨床研修で得た経験
------部品: 6年間の医学生生活
-----大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
------部品: 医療関連ルールを遵守する
------部品: 生涯を人道に捧げる誓い
------部品: 患者へ尽力する誓い
------部品: 公平で公正な治療行う誓い
------部品: 人命尊重の誓い
------部品: 医師という職業への誓い
--大部品: クローン医療技術者(職業) RD:9 評価値:5
---大部品: 厳しい資格取得制限とその理由 RD:2 評価値:1
----部品: 概要
----部品: 要求される資格と能力
---大部品: 再生医療能力 RD:3 評価値:2
----部品: 人工多能性幹細胞を使用した治療
----部品: 難治性疾患の原因解明
----部品: 新薬開発の可能性
---大部品: 細胞移植治療の安全性確保の努力 RD:2 評価値:1
----部品: 初期化因子再活性化の予防努力
----部品: 未分化細胞を残さない努力
---部品: 医学以外との分野との協力
---部品: 禁忌を知る心と、技術の濫用をしない心得
--大部品: 医療ナノマシン研究者(職業) RD:15 評価値:6
---大部品: 成り立ちとそれゆえの厳しい制限 RD:2 評価値:1
----部品: 成り立ち
----部品: 厳格な審査
---部品: 現在までの成果
---大部品: 期待できる成果 RD:4 評価値:3
----部品: 遺伝子疾患の治療
----部品: 悪性腫瘍の治療
----部品: 体内の常時検査
----部品: 対敵性ナノマシン防護
---大部品: 危惧される危険性 RD:4 評価値:3
----部品: 故障による暴走
----部品: 無限増殖問題
----部品: 遺伝子改造、遺伝子改良が出来てしまう
----部品: 死を遠ざけることの危険性
---大部品: 危険性に対する対策 RD:4 評価値:3
----部品: 故障に対する対策
----部品: エラーによる増殖対策
----部品: 遺伝子改良対策
----部品: 代替医療手段としての使用禁止
--大部品: 和錆の犬とすぐ仲良くなれる能力 RD:9 評価値:5
---大部品: 飼い主経験から来る接し方 RD:6 評価値:4
----部品: 目線を同じにする
----部品: わんこ好き
----部品: 優しい態度と表情、声
----部品: よく観察され、匂いをかいでもらう
----部品: ごはんあげを担当する
----部品: 散歩担当になる
---部品: だっこはお尻を抱えるようにする
---部品: 和錆はわんこの匂いが好き
---部品: たくさん遊ぼう
--大部品: 月子を思う限り頑張れる能力 RD:9 評価値:5
---大部品: アイ・ラブ・月子 RD:3 評価値:2
----部品: 世界が輝いて見える
----部品: お互いの努力があれば、越えられない相性はない
----部品: 好きな所を思い浮かべるだけで元気になる
---大部品: 和錆の誓約 RD:2 評価値:1
----部品: 医者は目指す甲斐のある仕事
----部品: 月子さんに救われた
---大部品: 相手をよく見ると言う事 RD:2 評価値:1
----部品: 接するべきは目の前にいる相手
----部品: 態度だけでは伝わらないこともある
---部品: 好きな人に良く見られたい
---部品: 和錆の夢
--大部品: 実績と経験 RD:17 評価値:6
---大部品: 共和国医療団としての経験 RD:2 評価値:1
----部品: 大規模医療チーム編成経験
----部品: 医者の努力、その結果
---大部品: ISS医療班としての活動 RD:2 評価値:1
----部品: 生活ゲームでの実績
----部品: 対テロでの医療経験
---大部品: 疫病との闘い RD:4 評価値:3
----部品: 魔法熱との闘い
----大部品: マンイーターとの闘いと反省 RD:3 評価値:2
-----部品: 和錆の失敗
-----部品: レディの助け
-----部品: マンイーター改との闘い
---大部品: 立国ゲームでの経験 RD:3 評価値:2
----部品: 新たなマンイーターとの戦い
----部品: エクスカリバーさん治療実績
----部品: クローン医療技術とマンイーターの相関関係発見
---大部品: 長年の屋外活動経験 RD:3 評価値:2
----部品: 難民介助経験
----部品: 共和国内戦終了後のローラー作戦
----部品: 荒廃したB世界での衛生管理経験
---大部品: 過去の職業着用経験 RD:3 評価値:2
----大部品: マッドサイエンティスト+整備士だった時期がある RD:3 評価値:2
-----部品: 実際に整備に携わっていた
-----部品: 自家用車の整備もしていた
-----部品: 爆弾の解除をしたことがある
--大部品: 和錆の往診鞄 RD:12 評価値:6
---大部品: 玄霧藩時代のベルト型AED RD:5 評価値:3
----部品: 腰につけられる携帯性
----大部品: AED(自動体外式除細動器) RD:4 評価値:3
-----部品: 除細動機能
-----部品: 簡便な操作性
-----部品: 使用の可否を自動で診断してくれる
-----部品: 注意喚起の音声ガイド
---大部品: 往診鞄の一般的中身 RD:7 評価値:4
----部品: 往診用診察道具
----部品: 点滴キット
----部品: ペンライト
----部品: 医療廃棄物持ち帰り用の箱
----部品: パルスオキシメーター
----部品: 採血器具
----部品: 緊急用内服薬
--大部品: 使用できる医療戦術 RD:39 評価値:9
---大部品: 識別救急(医療技術) RD:6 評価値:4
----大部品: 使用の是非 RD:2 評価値:1
-----部品: 使用のデメリット
-----部品: もたらされる恩恵
----大部品: 実際の内容 RD:2 評価値:1
-----部品: 概要
-----部品: 種別
----大部品: 救急現場での判断基準 RD:2 評価値:1
-----部品: START法
-----部品: トリアージ・タッグ
---大部品: チーム医療 RD:5 評価値:3
----部品: 患者中心の医療の提供
----部品: 他職種との連携
----部品: 情報共有の推進
----部品: 専門性の推進
----部品: 社会的資源の管理
---大部品: 一次救命処置(技術) RD:11 評価値:5
----部品: 目的
----部品: 基本的な考え方
----部品: 正しく行うために
----大部品: 具体的な内容 RD:8 評価値:5
-----部品: 周囲の観察、全身の観察
-----部品: 反応の確認
-----部品: 呼吸の有無
-----部品: 気道確保
-----部品: 胸骨圧迫
-----部品: 人工呼吸
-----部品: AEDの装着判断
-----部品: 回復体位をとらせる
---大部品: 二次救命処置(技術) RD:17 評価値:6
----部品: どんな技術か
----大部品: 技術使用条件 RD:4 評価値:3
-----部品: 医療系の資格を持っている
-----部品: BLS資格を持っている
-----部品: ACLSコース合格
-----部品: 2年に一度の資格更新
----大部品: 実際に行う処置 RD:9 評価値:5
-----部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
-----部品: 高度な気道確保
-----部品: モニター装着
-----部品: 酸素投与
-----部品: 除細動器を使用できる
-----部品: 除細動器を使うメリット
-----部品: ショック適応の可否判断
-----部品: 高品質のCPR
-----部品: 救急救命用の薬剤投与
----大部品: ACLS技術を保持し続けるための努力 RD:3 評価値:2
-----部品: すぐになまる
-----部品: トレーニングサイトに通う
-----部品: フローチャートの持ち歩き
--大部品: 一般医用携行装備 RD:9 評価値:5
---部品: 止血帯
---部品: 救急包帯
---部品: アドレナリン注射キット
---部品: 人工呼吸マスク
---部品: メス(刃物)
---部品: 医療用グローブ
---部品: 白衣
---部品: 縫合セット(医療用)
---部品: 消毒薬一式
--大部品: 和錆専用高度クローニングシステムの開発 RD:17 評価値:6
---大部品: 新型人工多能性幹細胞「金屋子」 RD:4 評価値:3
----部品: 概要
----部品: 腫瘍発生の防止努力
----部品: 新型プラスミドの使用
----部品: 分化の高速化
---大部品: バイオプリンティングシステムの開発 RD:6 評価値:4
----部品: 組織を作るという事
----部品: バイオインク
----部品: バイオペーパー
----大部品: 組織設計システム RD:3 評価値:2
-----部品: 人体撮影システム
-----部品: デザイン補助システム
-----部品: 人体組織データバンク
---大部品: 限界を知る心 RD:3 評価値:2
----部品: 医者は神ではない
----部品: 代替手段の使用
----部品: 脳組織の再現回避
---大部品: 制限 RD:3 評価値:2
----部品: 情報公開の禁止
----部品: 全身クローニングの禁止
----部品: 身体改良の禁止
---部品: リハビリの過酷さ
--大部品: 和錆専用カウンター・ナノマシン「遠雷」 RD:20 評価値:7
---部品: 概要
---大部品: 仕様 RD:5 評価値:3
----大部品: 運用法[A.D.A.A.D] RD:5 評価値:3
-----部品: 承諾
-----部品: 展開
-----部品: 解析
-----部品: 攻撃
-----部品: 自壊撤収
---大部品: 外装 RD:2 評価値:1
----部品: レトロな革アタッシュケース
----部品: 内部外装フレーム
---大部品: 内部装備 RD:6 評価値:4
----部品: 分析制御コンピューター
----大部品: 展開式カウンターナノマシン噴霧機「シェパード」 RD:5 評価値:3
-----部品: 飛行機能
-----部品: バッテリー
-----部品: ネットワーク範囲
-----部品: 噴霧器
-----部品: 噴霧に対する工夫
---大部品: 安全対策 RD:3 評価値:2
----部品: 外装の損傷、盗難に対する対策
----部品: 使用中の問題に対する対策
----部品: 敵ナノマシンが攻略不能であった場合の対策
---大部品: カウンターナノマシン本体 RD:3 評価値:2
----部品: 来歴と進歩の歴史
----部品: 開発で重視したポイント
----部品: 遺伝子治療用ナノマシン
--大部品: カトラス RD:9 評価値:5
---大部品: 特徴 RD:4 評価値:3
----部品: 狭い空間での扱いやすさ
----部品: 頑丈
----部品: 反りがついていることによる扱いやすさ
----部品: 歴史と用途
---大部品: 刃物 RD:2 評価値:1
----部品: 圧力の大きさ
----部品: 引き切ることの利点
---大部品: 刃物の武器としての強さ RD:3 評価値:2
----部品: 概要
----部品: リーチが長くなる有利さ
----部品: 創傷の恐ろしさ
--大部品: ポケット・ピケ RD:11 評価値:5
---部品: 概要
---大部品: 仕様 RD:3 評価値:2
----部品: 通常ピケと変わらぬ操縦しやすさ
----部品: ある程度の地形走破能力
----部品: 本家ゆずりの低燃費
---部品: 搭乗資格
---部品: 偵察能力
---部品: フレーム構造
---大部品: たたんで盾に RD:2 評価値:1
----部品:  折りたたむことによる構造強化
----部品: 変形後の滑らかな盾表面
---部品: 脱出機能
---部品: 出力全開による飛行
--大部品: まず過ぎるポーション(アイテム) RD:7 評価値:4
---部品: 概要
---大部品: 期待できる効果 RD:3 評価値:2
----部品: 治療
----部品: 解毒作用
----部品: 栄養満点
---部品: まがまがしい入れ物
---部品: 実はまずいことが大事
---部品: 大量の注意書きから得られる知識
--大部品: 綺麗な結婚指輪 RD:7 評価値:4
---大部品: 特徴 RD:4 評価値:3
----部品: シンプルさ
----部品: 金
----部品: 飽きの来ないデザイン
----部品: 刻印
---大部品: 指輪を見れば思い出す RD:2 評価値:1
----部品: 結婚している!
----部品: 家族になったこと。
---部品: 所有者への加護を祈る気持ち
--大部品: ヘビイチゴのタルト RD:6 評価値:4
---大部品: ヘビイチゴのジャム RD:3 評価値:2
----部品: 問題点
----部品: おいしくするための工夫
----部品: おいしく煮詰める鍋
---大部品: タルト RD:2 評価値:1
----部品: 気取らないタルト生地を作ろう
----部品: レシピ
---部品: 蛇を呼び出すことができる不思議
--大部品: 月子さんから貰ったかわいいストラップ RD:4 評価値:3
---部品: 由来
---部品: うさぎな理由
---部品: 加護
---部品: 所持場所



*部品定義

**部品: 来歴
玄霧藩で技族として活動していたが、城島月子さんに会って以来多少でも彼女の体調の足しになればと医師をはじめ(実際はならなかった)、気がつけば大規模治療を行うようになり、
内戦被害をローラー作戦で食い止めようとしたりしてすっかり専業医師になっていた。
本人は別に医師をやりたいわけではなかったが、元々知識があったため相性がよく、戦いやすかったというのもあったのだろう。それ以後ISS医療班として活動し続けている。
現在は宰相府で妻となった月子さんと同居し、息子を大事にしようと思っていた矢先に迷宮騒ぎが起きて、A世界に家族を置き去りにしたまま歯を食いしばって医師をしている。
医師活動だけではなく、疫病も阻止しようと足掻いた事があったため、医学者的側面もあり、研究活動も最近は行う。


**部品: 性格
月子さんが好きというのが性格というようなあまり褒められた性格はしていない。
別段自分を善人と思っていないし、実際あまりいい人ではないが、幻滅されないために善人らしい動きをしようと努めてはいる。
唯一の長所は誠実なところ。約束はしたら守ろうと努力するし、受けた仕事は投げずにこなそうとする。
常に「実際に動いて努力する人間」を尊敬し、最も嫌うのは評論家である。

**部品: 座右の銘
「当たり前のことをやるのがすごい。要は実行するかどうか。努力し、モノにし、実践するかどうか」が座右の銘。
平凡な思いつきでも、実行し続けることは力になる。
人間毎日100回腹筋をすれば腹筋が鍛えられるとわかっていてもやる人間は一握りだ。
治療手技も患者さんに実際実行する前に1000回練習すれば滑らかに手が動くようになるとわかっていても実際に実行する人間はめったにいない。
だからやるのだ。やる人間こそが、尊敬に値する。

**部品: エリザベスの教え
なんとか好きな人に好かれる男になりたいとうだうだする和錆にエリザベスから送られた金言。「自由のために戦え。生きればいい旦那だし、死ねば思い出になる」乱暴なようだが、英雄の船の言葉は何か和錆にストンときた。
良い行いをすればいいのだ。結果として死ぬことがあっても、それが好きな人の心に残らなくとも、誰かの思い出にはなる。


**部品: ドラケンの教え
小笠原にエースキラーが現れ、学校が危機に陥った時、和錆の親友であるドラケンが学校に走ろうとする和錆を引き止め、「医師には医師の仕事があるだろう。君の戦場にいくんだ」と言った。
事実、和錆が突っ込んだとしてもろくに戦闘力がない和錆は足手まといにしかならなかったであろう。ドラケンはまかせろと請け合い、そして命がけでその約束を守ってくれた。
この時、和錆はそれぞれがそれぞれの武器で、悲しみと戦う大事さを知った。


**部品: 外見
堀の深い顔をしている。マッドサイエンティストだったころは見た目がどうあがいてもおじいちゃんだった頃もあったが、今は20代の見た目をしている。髪型が変かなと最近思いなおして、少しさっぱりした短い髪型にしている。

**部品: PLACEの由来
ニューワールド上で生活する、他世界の有名NPC(芝村舞さん、速水厚志さんなど)を表現する義体として「ACE」というボディが存在するが、 
ニューワールド上でフィクショノート(所謂プレイヤー)が活動する際に、個人ACEからの派生や通常の派生などから同様のACEボディを手に入れられる機会があった。 
これはPLACEと呼称されており、まったくの素体としてPLACE素体というものもあったが、ACEと同様、通常のプレイヤーアイドレスと比べて全体的に高い能力を持っていた。

**部品: 作り方を知っているのは宰相閣下だけ
PLACEはプレイヤーが作成した義体ではないので、どのように作っているかは宰相閣下しか知らない。
プレイヤーは作成方法に関しては全く把握していないので複製しようもなく、そのため設定国民も真似できない。

**部品: 筋力
PLACE素体は一般人に比べて全体的に筋力は強いと言える。筋肉の使い方を熟知した格闘家や、軍人などのプレイヤーでなくとも、基礎的な筋力をそのまま使うことはできるだろう。
もちろん荷物の持ち運びなどの雑用にも使える。

**部品: 持久力
素体として全体に優れるPLACE素体はある通常の人より長く無酸素運動ができるだろう。
これは格闘戦においては全力で戦える時間が長いことを示し、その分筋力の高さを発揮しやすいと言えるだろう。パンチやキックを連続で出してもしばらくは大丈夫だ。
先頭に限らず肉体労働を積極的にこなすことができるということでもある。

**部品: 体幹
パンチにしろキックにしろ、もし剣を使うにしろ、それぞれの動作には体幹の捻りが使われる。 
例えば素人のテレフォンパンチだとしても、腹回りから肩までの体幹の筋力が優れていれば、 
力強い捻りからのパンチを安定して繰り出すことができる。 
これはもちろん相手のパンチなどの衝撃を受ける際の安定にもつながる攻防一体の要素だ。
また、重たい荷物を持ち上げる時に一番使うのは腰と体幹だ。

**部品: 筋肉を支える骨格
PLACE素体はもちろんその筋力を支えるために骨格の強度も通常より高い。 
これは格闘攻撃時には威力を支えてくれることになるし、防御時には骨格の頑強さがそのまま防御力につながるだろう。

**部品: 肩周りの筋肉
肩の筋肉はあらゆるパンチで使用される。
もちろん相手を締め上げる際にも使うし、逆に腕で防御を固め続けるためにも使用される。
物に捕まったり、荷物を棚に持ち上げたりするときにも使われる。

**部品: 背筋力
筋肉の仕組みを知っていれば自明だが、腕というのは腕の筋肉だけで動かすものではない。一般的には筋肉が動かすのは、一つ先の部位だ。上腕二頭筋で前腕を動かすのだ。つまり背筋は上腕部を動かすのに大いに使用される。 
つまりパンチ力にそのままつながるし、腕全体の安定につながるので防御にも使える。
もちろん荷物を抱えた腕を支え続けるのにも使われる。

**部品: 上腕部の筋肉
上腕の筋肉は前腕部を動かしたり、逆に固定するのに使用される。上腕の筋肉が強いことは、打撃の際に腕をしっかりと固めた状態で力を相手に伝達させることができるし、防御の際にも上腕をしっかりと固定できるため、ガードをつぶされにくくなる。
もちろん前腕を動かしてトンカチを操作する大工仕事にも使う。

**部品: 腰から先の可動性
パンチにもキックにも、脚で生まれた力を伝達するのに大切なのが膝や腰の柔軟性と可動性である。膝がまっすぐに伸びたままであるのと、柔らかく柔軟に動かしながら打つのではまったく発揮される力が異なる。 
PLACEボディの柔軟性と可動域の広さはそのまま白兵戦能力につながっている。
また、下半身の器用さにも直結する。

**部品: 大腿部
大腿は脛部を運動させるのに使うのでもちろんキックにも使われるし、 
体全体を踏ん張らせるのにももちろん活躍する。 
踏ん張りが聞けば強力なパンチがだせるし、もちろん防御したときに衝撃を吸収してくれる粘りにもなる。 
荷物を運ぶ時にも役立つだろう。

**部品: 脛部の働き
脛部の筋肉たちは足を動かしたり、逆にバランスを崩した際に安定を保つために使用される。踏ん張りがきけば力が発揮されやすい。

**部品: 足の機能
足は内部で骨がアーチ構造になっており、体重を支えるために理想的な構造となっている。
足まわりの筋肉はこれらのアーチ構造をより持ち上げたりしてもとに戻る反発力を歩く際の推進力としている。

**部品: 高い静止視力
目および対象物が静止している場合の視力を静止視力と呼ぶ。動体視力とは別々に発達すると考えられているが、PLACEはこの両方が高い。

**部品:  なかなかの動体視力
物体を視線を外さずに持続して識別する能力を動体視力と呼ぶ。動体視力には横方向の動きを識別するDVA動体視力と、前後方向の動きを識別するKVA動体視力があるが、PLACEはこれら両方が普通の人体より優れている。 
動体視力は格闘にも球技にももちろん使用されるし、乗り物の運転とも密接な関係がある。動体視力が高いことはさまざまな面で有利であると言えるだろう。

**部品: 遠近感をつかむ深視力
遠近感や立体感を正しく把握する能力のことを新視力という。普段あまり意識はしないが遠近感を正確に把握できる視力があるということは、乗り物を運転している場合はそのまま車間距離を正確に測ることができるということである。


**部品: 嗅覚
PLACEは嗅覚も通常の人よりやや優れている。 
嗅覚とは受容体を介して周囲の環境のにおいを知る感覚であるが、味覚とちがって遠隔的に受け取る感覚であるため、これが鋭ければ機能のお味噌汁が腐っていないかなどの安全確認がより正確に行える。 
もちろん医薬品の状態確認いや鑑定にも使えるし、ガス漏れのにおいなどにもいち早く気が付けるだろう。

**部品: 聴覚
PLACE素体の聴覚は鋭く、可聴域が広い。ただスーパーヒーローのような超音波を聞き取れたりすることができるほどではないが、通常の人として従前に聴覚を使用できる状態を維持し続けることができる。(聴覚は通常加齢で可聴域が狭まっていく

**部品: 触覚
五感における触覚は皮膚感覚のことを指す。狭義のモノを触ったときに感じる触覚だけではなく、痛覚、温度覚、深部感覚などが含まれる。これらは全身のコントロールの際に感じる体性感覚にもつながるし、手先の器用さなどにもつながる。

**部品: 味覚
味覚は物質の受容に基づく感覚の一つである。往々にしてそれは摂食時であり、対象は食料であり、匂いと共にそれが飲食可能であるかを判断する。PLACEはこれが通常人よりやや鋭い。完璧とはいえないが毒物に気づきやすいと言えるかもしれない。

**部品: 正しい知識を追い求める心
知識に対する勉強、研究には果てがない。
例えば抗菌薬は菌を減らす。なぜか?
菌の増殖を抑えるからである。なぜ抑えられるか?
例えばペニシリンなら細胞壁の合成を阻害するからである。
ではペニシリンが細胞壁の合成を阻害するのはなぜなのか?
普通の人間ではそんなことまで気にならない。医師ですらそこまでは知らなくても仕事に差し支えがない。
それでも知りたい。そんな興味の持ち主がは医学者の豊富な知識を生むのだ。

**部品: 知識の最先端
学者という職業とは実際何なのだろうか。
大学に所属して研究を行っていればみな学者なのであろうか。
一般的な認識ではそうではない。
学者とはいまだ明らかでない謎を、知識として明らかにする職業である。
どれだけその知識に詳しいとしても、誰かが書いた論文を参考にするだけではいけない。
どこか一つでも、人の参考にされるような、最先端を行く知識や調査を行っている者が学者だと言えるのではないだろうか。
医学者とは広い裾野をもつ医学の知識、そのどこかで最先端を行く者たちである。

**部品: 研究を支える基礎知識と倫理観
知識とはお互いが関連しているものである。積み木を積み上げてただ高くしていくように研究を進めることはできない。
豊富な土台となる基礎知識があるからこそ、先端への研究に目鼻がつくのである。
医学者も例外ではなく、解剖学の教授兼医学者は、解剖学的形態の必要性を知るため、生理学にも詳しいのである。
そして、医師として培った倫理観が、非人道的な研究を行わせない。

**部品: フィールドワーク
研究のためにはデータが必要だが、これがまだ十分でない場合はデータを稼ぐしかない。自分の足で。フィールドワークとは研究のテーマに即した現地へ訪れて、対象を直接観察したり、医学者であれば研究対象の疾患の病態や感染経路などの調査、資料採取を行うのである。

**部品: 実験でのトライ&エラー
データや資料が出そろったら、研究を行わなければならない。感染症に対しての治療薬の開発であれば、まず原因菌の分析を進めなければならない。
増殖の条件やメカニズムの確認のためには安全に培養をしなければならないし、それがなされたあとは仮説を立てて、有効な治療手段を試すのだ。
繰り返しデータを得て、着実に進んでいくのが大事である。

**部品: 豊富な知識に基づいた仮説立案能力
研究とはテーマに基づいた実験と結果データ収集の繰り返しであったり、莫大なデータから、法則性を見出すための統計学であったりするのだが、
見当違いな仮説を立てていてもいいデータはとれない。
実験もデータ収集も有意義なものになるよう、きちんとした知識に基づいた仮説の立案能力は医学者に重要である。

**部品: 認定医制度の目的と受験資格
医学者とは、医師である以上人道のために働くものでなければならない。学会認定医制度の目的は、
医師として広い知識と練磨された技能を備えた、優れた臨床医を社会に送り、社会の人々がより良い医学、医療の恩恵を受けられるようにすることと、
医学者の研究を経て社会の福祉に貢献することが最大の目的である。
医学者は医師の中でもさらに優れた理性と、人道に沿った高い倫理観が求められる職業である。
受験資格は以下の通りであり、これをクリアできた者のみが医学者となることができる。
・医師免許証を持っている
・所定の期間、定められた施設で定められた研修を修了している
・認定を求める分野での治療実績と症例報告を20件以上行っている
このように受験資格が厳しく、試験の内容自体もは厳しいものだが、それゆえに医学者の人間性と高い能力が担保されている。


**部品: 認定更新制度
認定医のレベルを保持するため、認定医は認定更新をしなければならない。
認定医は学会の会員を継続して義務を果たさなければならない。
認定後でも、会員としての資格を失えば認定は取り消される。
認定更新は5年ごとに、認定更新の審査を受け、これに合格しなければならない。

これらの厳しい管理のため医学者の能力が保持されているのだ。

**部品: 礼儀作法(医療
医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。


**部品: 医師に求められる外見
第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。


**部品: 正確な診断力・検査力
高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

**部品: ムンテラ力
ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

**部品: 最新医療知識の維持
正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

**部品: 動揺しても態度に出さない。
医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

**部品: 経験と実績から発生する自負心
ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

**部品: 強い自制心
患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

**部品: うなされるほどの練習
治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

**部品: 無駄のない手技
名医の治療は早い。
何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

**部品: 瞬時判断
どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

**部品: 人体への理解
医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

**部品: 基礎医学の心得
人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


**部品: 地域医療の実地実習経験
医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

**部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。

**部品: 一次救命処置能力
医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

**部品: 患者とのコミュニケーション能力
医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

**部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

**部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

**部品: 臨床研修で得た経験
一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

**部品: 6年間の医学生生活
医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。

**部品: 医療関連ルールを遵守する
医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

**部品: 生涯を人道に捧げる誓い
医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

**部品: 患者へ尽力する誓い
医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。

**部品: 公平で公正な治療行う誓い
医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。

**部品: 人命尊重の誓い
医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。


**部品: 医師という職業への誓い
医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

**部品: 概要
クローン技術には技術的にも、倫理的にも様々な問題がある。
クローン技術による全身クローンによる問題点は、単に寿命が短いという問題の他にも以下のようなものがある。
・遺伝子的に外見や能力が優れる物など、人、知類同士の間で優劣の決定基準や差別につながりかねない
・クローニングされた人間、知類によって軍を形成するなど、クローニングされた人間や知類に人権を認めないこととなり、商品化や奴隷化の恐れがある。
これらは問題のごく一部であり、みだりにクローン技術を使用することは非常にリスクが高い。
そのため、国際法国内法ともに厳しい制限がなされている他、宗教的にも倫理的にもクローンの医療分野での使用はごく一部に留めるべきであるという意見が強く、
クローン技術者という職へ就くこと自体に厳しい制限が課されている。
これにより生命科学の発展が遅れるとの批判もあるが、ゆっくりと慎重に歩むことこそが医療にとって肝要である。

**部品: 要求される資格と能力
クローン医療技術者と認定される試験を受験するためには、医師免許証を所持している必要があり、中でも名医と呼ばれるだけの実績が必要である。
具体的には国が定めた施設で、クローン医療技術者と認められるにふさわしい医療技術と倫理観を持っていると認められる治療を30症例以上行い、これを認定されている事と、
所定の期間、指定された医療機関において、クローン医療技術者としての能力と倫理観を涵養するため、定められた研修を終了していることである。



**部品: 人工多能性幹細胞を使用した治療
人の皮膚などの体細胞に極少数の因子を導入して培養することで、様々な組織や臓器の細胞へと分化し、培養することで増殖させることができる細胞のことを、「人工多能性幹細胞」と呼ぶ。
これは例えば失われてしまった神経や血管の一部の欠損を補うように作成した細胞を移植して接続を回復させたりする治療に利用することができる。
また、この人工多能性幹細胞は移植時正しく分化して目的の細胞になっていれば、宿主に免疫拒絶を起こす心配がない画期的な細胞である。


**部品: 難治性疾患の原因解明
難治性の疾患を持つ患者の体細胞から人工多機能幹細胞を作り、疾患の幹部となっている臓器の細胞へと分化させることで、疾患のメカニズムを観察研究することができ、疾患の原因解明に利用できると考えられている。



**部品: 新薬開発の可能性
疾患に対して開発された薬剤がどの程度有効であるかは、基本的には同意を得て、十分に安全を考慮した上で人体で試験を行わなければならなかったが、
患部の細胞を再現することにより、人体にはできない有効性や副作用を評価する試験や、薬剤が持つ毒性の実験を行うことが可能になり、より安全で有効な新薬の開発を行うことができるようなる。

**部品: 初期化因子再活性化の予防努力
人工多能性幹細胞を疾患や怪我によって失われた部位へ、その部位の細胞へと分化させて移植する際に懸念されるのが、腫瘍の形成である。
考えられる原因としては体細胞を人工多能性幹細胞へ初期化する初期化因子は「がん原遺伝子」であったため、この因子の移植後の再活性化によるがん形成と、
因子を導入された細胞自身のゲノムが傷つくことによる腫瘍化の懸念だ。
これらの懸念に対しては日夜努力が行われており、初期化因子に関しては腫瘍形成がほぼ無いと言っていい代替因子を発見している他、
因子の導入にはウイルスをベクターとして利用する方法がとられていたが、プラスミドと呼ばれる細胞の染色体に取り込まれない環状DNAが代替のベクターとして開発され、
これにより初期化因子自身が細胞に取り込まれることなく人工多能性幹細胞を作成可能となった。


**部品: 未分化細胞を残さない努力
細胞移植治療を行う際、腫瘍化を防ぐ努力により、現在では人工多能性幹細胞自体が分化した後元に戻ってしまう危険性はないと言える。
しかし、治療部位に目的の細胞に分化しきれない未分化の細胞が残っている場合、これは前癌状態に近く、良性腫瘍や悪性腫瘍へ転化してしまうことが考えられる。
これは同じ人間から作られた人工多能性幹細胞でも細胞株によって分化能力にばらつきがあることが原因であり、分化能力が高いものを簡単に選別する方法が考案され、その後の実験の結果確実な手段として開発された。
細胞の培養中にもゲノムに傷がつき、腫瘍化することがないように培養中の細胞の異変を検知する手段も開発されている。

**部品: 医学以外との分野との協力
人工多能性幹細胞は神経、心筋、血液など様々な組織や臓器を構成する細胞に分化できるが、これらは実際の臓器の一部であり、立体として臓器を形成することは、実は培養槽中ではかなり困難である。
これに対しては医学の知識だけでは対処することは困難であり、臨んだ形で細胞を形成するためには工学や様々な分野との協力が必要である。
クローン医療技術者は法的、倫理的に許される範囲で他分野の技術を利用し、より良い医療を患者に提供できるよう努力している。

**部品: 禁忌を知る心と、技術の濫用をしない心得
人工多能性幹細胞は利用上身体を構成する細胞であれば、どのような細胞へも分化できる。
しかしそれはどのような病気でも治せるということではない。医師は神ではないのだ。

例えば脳の再現を行ったとしても現在では記憶の形成はもちろん行われず、個人の完全な再生や、再生による寿命の延長は不可能である。
また、もし可能となる可能性があるとしても、それを行うことの是非は言うまでもなく、行うべきではない。
人が、知類が種として正しく世代交代していく重要性を常に胸におき、考え続けることができなければならない。

また、他の難病に対しても、常に細胞移植による再生治療が正解であるとは限らない点をクローン医療技術者は忘れてはならない。
どのような治療法も万能ではない。
どの治療が一番患者の人生の質(QOL)を高めるか、ベストを考えつづけなければならない。


**部品: 成り立ち
ナノマシンは0.1~100nmサイズの機械装置を意味する概念。細菌や細胞よりもひとまわり小さいウイルスサイズの機械~少し大きな微生物サイズの機械装置である。ニューワールドにおいてはカマキリが開発した。
これは開発意図とは裏腹に、共和国を中心に大変な猛威を振るった。
この際医師はこれを疾患として治療に動いたが、
猫野和錆、玄霧藩の医師によるこの努力はむしろナノマシンの勢いを増すこととなってしまった。
この大変な猛威がもし再びあった場合、世界は危機にさらされる。
これに対抗するため、帝国秘書官長がアンチナノマシンの開発などを行った。これがナノマシン研究者のはじまりである。


**部品: 厳格な審査
そもそもナノマシン研究者は公式に発表されている資格ではない。
ナノマシンはその危険性の高さから全国で研究と開発が禁止されている。
帝国防疫研究所において、その職員のごく一部が指定されてナノマシン暴走から人々を守るためと、ごく限定された医療研究を行っているのみである。
元々帝国防疫研究所には医学者の中でも特に有能である者のみが所属することができる。
その上でナノマシンは機械である以上工学知識に通じる研究者でなければならない。
この適正の時点で人員は相当に限定されるが、ナノマシン研究者としての人員の選定にはその危険性と軍事的観点から
厳しい能力、倫理観の審査が行われ、宰相閣下による認可が必要である。

**部品: 現在までの成果
akiharu国にて開発されたナノマシンに対して、帝国では対抗措置がなされた、秘書官長によるアンチナノマシンの開発である。検出装置による情報収集を行い、適切なタイミングで使用されたアンチナノマシンは政治問題を引き起こさず、ナノマシンによって起きた遺伝子損傷を回復させ、最終的には自壊するように設定されており、ナノマシンの危機から多数の人命を救った。

**部品: 遺伝子疾患の治療
クローン技術者の研究により、疾患の原因が遺伝子の損傷が原因で起こることが判明している場合、ナノマシンであれば遺伝子の修復を行うことにより疾患の治療が可能である。


**部品: 悪性腫瘍の治療
悪性新生物、いわゆるがんにたいして、ナノマシンを使用すれば「がん化した細胞」だけを狙い撃ちにして倒すことも可能であるし、薬剤を狙った部位へ誘導することも可能である。

**部品: 体内の常時検査
血液中に常駐し、さまざまな疾患にかかわらるデータを収集して発信するナノマシンを作成した場合、宿主の患者の状態を常に診断し、異常を早期に発見することができる。

**部品: 対敵性ナノマシン防護
人や環境にとって脅威となる敵性のナノマシンが発生した場合、すでに先にこちらの医療用ナノマシンがいた場合は対抗できる可能性がある。
ただ、ナノマシンは過去治療を施そうとした結果自己進化と増殖を行いより強い脅威となってしまったことがあり、
これにお互いが対抗することは医療用ナノマシンの暴走を招く可能性がある。
このため一撃で問題を解決するため、医療用ナノマシンはつぶさに敵ナノマシンのデーター収集を行わせ、攻撃される場合は自壊して情報を与えないようにする。
収集したデータを用いて、その敵性ナノマシンに対するアンチナノマシンを構築し、確実に治療を行うことがやりやすくなるはずである。

**部品: 故障による暴走
体内で医療のために動作しているナノマシンが、なんらかの原因により故障を起こした場合、単に動作停止する場合は問題がないが、例えばがん治療を行っているナノマシンが健常な細胞をがん細胞と誤認するようになってしまった場合は、人に侵襲を与える存在となってしまう。

**部品: 無限増殖問題
ナノマシンとは極小の機械である。そのため治療に十分な数のナノマシンを調達しようとした場合、全て自前で生産するとコストがかなりかかってしまうことが予想される。
これらの問題を解決するために、体内で利用できる成分を利用してある程度まで自己複製するようにした場合、コストは大幅に安くなる。
しかし、万が一この自己複製機構が暴走した場合、人間は全てナノマシンの材料とされてしまい、その後幾何学数的に増え続けるナノマシンがあらゆるものを分解して世界がナノマシンの塊となってしまうという懸念が存在する。


**部品: 遺伝子改造、遺伝子改良が出来てしまう
遺伝子疾患への治療が可能であるということは、同時に遺伝子に対して選択的な変化を施したり、望むように生物を遺伝子面でリデザインできるようになってしまうことと合わせ鏡である。
神経の強化や審美的要求の達成などは、理論的に可能である。
しかしそれは行き過ぎれば人間が人の形質を失うことを示している。

**部品: 死を遠ざけることの危険性
ニューワールドにおいては、生と死は一つの輪を形成していると考えられる。
人類がナノマシンにより病を完全に遠ざけ、遺伝子改良により不老の存在となった場合、本来死んで魂となり、また新たな生命として循環するはずの機能が失われることを示しており、
魂が正常に巡らないということは世界の終わりを呼び寄せると星見の見解が出ている。

**部品: 故障に対する対策
体内で故障し、人を攻撃するようになってしまうナノマシンに対しては、エラーで異常をきたしたナノマシンを駆除する、ナノマシンに対する免疫をナノマシン投与時に同時に投与しておく。
ナノマシンの破壊は、人体に対する侵襲がなく、ナノマシンを構成する物質のみを分解する化学物質による直接攻撃、いわゆるナチュラルキラー細胞のような働きをするものである。
また、ナノマシン自体に対して、正しく動作しなくなった場合に特有の人体に無害な化学物質を放出するようにしておき、これをマーカーに免疫ナノマシンが集結、動作するようにする。

**部品: エラーによる増殖対策
人の体内にある物質を利用して自己複製するナノマシンが暴走した場合の対策。
これに関しては天然のナノマシンである細菌が同様の現象を起こさないことから、現実的な懸念ではないという見方が大勢を占めているが、
万が一暴走を起こした場合には無限に増殖を続けられないよう、ナノマシンの材料は人間の体内の物質だけではなく、材料となる(もちろん人間にとって無害な)他の物質を必要な量だけ同時に投与しておくようにし、
その物質がなくなった際には増殖が不可能となるため、暴走を止められる。
また、医療用ナノマシンは動作を完了し、役割を果たした後は自壊し、機能を停止するように予め設定しておく。
これは体内で疾患を感知するナノマシンに関しても同様で、一定期間ですべて動作停止し、定期的な摂取が必要であるようにする。



**部品: 遺伝子改良対策
遺伝子の改良による自己改造は、これを帝国防疫研究所において厳しく禁じる。
ナノマシン技術者が独自に勝手な研究を行わないよう、
研究資料は常にオフラインでのみ管理され、
帝国防疫研究所外へデータ媒体、紙媒体問わずあらゆる物品の持ち出しを禁止する。
研究はナノマシン研究者同士と上位組織である宰相閣下で相互監視状態とし、定期報告を行う必要がある。

**部品: 代替医療手段としての使用禁止
ナノマシン技術者は本来医師が解決できなかったナノマシン問題を起点としてはじまった職業である。
ナノマシン自体がかなり汎用性の高い存在であるため、医療のみならず様々なものの代替となりうるが、
これを全面的に禁止する。
ナノマシンを使用するのは原則
・敵性ナノマシンに対する対策として(敵のナノマシン攻撃の可能性が極高いことが予想される場合、予防も含む)
・医師および通常の医療では解決できない疾患に対して、防疫研究所が帝国の正義ありと認め、認可した場合
の2点である。


**部品: 目線を同じにする
犬から見れば人間は大きい。かがみ込んで、目線を同じにするだけでも犬が感じる圧迫感は大分少なくなり、近寄りやすくなる。

**部品: わんこ好き
犬のことが好きでなければ、触れ合うことにも、何事にも消極的になってしまう。好きだからこそ、手間や苦労を惜しまず犬と接することができるし、犬もそれを感じ取る。

**部品: 優しい態度と表情、声
犬は人間の声に敏感である。優しく接し、柔らかい表情で接することは犬を安心させる。犬は飼い主の笑顔が好きだし、逆に不機嫌であることには敏感だ。
普段から落ち着いて、突然驚くようなことをせずに穏やかに接することが重要だ。


**部品: よく観察され、匂いをかいでもらう
初対面の犬は相手が危険でないか、慎重に観察する。
座り込んで目線を長くあわせないようにし、思う存分匂いをかいでもらって、確認してもらう。
この人危なくないんだな。と納得してもらうことが重要である。

**部品: ごはんあげを担当する
わんこも生き物である以上食べねば生きていけない。これに関してはわんこもにゃんこもだが、ごはんをあげる担当になることは、わんこからの信頼を勝ち取る非常に大きいアドバンテージになる。
いわゆる餌付けである。おやつとかもあげるといいかもしれない。健康を害さない範囲でネ!

**部品: 散歩担当になる
わんこは散歩が大好きである。
表に出て、新鮮な空気をかぎ、色々観察して安心し、よく歩いて運動する。散歩は面倒だが、わんこは好きなのでこれを担当する人を当然好きになる。
早く仲良くなりたければ散歩に行くのです。

**部品: だっこはお尻を抱えるようにする
だっこするときにはわんこは不安定な姿勢は嫌なものである。
きちんとお尻をもって、抱えるように抱いてあげ、目線をあわせよう。

**部品: 和錆はわんこの匂いが好き
犬はにゃんこと違い定期的にお風呂にいれてあげないと臭う。
しかし和錆はこのちょっと香ばしい匂いが好きである。
肉球のポップコーン臭とかたまらないものがある。
わんこと打ち解けたらよく撫で、優しく抱き、キスをしながら臭いを吸おう。
この和錆の距離の近さがわんこと仲良くなる速度アップに貢献しているのかもしれない。

**部品: たくさん遊ぼう
わんこは遊ぶのももちろん好きである。
ボールを廊下で投げてとってきてもらったり(ほめる)
噛みごたえのある綱のおもちゃをひっぱりっこしたり、わんこの喜ぶツボを和錆はわきまえている。
たくさん遊んであげつつも、終わり際、始め方は飼い主が管理するようにしないといけないぞ。

**部品: 世界が輝いて見える
実際和錆は月子さんに恋をしてから、ニューワールドの見え方が変わった。月子さんが住むニューワールドは和錆にとって鮮やかで、和錆はより積極的にニューワールドに関わるようになった。

**部品: お互いの努力があれば、越えられない相性はない
和錆は月子さんが好きである。しかしお世辞にも恋愛経験があるとも言えない和錆は察しもよくなければ本人は別にいい男でもない、
月子さんとの相性も特別にいいわけではない。しかし好きな気持ちだけは本物である。和錆の、そして何より月子さんの努力により何度もぶつかりながら相互理解を深めた。
お互いにあきらめない限り、克服できない相性はない。

**部品: 好きな所を思い浮かべるだけで元気になる
和錆は初めどこからそんなに月子さんを好きになってしまったのだろう。
今となっては思い出せない。恋は落ちるもの。
今となっては好きな所が増えすぎた。
優しいところ。思いやりがあるところ。好きな人のために、本当にためになることをよく考えて行動するところ。
拗ねても相手ではなくて自分が悪いと思い込んじゃうところも、ちょっと思いつめやすいところも、意外とやきもち焼きなところも大好きだ。
彼女の笑顔が大好きだ。かわいいねと言って、嬉しそうにしてくれると彼女は輝いて見える。
優しそうなふと眉が好きだ。長くて綺麗な髪が好きだ。綺麗ですらっとしたスタイルも好きだ。
要するに全部好きなのだ。全部だ。
そんなに好きな月子さんのことを思い出すだけで、なぜ頑張らねばならないか思い出せる。
そんなに好きな月子さんが和錆のことを好いてくれていることを思い出せば、全力でニューワールドで戦える。

**部品: 医者は目指す甲斐のある仕事
共和国の内戦後、医師達の働きにより多くの人命が救われることを経験した月子さんは、和錆とのデート中に医師がすごいと思ったこと、医療職を目指してみたいと。
これに和錆は大きい衝撃を覚えた。
月子さんという人は、一切自分を捨てて、光太郎君のために頑張り続けてきたのだ。それは彼女の言う通り「自分のやりたいこと」であったのだが、
月子さんが見たかもしれない、医師という職業への夢を、壊してはならない。医師は、目指し甲斐のある仕事なのだ。月子さんの中ではそうであってほしい。
月子さんが医療職に幻滅しないように、和錆は勝手に必死に働く。

**部品: 月子さんに救われた
和錆は自分の能力不足で月子さんをひどい目にあわせたことがある。本当にひどい経験をさせてしまったのだ。
和錆は無限に「あの時ああしていれば」と考え、自分にあの能力があれば、自分の腕前がエース級だったらとどんどん落ちこんでいった。
様々な人の救いの手を邪険に跳ね除けもした。自分は一生許されてはならない。そう思い込んでいた。
しかし月子さんは何というのではなく、ただ落ち込む和錆に気が付き、そして慰めた。「今なら分る。彼女は貴方の心配をしていたのだ。ずっと」
事件から一度も流れていなかった涙が溢れた。和錆は月子さんを抱きしめて情けなく泣いた。
一生治ることがないと思っていた心の傷は、癒されていた。
それは和錆にとって間違えなく奇跡だった。和錆は生涯をかけて、月子さんを大事にするために、幸せになってくれるように過ごそうと誓った。

**部品: 接するべきは目の前にいる相手
和錆は月子さんと初めて会い始めて以来、事前に得ていた情報や自分の主観を相手に話していた。
結果当然相手のためになることはなかなかできないし、見当違いのことを繰り返した。
チキンキングというやつである。月子さんは独立した一人の人なのだ。
当たり前のことだが、和錆はそれがわかっていなかったのだ。
相手が何に怒って喜ぶのか、相手をよく見る。それを教えてくれたのは香川と鋸山Aだった。
何事も痛い目をみないと学習できなかった和錆は、おかげで初めの一歩をやっと、踏むことができたのだった

**部品: 態度だけでは伝わらないこともある
相手の態度から接し方を考える、それは大事なことだ。言葉がコミュニケーションで担う部分は少ない。
しかしながら、相手が落ち込んでいて、こちらがその心配をしていても、態度だけでは伝わらない時は、もちろんある。
いつでもツーカーとはいかないし、いくら相手が大好きでもお互い違うところはある。
そんな時はまず、自分がどうしたいと思っているのか…仲良くしたいこと、悲しい気持ちでいてほしくないこと、また自分の行動で悲しい思いにさせないように、話してほしいとお願いしなければならない時はある。
そうではないカップルも、もちろんいるだろう。だが和錆と月子さんに関してはそうなのだ、そう和錆は思って行動することにしている。

**部品: 好きな人に良く見られたい
好きな人に良く見られたい。そのままである。月子さんに、いいひとだと思ってほしい。旦那でよかったと思ってほしい。
要するに好きな女の子の前で張り切る小学生である。
「ふさわしくなくても俺のものにする。まずはそれでいい。大事なのは結果なのだ。」

**部品: 和錆の夢
結婚の時、月子さんは「おばあちゃんになるまで」と言った。
和錆の夢は、月子さんが最期の時まで、寂しい思いをしないことだ。
和錆じじいが長生きして月子さんとずっと一緒にいて後にくたばるんでもいい。そうできなくても、息子が、彰月がいてくれれば。
家族を大事にすると思う事ではなく、家族を本当の意味で生涯、自分の手の届く限り大事にすること。それば今の夢である。
この夢のためなら迷宮にも潜るし、全体が勝つためなら命もかける。全体が勝てねばまた会えないからだ。

**部品: 大規模医療チーム編成経験
ニューワールド共和国内戦の際、戦後治安維持がなされた後、莫大な被害者を少しでも減らすため、共和国で国境を越えた大規模医療部隊が編成された。
和錆はこの際リーダーを務め、全国を周回した。

**部品: 医者の努力、その結果
共和国医師団の尽力の結果、一見不可能に見えた治療作戦だったが、高いチームワークと高いレベルの搬送作戦によって死傷者の治療を迅速に行うことが出来た。
人々はこの医療関係者の努力を見て、考えを改め、皇帝は賛美して支援を約束する一方、この作戦に参加できない程度の医療技術しかないことを率直に認めて残念がった。

**部品: 生活ゲームでの実績
生活ゲームでは戦闘の結果やトラブルにより、けがを負ったり、命の危険にさらされるプレイヤーやACEが多数存在していた。和錆はこれの治療に積極的に参加し、出動してけが人の治療に尽力した。
多いときは一日3回出動し、戦闘によって重症を負ったエースを助け、また同時にアイテムの移植を行ったこともある。

**部品: 対テロでの医療経験
アイドレスでは戦争による被害だけではなくテロによる小規模で散発的な被害が相次いでいた。これに関しては国では医療部隊のみの編制をしていることが多くなく、即応できなかったため、
ISSの医療班として和錆をはじめてさまざまなプレイヤーやACEが治療のために尽力し、被害を軽減した。

**部品: 魔法熱との闘い
ニューワールドで共和国を中心に猛威を振るった魔法熱に対して、和錆は対策に奔走した。
医者の敵は怪我だけではもちろんないのだ。
魔法熱はその名の通り現代医学の通用しない疾患であり、和錆は大いに苦戦したが、魔法に詳しいプレイヤーやACEの協力により原因の特定を行った。
この際和錆は自分の能力の範囲の狭さと、様々な能力を持つ人医師やACEと協力する大事さを知った。

**部品: 和錆の失敗
医者は神ではない。当たり前のことなのだが、和錆はマンイーターと戦う当時、これを理解していなかった。神のような気分だったわけではもちろんない。
本人は幅広く魔法にも詳しいACEなどにも協力を要請し、自分の手での解決にこだわらないようにしようと心がけていたのだが、逆を言えば医療関係者だけの領分だと思っていたのだ。
現代の医療知識での感染症対策に和錆がこだわった結果マンイーターは進化し、各国に甚大な被害をもたらすこととなった。
これを救ったのは一人の偉大なカマキリ、レディであり、生命の力であった。和錆は自身の失敗を忘れない。

**部品: レディの助け
akiharu国国民カマキリ、レディの最期の言葉。「いいえ。共和国も、その理念も、魂も、矜持も。大統領も、何も死なないわ」「私はそう、共に和して自由の旗に栄光を与えるだけよ」
レディは誰もかれもを助けるため、、自らの体内で無性生殖して産卵し、病原体と共に孵化させ、それを体内で何度も続けて世代を重ねついには病原体を無毒化、共生させた。
レディは最後まで持たなかったが、その後大統領が持ち込んだレディの遺体により、マンイーター特効薬が開発され、雨として散布された。
和錆は防疫研究所の外でその恵みに預かった。

**部品: マンイーター改との闘い
その後、敵はさらにマンイーター改をミサイルに乗せて藩国にばらまくという暴挙に出た。
これに対して和錆はプレイヤー医師団と月子と協力し、ミサイル撃墜により広がったマンイーター改を自己進化の間もなく治療に成功した。
毒ガスは無力化された。和錆は悔しかった昔を思いだした。 今度は前とは違うと思った。

**部品: 新たなマンイーターとの戦い
無名騎士藩領地内で散布された敵性のマンイーターに対して、和錆は一対一で対応した。
マンイーターは自己進化によりどんどん厄介になる特性がある以上、一度で仕留めるべく、単独で根気よく根絶を行った。

**部品: エクスカリバーさん治療実績
立国ゲーム中に大きい怪我を負ったエクスカリバーさんの治療を、高度なクローン医療技術で治療した。治療には時間がかかったが予後は良好であった。
B世界における高度な技術を使用した医療で初の試みであり、この段階までの技術を和錆が使用する範囲では、大きい問題が発生しないことがわかった。

**部品: クローン医療技術とマンイーターの相関関係発見
エクスカリバーさんの治療中、再生しようとする部位に対して体内のマンイーターが遺伝子を書き換えるなどの事件が起きた。
事前に対策を打っていたことにより治療は達成できたが、マンイーター抗体を持つ人物への治療に関して、新たに注意を払うべきであることがわかったことは大きい。

**部品: 難民介助経験
ISS医療班として長年働いていた。傷病者救助のため現場に向かうが、対処先が難民キャンプであることも多くあった。

**部品: 共和国内戦終了後のローラー作戦
共和国の内戦ででた被害を解決するため、和錆は医師団を率いて全国を回ったことがある。この際も生活は自炊であったろうし、医療者として難民の生活の介助も行っていた。

**部品: 荒廃したB世界での衛生管理経験
迷宮へのアタックが終わり、キャスリングされたニューワールド、つまりB世界に移動してしまった時、荒れ果てている世界の中で難民の衛生管理や炊き出しの手伝いを行ったことがある。まずすぎるポーションが大活躍した。

**部品: 実際に整備に携わっていた
和錆はマッドサイエンティストを着用していた頃、玄霧藩で整備作業によく参加していた。さまざまな修理や整備をこなしてきた経験がある。

**部品: 自家用車の整備もしていた
和錆は過去いわくつきの車を自分で整備したことがある。ちなみに理由は安かったからであるが、元々かなり改造された車であったため、ピーキーさは残ってしまった。

**部品: 爆弾の解除をしたことがある
輸送機にテロで仕掛けられた爆弾を、マッドサイエンティストの整備能力で分解して解除したことがある。その後敵に襲われることにはなったが、爆弾の解除自体には問題なく成功している

**部品: 腰につけられる携帯性
AEDは普通施設に設置されるものだが、玄霧藩でマッドサイエンティスト兼医師が開発したベルト型AEDは腰に装着して持ちあるくことができる。かなり重いので和錆は普段往診鞄の内ポケットに吊り下げてある。
緊急時に身に着けたまま移動できる有用性は言うまでもない。AEDはいつも近くにあるとは限らないのだから。


**部品: 除細動機能
AEDというと止まった心臓を動かすというイメージが強いが、実際はやや異なる。
除細動の名前の通り、心筋がバラバラに興奮して正しく心臓が拍動していないのを、一度電気ショックでリセットをかけ、正しいリズムでの拍動を再開させるのだ。これが除細動機能である。

**部品: 簡便な操作性
AEDは玄霧藩性のAEDベルトも含めて、フタを開くだけで電源が入る。
各部にイラストで次に何をすべきか説明書きがかかれており、医療人以外でもパニックにならずに使用することができる。

**部品: 使用の可否を自動で診断してくれる
一般人から見た場合、その人へAEDを使用すべきかは判断が難しい。
そもそも人が倒れている状態はパニックに陥りやすい。
しかしAEDには除細動パッドを貼り付けると、自動で心電図を測定し、除細動が必要かを診断してくれる機能がある。
これにより危険な医療過誤を未然に防ぐことができる。

**部品: 注意喚起の音声ガイド
AEDは操作が簡便なだけでなく、音声ガイドによるアナウンスもされる。
これは操作方法を伝えてくれるだけでなく、除細動時の感電を避けるためへ周囲への注意喚起を行う役割も兼ねている。

**部品: 往診用診察道具
専門科によって往診道具は違うが、一般的には聴診器、体温計、パルスオキシメーター、血圧計などである。カルテ用紙と筆記用具を持ち歩く医師もいる。

**部品: 点滴キット
点滴を行うための用具一式を指す。
具体的内容は「消毒用アルコール綿(使い捨て)、駆血帯と翼状針とクランプ、補液パックで構成される補液セット、パックを適当な場所につるすためのS字フック」である。これに使用したい薬剤を加えて行うのが薬剤の点滴静注である。
使用する薬剤はもちろん治療によって異なる。
使い方を誤ると危険であるため、医療従事者で、認可を受けたもののが使用できる。

**部品: ペンライト
なんの変哲もないペンライト。診療所と違い往診先では十分な光量や光の入射角が選べるとは限らない。これ一本あるだけで口腔内の様子をよく見ることができるし、もちろんほかの傷病部の確認に使うこともできる。

**部品: 医療廃棄物持ち帰り用の箱
簡便な組み立て式の医療廃棄物を持ち帰ってきちんとしかるべき処理するための箱。普段はたためるので携行に便利である。
使用済みの注射針や、血液のついたガーゼなどをビニール袋などに密閉した後本品に収納して持ち帰る。

**部品: パルスオキシメーター
指に装着するタイプで、動脈血酸素飽和度(SPO2)を測定するための器具。患者の呼吸状態を確認するために使用する。一般的に通常通りの呼吸ができていれば98%が平均であり、95%を下回る場合は何らかの異常が考えられる。

**部品: 採血器具
血液検査を行うために採血を行うための器具全般を指す。駆血帯、テープ、アルコール綿、絆創膏、採血キットのセットで、詳しい検査が必要な場合に使用し、設備のある病院に持ち帰って検査を行う時に使用する。

**部品: 緊急用内服薬
往診中の狭心症発作等に対応するために、医師は自分の専門に応じた緊急用の薬剤を少量携行することがある。狭心症に対してはニトログリセリン製剤の舌下投与などを行う。

**部品: 使用のデメリット
トリアージ法は負傷者を全員助けることを目標とした技術ではない。
災害時などで医師の絶対数が負傷者に対して絶対的に不足しているときにのみ使用するべきであり、
みだりに使用することは助けられるべき人を見捨てることにもつながる。
このデメリットを把握していることはトリアージ法を使用する際に最も重要である。

**部品: もたらされる恩恵
一方、トリアージ法は適切な状況で使用されれば、助けられる人を、足りない医師を最大限に活用して助けることができ、「可能な限りの最大数」に近い人を救うことができる。
医者は神ではない以上、現代においては使うべき状況では使われるべき方法論である。

**部品: 概要
患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行う方法論である。主に救急事故現場や災害現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定に用いられる。

**部品: 種別
識別救急には様々な階層がある。
まず災害医療現場において行われる
「救急搬送トリアージ」これは現場において救命の順序を決めるために、決まった基準に従って医療従事者は動く。
現場においては迅速に判断するため、直接治療に関与しない専任の医療従事者が行う。

他に避難所、院内でのトリアージがあり、
前者は災害時に利用者に優先順位をつけるもので、高齢者、障害者、自宅を失った人を優先して受け入れるようにするという概念である。
後者は二次トリアージと呼ばれ、トリアージナースなどの専任医療従事者が素早く判断を行い効率的に治療を行うために指示を行うものである。

**部品: START法
救助者に対して傷病者の数が多い場合に使用する。基礎となっているのは救命処置におけるプライマリー・サーベイ(一次救命処置)で用いられるABCDEアプローチに基づいたもの。
具体的には以下のような判断基準から患者を色分けして識別する。
・自分で歩けるか?
・呼吸はあるか?
・呼吸数は?
・循環状態はどうか?(ここでの循環とは心臓の鼓動を含めた血液循環のこと)
・意識レベルはどうか?

**部品: トリアージ・タッグ
START法によって識別された患者の判定結果をわかりやす色で表したタッグ。

白=無傷 緑=待機 黒=死亡 赤=緊急治療 黄=順緊急治療

黒(black tag) - カテゴリー0(無呼吸群)
死亡、または生命徴候がなく、直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能なもの。
赤(red tag) - カテゴリーI(最優先治療群)
生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。
黄(yellow tag) - カテゴリーII(待機的治療群)
赤ほどではないが、早期に処置をすべきもの。基本的にバイタルサインが安定しているもの。
一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの。
緑(green tag) - カテゴリーIII(保留群)
歩行可能で、今すぐの処置や搬送の必要ないもの。完全に治療が不要なものも含む。
搬送・救命処置の優先順位はI → II → IIIとなり、0は最後に救護所へ搬出される。

**部品: 患者中心の医療の提供
チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。

**部品: 他職種との連携
医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。

**部品: 情報共有の推進
常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。


**部品: 専門性の推進
それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。

**部品: 社会的資源の管理
患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。


**部品: 目的
一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。
専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。

**部品: 基本的な考え方
一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。
 A air way(エアウェイ) 気道確保
 B breathing(ブリーシング) 人工呼吸
 C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持
これらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。

**部品: 正しく行うために
一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。

**部品: 周囲の観察、全身の観察
傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。
周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、
これから行う応急処置につながる。

**部品: 反応の確認
大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。
反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。
協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。

**部品: 呼吸の有無
傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。
胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。
普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。

**部品: 気道確保
傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。
一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上)
この際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。

**部品: 胸骨圧迫
心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。
以下のような手順で行う。
・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。
・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、
その上にもう一方の手をかさねる。
・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。
目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。
・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。
・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回

**部品: 人工呼吸
気道を確保した上で行う。
傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。
逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。
一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。
2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。

注意点として以下がある
・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。
・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。


**部品: AEDの装着判断
救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。

**部品: 回復体位をとらせる
いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。
回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。
姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。

**部品: どんな技術か
二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。

**部品: 医療系の資格を持っている
二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない


**部品: BLS資格を持っている
二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。

**部品: ACLSコース合格
BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。

**部品: 2年に一度の資格更新
ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。

**部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。

**部品: 高度な気道確保
ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。
具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。
アナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。

**部品: モニター装着
ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。
これにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。

**部品: 酸素投与
モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。
必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。

**部品: 除細動器を使用できる
ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。

**部品: 除細動器を使うメリット
AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。

**部品: ショック適応の可否判断
モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。

**部品: 高品質のCPR
CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。
基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、
ACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。
具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。
・1分に100回以上のリズムが正確に守られている
・圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている
・圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない
・高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。
・医療的判断から、過換気が避けられている。

**部品: 救急救命用の薬剤投与
ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。

**部品: すぐになまる
ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。


**部品: トレーニングサイトに通う
トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。
人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。

**部品: フローチャートの持ち歩き
実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。
こうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。

**部品: 止血帯
出血に対する対処は救急で最も重要な要素の一つである。止血帯は主に四肢の重大な出血への応急処置に用いられるバンドを指す。ゴム式や空気圧式の他、緊急用で強力なベルトと締め上げバーを併用するものもある。

**部品: 救急包帯
傷や出血などの箇所に、包帯での圧迫によって出血を止めたり、吸水性の高い綿で血や膿などを吸収させたり、あるいは清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。
救急用のものは滅菌パックに梱包された状態で使用しやすいように畳まれて収納されている。

**部品: アドレナリン注射キット
危急時の昇圧や、アナフィラキシーショックなどで血圧が急激に低下した場合にはアドレナリンが使用される。
緊急時にパニックにならず使用できるようワンタッチで筋肉注射できるようなキットも存在している。劇薬でもあるため、医師と認められている者か、使用講習を受けている者のみ所持できる。

**部品: 人工呼吸マスク
人工呼吸を行うためのマスク。医療者と患者相互の感染予防を目的として用いられる。空気弁とフィルムのみの簡易な物の他、医療者を介さず人工呼吸を可能とするバッグバルブマスクもある。医療者用。

**部品: メス(刃物)
医師が治療に用いる鋭利な刃物。ランセットとも呼ばれる。現在では感染予防の観点から一般的な金属製もの他に、プラスチックの柄に替刃あらかじめ装着してあり、滅菌パックから取り出して使い捨てにするディスポーザブル式も良く用いられる。
替刃には様々な種類があり、使用される部位や組織によって使い分けられる。

**部品: 医療用グローブ
医療用のグローブ。主にラテックスグローブなどの極薄のゴム手袋を指す。術者と患者双方の感染予防のために用いられる。天然ゴムアレルギーのある医師向けも含めて様々な素材のものが存在するが、総じて手によくなじみ、器具の操作を邪魔しないものが多い。

**部品: 白衣
主に医療従事者が用いる服の上から羽織る外衣。その名の通り一般的には白であり、汚染部を発見しやすく、清潔を保ちやすい。
コート型が一般的。

**部品: 縫合セット(医療用)
医療従事者が使用する、主に傷口を縫い合わせるために使用される道具一式。
持針器、ピンセット、はさみで構成される。滅菌済みの清拭用ガーゼや消毒用綿球、各種縫合針と糸を併せて携帯する事が多い。

**部品: 消毒薬一式
ドラッグストアなどでも入手可能な消毒薬や湿布、外用薬一式。携帯しやすいよう袋にまとめられている。中身が見やすいように透明な袋に入れ、暗所でも一目でわかるよう用途をパッケージに書き足す工夫をしている医療者もいる。

**部品: 概要
新型多能性幹細胞「金屋子」は、従来のクローン技術者が用いる人工多能性細胞を改良したものである。改良内容については、狙った体細胞組織に分化すること、細胞の集合による組織化を可能とすることを目的としている。

**部品: 腫瘍発生の防止努力
体細胞を分化させ、組織として再生させる以上、未分化細胞が残っていては腫瘍発生の可能性が発生してしまう。新型多能性幹細胞「金屋子」は狙った組織に文化しやすいよう地道な臨床データから改良が施されていて、
かつ細胞株を複数用意した上で分化能が高いものだけを選別して行うため腫瘍の発生をほぼゼロにまで防ぐことができる。

**部品: 新型プラスミドの使用
多能性幹細胞は治療中に細胞が初期化を起こしてしまう初期化因子の再活性化問題がつねについてまわる。これを回避するためにベクターとして使用されているのはウイルスであったり、環状DNAプラスミドだが、新型多能性幹細胞「金屋子」には最新のプラスミドが使用されており、ほぼ細胞の再初期化をゼロに抑えている。

**部品: 分化の高速化
新型多能性幹細胞「金屋子」は従来の多能性幹細胞に比べ、分化速度が早くなるよう改良されている。これは一種の遺伝子改良を体細胞に行っていることになるが、移植後、分化や増殖は通常の速度になるように設定されている。

**部品: 組織を作るという事
組織を細胞の力だけで構成することは、現実的ではない。それはもし可能になったとしても過度の遺伝子操作にあたる。新型多能性幹細胞といえどそれは同じである。
これを組織として構成するためには、3Dプリント技術を用いることが最も現実的であると考えた和錆は、宰相閣下から技術提供を受け、バイオプリンティングシステムを作成した。

**部品: バイオインク
バイオインクとは、生体細胞を懸濁させた、プリント可能なゲル。この特殊なゲルを細胞同士の接着剤、クッションとして使用する。これに幹細胞をプリントしていくことで、組織の形を構成し維持するのである。

**部品: バイオペーパー
バイオインクを形成したもの。あらかじめ望ましい形に形成しておくことによって、臓器や組織を形成することを補助することを目的としている。

**部品: 人体撮影システム
人体撮影システムというと目新しいように感じるが、要するに細密なCTである。CTスキャンを行うことによって立体把握を行う。

**部品: デザイン補助システム
CTスキャンによる立体画像はグレースケールデータとしかならないため、コンピューターの支援を受けて、
和錆が組織を同定し、指定する。そしてそこからつながる(この後再生させる)欠損部位のデザインを行う。コンピューターがデータバンクからふさわしいデザインをある程度まで出力し、和錆がこれをチューニングして欠損部位を、血管神経の走行に至るまでデザインするのだ。

**部品: 人体組織データバンク
和錆が今まで治療した患者のデータに加え、宰相府から提供された人体組織の構成データを蓄積しているデータバンク。デザインの出力の元として使用される。

**部品: 医者は神ではない
文字通り、医者は神ではない。なんでもはできないのだ。当然ながら。和錆はこの原則を旨に、組織再生においてすべてをクローニングで再現することをあきらめている。

**部品: 代替手段の使用
微に入り細に入り、現状では再生不可能な組織ももちろんある。和錆はこの模倣しきれない微細な神経組織や血管組織に関しては、従来の人工的な材料を使い、代用することにした。
完全な再現はできないが、結果的に以前と同じように機能することこそが、患者にとっては重要なのだ。

**部品: 脳組織の再現回避
脳組織の再現は現在の技術では全く不可能である。かつ、和錆はこの部分の再現の研究自体を自他ともに帝国防疫研究所内で厳禁している。

**部品: 情報公開の禁止
和錆が構築したこのシステムは、全国へ拡散し濫用されれば世界に大変な混乱をもたらすことになる。そのためこのシステムは帝国防疫研究所でのみ使用可能であり、それ以外での使用は厳に慎まなければならない。
和錆自身にも強い守秘義務があり、システム自体もまだ発展途上である観点から、使用する相手はまだごく限られている。安全なシステムが完成するまで、システムの使用先は和錆の知り合いで、かつ使用と守秘義務に同意したものに限られる。

**部品: 全身クローニングの禁止
脳組織の再現が不可能である点から、そもそも狭義の全身クローニングは不可能であるが、将来においても、義体としての複製などにつながるため倫理的観点からも脳以外の全身クローニングを原則的に禁止している。

**部品: 身体改良の禁止
組織をデザインできるということは、細胞自身の強化は望めなくても、以前以上に過剰に完全に整った顔に整形したり、あるいは悪意的にデザインすれば骨格を過剰に肥大化したりして武器化することも理論的には可能である。
これらの再現を一切禁止している。

**部品: リハビリの過酷さ
組織が再生された場合でも、接続した組織の筋肉トレーニングなどは、移植した組織がなじむまでの間にどうしても時間がかかってしまう関係で、筋肉が萎えてしまう。
また、神経もつないだからといって即座に機能が回復するわけではない。医療は魔法ではない。
繰り返し機能させることにって、少しづつ機能を回復していくことが必要なのは、組織クローニングによる治癒でも同じだ。

**部品: 概要
現在、ニューワールドや異世界では敵が定期的に兵器化したナノマシンを投入しており、ナノマシンの脅威は去ったとは言えない情勢であり、特にガス状に広範に散布されてしまうナノマシンに関しては被害が全体に広がりやすく、
従来の手法では対処が難しいことが問題であった。マンイーターに対する苦い経験もあり、
これに対抗すべく和錆は、粒子状物質として敵兵器散布域を一気にカバーし、ナノマシンの討滅を行うカウンターナノマシン「遠雷」の開発に踏み切った


**部品: 承諾
「admission」プロセス。カウンターナノマシンは誤った方向に使用された場合、世界に害を為す存在である。カウンターナノマシン開発者・所持者は和錆であるが、使用には和錆からの使用要請シグナルを受け、帝国宰相シロが認可した場合のみ使用可能となる。

**部品: 展開
母機から展開されたドローン機能を持つ子機が敵ナノマシンが散布されている箇所まで飛行し、範囲内に効率的に展開する。「delivery」プロセス

**部品: 解析
展開した子機が敵性ナノマシンを子機が吸入して分析する。このフェイズでは敵性ナノマシンの状態を確認し、解析することのみを行う。そして敵性ナノマシンに有効なカウンターナノマシンのセッティングを行う。「analysis」プロセス。

**部品: 攻撃
展開した子機から、敵性ナノマシン用にチューニングされたカウンターナノマシンが一斉に噴霧される。ナノマシンは速乾性の液体に内包された状態で霧状に散布され、液体が蒸発することによって空気中を敵ナノマシンと同じように漂う。
その後、被害にあっている人にも敵ナノマシンと同じように入り込み、空気中に残留している敵ナノマシンと同様、一斉に攻撃し、進化の間なく一度の攻撃でナノマシンを破壊する。
破壊方法は敵ナノマシンの弱点にあわせるが、原則としてカウンターナノマシンは敵ナノマシンと共に相互破壊されるように設定されている。体内においてはナチュラルキラー細胞やマクロファージのように振る舞い敵ナノマシンを攻撃する。
「assault」プロセス。

**部品: 自壊撤収
カウンターナノマシンもナノマシンである。必要な任務が終わった後は速やかに自壊作用により消滅する。攻撃フェイズにおいても相互破壊するようにプログラムされているが、カウンターナノマシンは敵ナノマシンより広範囲に散布されなければならない都合上、どうしても余剰がでてくる。任務終了後は和錆からの指令か、周囲に敵性ナノマシンが確認できなくなってから5分で自壊するようになっている。「disintegration」プロセス。

**部品: レトロな革アタッシュケース
外見は一件大型の革アタッシュケースに見える。色は黒で、よく見るとわんわん帝国の刻印が施してある。もちろん本当にただの革アタッシュケースでは安全性に問題があるが、物々しい外見は運搬時や治療時に人に威圧感を与えてしまうという配慮のため外装上普通の荷物に燃えるように工夫されているのだ

**部品: 内部外装フレーム
革アタッシュケースに見えるものの内側には、強靭な防弾繊維と、飛行I=Dにも使用される軽量な複合金属で覆われており、歩兵戦力程度の攻撃を防ぐ。

**部品: 分析制御コンピューター
分析コンピューターというと格好いいが、和錆の操作するノートパソコン。市販品だが宰相府において機密面に関する処理をされており、バックドアなどはすべて処理されているため、情報が漏れることはない。
機密保持のためにオフラインでカウンターナノマシン散布子機のみをラジコン操縦する。子機からの分析結果から自動的に対処法、攻略法が同定されるが、その結果を見た和錆が必要に応じてさらにチューニングを施す。
分析能力が不測する場合はデータを持ち帰った上で帝国防疫研究所にあるデータバンクでさらなる分析を行える。

**部品: 飛行機能
展開式の飛行ドローンである。アタッシュケースから射出された後空中で展開。内蔵の静音プロペラが4枚内蔵されており、これにより揚力を得て飛行する。すべてのプロペラは内蔵CPUにおいて回転数がコントロールされており、これにより自由自在に飛行することができる。

**部品: バッテリー
出来る限りドローン部分の重量を軽減するため、パワー密度の高いリチウムイオンバッテリーが採用されている。より軽量なリチウムポリマーバッテリーも考慮されたが、衝撃に弱いという観点から安全性の高さを重視した。
バッテリー容量にはかなり余裕があり、シェパードは噴霧器の積載負荷がある状態で最高連続で1時間の飛行が可能である。

**部品: ネットワーク範囲
敵ナノマシンによるテロが起きている場合、ある程度ドローンの操作範囲が広くなければ安全域から目的地へ飛行させることができない。
無線操縦範囲は2000mである。


**部品: 噴霧器
頑丈な軽金属で構成されたカウンターナノマシン噴霧器。この部分だけは防御力を低下させることができないため、少々重くなることを覚悟の上で安全性を選択している。
安全装置が付属しており、噴霧時以外で万一気密性が損なわれたと判定された場合容器内外のカウンターナノマシンは即時すべて自壊分解するよう設定されている。

**部品: 噴霧に対する工夫
カウンターナノマシンは微細な機械である以上熱に弱い。散布機構は温度変化を伴わない噴霧機能で散布される。容器内にはカウンターナノマシンと共に速乾性の充填液が充填されており、噴霧と共に液体部分が蒸発して広範にカウンターナノマシンが行き渡るよう工夫されている。

**部品: 外装の損傷、盗難に対する対策
カウンターナノマシン持ち運びのアタッシュケースの損傷による内部損壊やナノマシン漏出や盗難は機密上、安全上の問題から断じて避けなければならない。
このアタッシュケースは以下の場合それを感知して内部すべての機能を停止し、ドローンは安全装置により自壊する。カウンターナノマシンもすべて自壊して分解される。
機密保持のため、内部のコンピューターは自動的に初期化される(データバックアップは宰相府内のデータバンクで定期的に行われている)
・和錆は脳波モニター装置を髪の中に装着しており、カウンターナノマシンを外部へ持ち運びするときは装着が義務付けられている。モニタリング中に脳波が計測できなくなる、もしくは危害が加えられたことにより和錆が行動不能と判定された場合
・外装に損傷があり、内部機構のうち、カウンターナノマシン噴霧器に問題が発生した場合
・外装に損傷があり、内部機構を守れないと安全装置が判定した場合
・和錆および宰相閣下の指令があったとき
・保管場所外に持ち出されて、和錆から大きく位置が離れた場合、もしくは、和錆の反応をロストした場合

**部品: 使用中の問題に対する対策
以下の場合は機密安全保持のため、子機ドローンは自爆する。共に内蔵ナノマシンは自壊分解される。

・ドローンが飛行中に墜落した時
・噴霧器に損傷が認められ、気密の維持ができなくなった時。
・分析制御コンピューターからの指令が切断されたまま1分が経過した時
・展開後トラブルでドローンが帰還できないと判断された場合
・和錆・宰相閣下どちらかからの指令があった場合

**部品: 敵ナノマシンが攻略不能であった場合の対策
分析の結果、敵ナノマシンが手持ちのカウンターナノマシンでは攻略できないと判断できる場合に関してはナノマシンの動作をロックし、ドローンは分析結果を分析コンピューターに送信した後に自爆する。

**部品: 来歴と進歩の歴史
カウンターナノマシン「遠雷」の来歴はカマキリが作り出したナノマシンに対するカウンターとして、帝国秘書官長が開発したものがベースとなっている。
これ以降、この運用経験をベースとして、猫野和錆が運用論の整形をし、即応性を高めたものが現在のカウンターナノマシンである

**部品: 開発で重視したポイント
カウンターナノマシン開発を和錆が行うにあたって重視したポイントは以下の通りである
・敵ナノマシンの進化を促すような半端な攻撃を行わない
・そのためカウンターナノマシン散布前に攻撃をせずに分析を行う。この際全てをコンピューター任せにせず、和錆の今までの経験も加味してカウンターナノマシンの設定を決定する。
・分析の結果、攻略不能が予想される場合に関しても進化させないために攻撃を行わないようにする
・カウンターナノマシン自身の事故を防止するため、ナノマシン自身は使用後速やかに自壊する。動作中も敵ナノマシンと相互破壊されるようにする


**部品: 遺伝子治療用ナノマシン
カウンターナノマシンは速やかに展開して分析後、早期に敵を破壊するために開発されている。
しかし以前の事例ではナノマシンの作用の結果人間の遺伝子が破壊され、改造されるという事例もあった。
これに関しては初期のカウンターナノマシンに遺伝子修復機能が実績をあげているため、敵ナノマシンを攻略後、治療が必要と判断される場合は和錆の判断と宰相閣下の承認によりこの治療用ナノマシンで治療が行われる。

**部品: 狭い空間での扱いやすさ
全長が50~60cmと扱いやすい短さであり、狭い空間や、足場が悪い場所においても取り回しがしやすく、振り回しやすい。

**部品: 頑丈
カトラスは身幅が普通の刀剣に比べて広くつくってあり、これは激しい打ち込みに耐え得るよう、頑丈さを重視して作られているからである。

**部品: 反りがついていることによる扱いやすさ
カトラスは比較的大きい反りが付いている。
直剣は直線であるため、素人が扱った場合圧力のみで圧し切ることになるが、湾曲が付いている武器はただ振り下ろすだけでも自然と引ききるように角度がつくことになり、刃長を有効に使うことで切れ味が発揮されやすい。

**部品: 歴史と用途
カトラスは元々サーベルを元に、農業用の鉈を改造したものであり、船の上でロープを切断したり、雑用に使われる道具でもある。何かに捕まりながらでも片手で扱える便利さから特に船乗りに好まれた。

**部品: 圧力の大きさ
刃物は一般的に研いである刃は非常に細くなっており、これを対象に当てた場合はその面積の小ささから、小さい力でも圧力は非常に大きくなる。
この力により物体は刃の両側に押し広げられる引張応力が発生し、この力に耐えられなければ対象は切り離されることになる。

**部品: 引き切ることの利点
刃は引いて切ることにより、対象に入る刃の角度が小さくなり、実際の刀身の厚さより薄い刃で切ったことと同じになる。

**部品: 概要
素手で人を相手にした場合、高度に訓練されてでもいなければ、一撃で相手を無力化することは難しい。しかし刃物であればナイフであっても、人間を一撃で行動不能にしうる。


**部品: リーチが長くなる有利さ
刃物を持つことにより、腕の長さ以上、刃が届く限りまで、攻撃範囲が拡張される。しかも素手と違って刃物は命中すればそれが致命傷となる可能性があるのだ。

**部品: 創傷の恐ろしさ
素手で相手にダメージを与える場合、基本的には打撲傷になる。格闘の心得がない場合、常に効果的な攻撃を行うことは難しいだろう。
しかし刃物は素人が取り回した場合でも、浅く命中しても相手を出血させるし、刺突や深い斬撃では相手の内蔵を大きく損傷させ、死に直結させる。
刃物の使い手はその恐ろしさをよく把握している必要があるだろう。

**部品: 概要
旧ビギナーズ王国(都築藩国との合併後は満天星国)で開発された一人乗りの歩兵用騎乗装備。それを折りたたみ可能にして小型化したもの。折りたたむと盾として使用することもできる。

**部品: 通常ピケと変わらぬ操縦しやすさ
本家ピケでは、歩兵が火器を取り回せるようフットペダルとシフトウェイト、補助するコンピューターだけで操縦される。ポケット・ピケもこの操縦性のよさを受け継いでいる。

**部品: ある程度の地形走破能力
小型化のため出力は順当に下がっており、本家ピケほどの地形走破能力はないが、ピケ本体は走行時浮遊しているため、ある程度の地面の凹凸を無視して軽快に走行することができる。

**部品: 本家ゆずりの低燃費
エアバイクピケは化石燃料を使用しないことで低燃費を実現していたが、ポケットピケはさらに軽量化が行われ、ロケット推進などの軍用機能もオミットされているため、燃費はなかなかである

**部品: 搭乗資格
搭乗資格は特にない。迷宮踏破の景品であり数が非常に限定され、現状量産の予定がないためである。もちろん事故を起こせば死亡するし、他人へ迷惑をかけもするので、緊急時以外では藩国の交通法規を厳粛に守ることが求められる。
規格化され、量産されることになった際は正式な資格が必要になるだろう。


**部品: 偵察能力
エアバイクは通常のエンジンを搭載したバイクとは違い、非常に静粛性が高い。これを利用して静かに移動し、偵察を行うことができるだろう。

**部品: フレーム構造
フレーム構造はピケの基本フレーム構造を受け継いでいるが、サブロケットをオミットしているほか、折りたたんで盾にするための機構のせいで、フレーム自体の頑強さは本家にやや劣る。
しかし本体は本家より軽く、衝突の際の衝撃も比較的すくなくて済む。姿勢制御コンピューターの位置は操縦をサポートできなくなると非常に危険であるという判断から、パイロットが搭乗する位置と同じ位置に収納されている。

**部品:  折りたたむことによる構造強化
折りたたむことでフレームが重なりあい、より頑強になるよう設計されている。本家と違い、畳んだ際に装甲となる部分が前に出るようになっている。(本家はほとんど装甲を装備していないが、ポケットピケはロケットを取り外すことで本家より軽いまま、個人を守る程度の装甲を搭載している)

**部品: 変形後の滑らかな盾表面
変形後、装甲となる部分は組み合わさって隙間のない滑らかな装甲面となる。
ある程度の装甲傾斜もついており、表面の滑沢さと合わせて敵弾の跳弾を誘いやすくなっている。
もちろん砲撃を防げるほどの頑強さはないが、サブマシンガンやアサルトライフルなどの対人相手の銃弾程度までであれば、防げるよう計算されている。

**部品: 脱出機能
ポケット・ピケには脱出機能が搭載されている。
これは操縦中に攻撃を受けるなどの緊急時に機能し、姿勢制御コンピュータの働きでパイロットを脅威からかばいながら、搭乗者だけを安全な範囲で脱落させる機能である。
パイロットは機体から投げ出されるわけだが、この際に負傷しないよう落下速度や衝撃が一定の範囲になるよう脱出が行われる。

**部品: 出力全開による飛行
ポケット・ピケはその軽さから、出力を全開にすることにより、一定時間飛行することができる。
ただしこれはエンジンに著しい負担を強いるため、一定時間の飛行後はリチャージが完了するまで動作不能となり、盾モードに変形して自閉する。


**部品: 概要
先の迷宮協議会において30階で賞品としてランダムに配布されたもののうちの一つ。泡だっていたり、おいしくなかったりと散々なようだが、
実際はかなり優秀なポーションだった。治療にも、対毒にも使え、まずいが栄養自体も満点であった。

**部品: 治療
まず過ぎるポーションは治療に使用できる。実際治療に使用した実績もある。まずいが我慢して飲めば軽いけがや病は治せるだろう。

**部品: 解毒作用
まず過ぎるポーションは絶妙な調合により毒を受けた場合の解毒効果も期待できる。毒に侵された場合は我慢して飲むことで、解毒治療の補助にはなるだろう。

**部品: 栄養満点
まがましい見た目とまずさから、敬遠されがちで恐れられていたが、難民キャンプにおいて、食料と衣料品不足によりどうしても使用せざるを得なくなった結果、栄養満点であることがわかった。
「これで救われた妊婦と子供は数知れず」である。

**部品: まがまがしい入れ物
一見丸フラスコだが劇薬や毒薬を連想させるラベルが貼ってあり、あまり積極的に使用したくはならない。しかし気密性はいいらしく、中のポーションが劣化したり腐敗したりしてしまうことはないようだ。

**部品: 実はまずいことが大事
まず過ぎるポーションは治療、対毒と栄養補給いずれにも使用できるが、ポーションであるから、薬の一種である。このポーションはまずくていいと、難民キャンプの医療整備で使用した和錆は語っている。
薬は過ぎれば中毒になり、命を危険にさらす。万能で栄養があるからといって飲みすぎるな。まずいからこれ以上飲めないというのが妥当な飲用量なのだろうと和錆は考えている。

**部品: 大量の注意書きから得られる知識
まず過ぎるポーションにはこのポーションに対する注意書きが大量に付属している。
面倒なようだが、この注意書きを一つ一つ読み解いていくことで、このポーションを作成した先人の知識を得ることができるし、材料があれば再生産することも可能になるかもしれない。

**部品: シンプルさ
結婚指輪は、結婚後毎日着用するものである。指輪としてきらびやかさを楽しむというよりは、結婚しているという事実を追認したり、周知する側面が大きい。シンプルでいいのだ。

**部品: 金
この結婚指輪は金でできている。金はほかの金属にはない暖かな輝きがあり、人の肌色に良く似合う。また金は科学的に安定した金属であり、貴金属であるから通常腐食しない。要するに錆びないし、肌にも優しい。ないわけではないが、金の金属アレルギーはめったにはいない。

**部品: 飽きの来ないデザイン
この結婚指輪はストレートと呼ばれる定番のデザインである。とてもシンプルで、肌身離さずつけていられる。
また、幅を変えることによって雰囲気が変わり、月子のものはやや細く女性的で上品。和錆のものはやや太くボリューム感があって力強い雰囲気がある。

**部品: 刻印
指輪の内側には刻印が施されている。刻印の内容は「W&T」であり、月子と和錆を表している。また、二人の指輪には「with all my love」と双方同じ文言が刻印されている。

**部品: 結婚している!
和錆は月子さんと、月子さんは和錆と結婚していることを思い出す。結婚しているのだ。それでうれしくなるかは人や家庭によるが和錆は思い出すと気持ち悪い顔でニヤニヤする。最近は表情にでないように内心で幸せをかみしめる。

**部品: 家族になったこと。
宰相:
「誓いの言葉を」 

猫野和錆:
「私、猫野和錆は、今日月子さんと結婚します。そして、今までもこれからも。一生共に歩んで、彼女を幸せにするために努力し続けることを誓います」 

月子:
「おばあちゃんになるまで」 

宰相:
「ふむ。わしは先に死んでいると思うが、そうなることを願ってはいる。承認」 

こうして、二人は夫婦で、家族になった。指輪を見れば、その時のことを思い出す。

**部品: 所有者への加護を祈る気持ち
結婚指輪にこもった暖かい心は、加護となって持ち主を不幸から守るといわれている。これは所謂「縁起がいい」レベルで、言い伝えといわれるものだが、この指輪の所有者二人は、お互いの無事をいつも祈り、具体的に行動していることは確かだ。

**部品: 問題点
ヘビイチゴはあまり味がない。見た目はおいしそうなのだが・・・。毒はないので問題なく食べられる。見た目が鮮やかなのが救いである

**部品: おいしくするための工夫
問題点を解決すべく、味は主に砂糖でととのえる。ヘビイチゴの担当は色の鮮やかさである。しかしこれだけでは酸味が足りないので、刻みレモンは砂糖より多く追加する。そのくらいしないと酸味が足りないのである。
あとは通常のジャムと同じ方法である。味は実質レモンマーマレードであるが、意外にヘビイチゴのプチプチとした触感がおいしい。

**部品: おいしく煮詰める鍋
ジャムを煮詰めるにはいい鍋を使わなければならない。ヘビイチゴのタルトを煮詰めるものは銅鍋だ。熱がまんべんなく伝わり、料理に貢献する。錆一つなく、よく磨かれている。

**部品: 気取らないタルト生地を作ろう
油分の強すぎないビスケットと、無塩バター、そして蜂蜜である。ビスケットは細かく砕いてよく揉んでバラバラにしたものを使用する。

**部品: レシピ
ビスケットを、綿棒でよく粉状に砕く。袋のまま細かくしてしまえばよい。バターをレンジで溶かしておいて、ビスケットと混ぜ合わせる。タルト型にラップを強いて、スプーンで型に沿って力を入れて押す。
これを170度に予熱いたオーブンで15分焼いて出来上がり。

**部品: 蛇を呼び出すことができる不思議
なんの変哲もないタルトのようだが、これを使用するとなぜか蛇を呼び出すことができる。しかも、蛇神様である。蛇神さまにお礼をいいたい、助言を伺いたい。そんなときに、使ってみるといいかもしれない。

**部品: 由来
生活ゲームにおいて、猫野月子からもらったかわいいウサギのストラップ。誕生日プレゼントである。月子さんから誕生日プレゼントである。お、俺。う、うれしい。

**部品: うさぎな理由
「月だから、うさぎなの」である。月だから…。つまり月子さんからのプレゼントだから、月に関連しているということで、月の兎である。月には薬の餅をつく玉兎がいる。そういうことなのだ。
嬉しい。

**部品: 加護
「きっと加護があるよ?期待しててね」月子さんのお言葉である。月子さんがあるといったら、加護はある。その言葉自体が加護である。少なくとも和錆はそう信じている。

**部品: 所持場所
大切な大切なプレゼントなのでうっかりした所にはつけられない。和錆が肌身離さず持ち歩いている往診鞄に、ストラップ部分が摩耗しないよう、内ポケットにしまってある。