他学部の講義を受講するという方法は、東広島キャンパス内で受講できる上、
文学部生であれば取得した単位は、
卒業要件単位である「自由選択科目」として
認定されるため、最も合理的な手段と言えるでしょう。
広島大学の学生は、学則第26条において「他学部の講義を受講すること」が
できるということを保証されています。
つまり、学部を問わず広島大学において取得できる「中学校理科、数学、技術、
保健体育、家庭、音楽、美術、高校理科、数学、公民、情報、保健体育、家庭、
音楽、美術」の免許状を取得することが、不可能ではありません。
ただし、講義によっては「主専攻の学生のみ」という履修制限をしている授業も
ありますから、免許状を取得することが保証されているわけではありません。
それでは、文学部生の中でも履修を希望する学生が多いと見込まれる
公民科
について、履修すれば良い科目群を掲載しておきます(2008年度現在)。
この方法は、基礎免許状を取得することのできる全学部生が利用することのできる
方法ですが、校種の異なる学校の免許状は取得することができません。
言い換えれば、総合科学部生は「介護等体験」を受けることができないので、中学校
教職免許を取得することはできません。それと同じように、文学部生は教育実習や
介護実習、職業指導の科目を受けることができないので、小学校教員や特別支援学校
教員、養護教員、高校の工業科、商業科教員の免許状を取得することはできません。
この方法の説明を終える前に、文学部では一部の例外を除いて、半期に24単位
(教職に関する科目と集中講義を除く)の履修制限がかけられています。地理学専攻
生の場合、3年生になれば地理の講義だけで前期は12単位、後期は17単位と、
履修できる可能性が各段と下がってしまいます。他学部の専門科目の中には1年生
から受講できるものも多くありますし、教養科目の中にも認定科目とされている
こともありますので、どうやって卒業するまでに受講したい授業を受けるか、
計画を立てる必要があります。
最終更新:2009年03月17日 01:52