• 一日目 晴れ


    今日から【先生名】先生と、田舎へ旅行へ来た。

    昨日の夜から荷物を詰め、何度も確認をした。

    朝になってまた確認をした。


    (長いので略)


    来る途中にとても綺麗な海や、大きな山が見えた。

    町では何かの祭りの準備をしているようだった。

    今日から14日間、何を学べるか楽しみだ。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-10 17:46:01
  • 二日目 曇り


    今日は海へ行った。

    泳ぐつもりでいたが、天候が悪いからと遊泳を止められた。

    【先生名】先生もそう言ってはいたが、泳げないのが残念なようだった。


    浜や岩場には、生き物がたくさんいた。

    先生も分からないくらいの種類がいた。

    つつくと水を出すイソギンチャク、変な色のヒトデ…。

    …ヒトデはもういい。

    岩場の生き物だけでも、小魚やカニ、貝がいて、全部の種類を覚えたらとても勉強になりそうだと思った。


    (長いので略)


    砂浜にはいろいろな貝がらがあった。

    この間名前を覚えた桜貝もあった。

    拾って先生にあげると、喜んでもらえてうれしかった。


    明日は森に行くらしい。

    いっぱい虫や草花の観察ができるといいと思った。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-10 18:14:03
  • 三日目 晴れときどきくもり


    今日は森へ行った。

    ここに来ていろいろな虫や草花を見たが、森はさらに数が多かった。

    木の根元に生えるキノコは、見たことのないものだった。

    赤いもの、黄色いもの、白いもの、いろいろな種類があった。

    とりあえず赤いものからスケッチをしようと、スケッチブックを開いた。


    (長いので略)


    いろいろな種類のキノコをスケッチすることができた。


    虫のスケッチもした。

    いろいろな虫がいたが、すぐに動いてしまって描くことができなかった。

    仕方なくセミの抜けがらを描いた。

    虫の関節の付き方が勉強になった。


    明日は山に登ると【先生名】先生に言われた。

    明日は高山植物の観察ができるのだろうか。

    楽しみだ。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-10 18:55:09
  • 四日目 晴れ


    今日は山に登った。


    高山植物の観察ができるような山かと思ったが、そこまでは高いものではなかった。

    まず山の麓から入山し、上を目指す。

    途中で湧水が湧いていたので、先生と飲んだ。

    冷たくておいしい水だった。

    さらに進むと、看板があった。


    (長いので略)


    やっと山頂に登ると、一昨日行った海が見えた。

    同じ海のはずなのに、高い場所から見ると全然違う場所のように見えた。

    やまびこという現象があると本で読んでいたので、試したくて「ヤッホー」と叫んでみた。

    すると本当に「ヤッホー」と返ってきて、とても不思議な気分になった。

    やはり実験してみて分かることも多いと思う。


    明日は川原に行くらしい。

    川の動植物の観察だろうか?

    ちゃんとスケッチブックを持っていこう。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-10 19:33:14
  • 五日目 晴れ


    今日は近くの川原へ行った。

    動植物の観察が目的だと思っていたら、バーベキューをするのが目的だった。

    【先生名】先生は川を見てきていいと言ってくれたが、バーベキューのグリルを設置するのを手伝った。

    小さな網の下に炭を置いて、その熱で食べ物を焼くらしい。

    【先生名】先生が食材を準備する間、【一人称】は川で魚を捕ることになった。

    一応家から釣竿や網を持ってきていてよかった。

    まずはちゃんと魚のいそうな場所を調べ…。


    (長いので略)


    【先生名】先生を少し待たせてしまったが、なんとか1匹は釣り上げることができた。

    その魚は【先生名】先生がさばいてくれ、塩を振って網の上に乗せた。

    1匹しか釣れなかったが、【先生名】先生と分けて食べた魚は、とても美味しいものだった。


    明日はまた、海に行くらしい。

    今度は泳げるといいな。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-11 01:05:36
  • 六日目 くもりのち晴れ


    今日は海へ行った。

    また天気が悪くなるかと思ったが、昼には晴れて良かった。


    今日は水着に着替えて、海で泳いだ。

    もちろん準備体操はしっかりした。

    【先生名】先生も水着に着替えていて………目のやり場に困ってしまった。

    なのでできるだけ独りで遠くまで泳いだ。

    遠くの岩まで行って帰ってくると、【先生名】先生が「そんなに泳げてすごい」と褒めてくれた。

    嬉しかったけど恥ずかしくて下を向いてしまった…。


    (長いので略)


    明日はスイカ割りをすることになった。

    スイカを包丁で切って食べるのかと思ったが、そうじゃないらしい。

    何をするんだろうか?


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-11 03:56:06
  • 七日目 雨のち晴れ


    今日も海に行くことになっていたのに、朝から雨が降ってしまった。

    仕方ないので、持ってきた図鑑でスケッチしたものの名前を調べて昼まで過ごした。

    絶対に毒だと思っていたキノコがキヌガサタケと言う名前で、食べられるものだと知って驚いた。

    どんな味がするのか全く想像がつかないし、食べてみたいともあまり思えなかった。

    あとは赤くて綺麗だと思ったキノコはベニテングタケと言うらしい。


    (長いので略)


    夕方には晴れたので、スイカを持って海まで行った。

    海でスイカを切って食べるのかと思ったら、目隠しをしてぐるぐる回って、棒で割るのを楽しむゲームだった。

    食べ物で遊んでいいのかとも思ったが、「スタッフがその後おいしくいただくならセーフ」と【先生名】先生に言われた。

    スイカ割りは目が回り、スイカを割るのがとても難しかった。

    でも割ったスイカは甘くてとても美味しかった。


    夜には花火をした。

    花火の炎に色がついているのが不思議だと思った。

    花火はきちんとバケツに水を用意して、後片付けまできちんとして帰った。


    明日は祭りがあるらしい。

    明日が来るのが楽しみだ。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-11 04:56:46
  • 八日目 晴れ

    今日は祭りの日だった。
    昨日からどんな祭りがあるのか、お小遣いをどう使おうかずっと考えていた。
    【先生名】先生も楽しみにしていたのか、「やっと来た」「待ちに待った」と言っていた。

    祭りにはいろいろな屋台があって、見ていると全部欲しくなったりしてしまうので我慢をするのが大変だった。
    屋台は、綿菓子、ヨーヨー、スーパーボールすくい、かき氷、………

    (長いので略)

    何を食べるか【先生名】先生と相談して、りんご飴を買った。
    あとはどうしてもやってみたかった射的をやった。
    なんとか的にあたって、景品をもらった。
    もらったのは【先生名】先生に似合いそうだったので、その場で【先生名】先生にあげた。
    喜んでもらえて嬉しかった。

    明日は何をするのだろうか。
    明日も出かけられるように晴れてるといいな。

    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-15 18:00:38
  • 九日目 晴れ


    今日はまた、【先生名】先生と川原へバーベキューへ行った。

    この間とは違い、今日は2人で釣った魚を食べようと言うことになった。

    グリルの準備だけをして、後は2人で魚を釣る。

    【一人称】の竿にはなかなか魚がかからないのに、【先生名】先生の竿には魚がかかる。

    何が違うのか聞いてみたら、「ちょっとしたコツ」だと言われた。

    【一人称】と何が違うのだろうか?

    その後も頑張って、魚を待ち続けた。


    (長いので略)


    やっと【一人称】にも魚が獲れ、食べることになった。

    【先生名】先生がさばいてくれる間に、【一人称】は火を起こした。

    苦労して獲った魚は、やっぱりすごく美味しかった。


    明日は何をするんだろう。

    明日も楽しいことがあればいいな。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-15 19:34:40
  • 十日目 雨


    今日は一日中雨が降っていた。

    こんな雨の日は、この間【先生名】先生といろいろな歌を聞いた事を思い出す。

    知らない歌ばっかりで、いろいろと勉強になった。

    やっぱり、自分が知らないことを知るのは面白い。

    もっといろいろ勉強して、早くニンゲンになりたい。

    いつか、いっぱいの本を読めたらいいと思う。


    どこにも出かけられないので、今日はずっと家にいた。

    適当に開いた本のページの漢字を書いたり、2冊の本のページ数を足したり引いたりかけたりして、どうにか10にするような式を作ったりして遊んだ。

    雨の日の川の観察もしたかったが、【先生名】先生に止められてしまった。


    (長いので略)


    明日は晴れたらキャンプに行くらしい。

    持ち物を今日のうちに全部準備してしまわないと。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-16 10:54:28
  • 十一日目 晴れときどきくもり


    キャンプ一日目。

    天気が悪くなくてよかった。

    やっぱり荷物が心配で、何度も確認をしてしまった。

    今度からはチェックシートを作ろうと思う。


    キャンプ場は、近くの山の中にあった。

    どうしてニンゲンは、わざわざ不便な事を楽しむのだろうか?

    【先生名】先生に聞いてみると、「やらないと忘れる」と言われた。

    復習のためにわざわざ不便なことをしているのだろうか…。


    (長いので略)


    テントの組み立ては、思いの外難しかった。

    でも組み立ててみると、ちゃんと中で寝られるようになってびっくりした。

    夕食はカレーだった。

    ルーの後ろの説明を見てきっちりやろうとしたが、【先生名】先生に「適当でいい」と言われてしまった。

    適当で美味しくできるのか怖かったが、食べてみたらすごくおいしくてびっくりした。


    よく考えたら、【先生名】先生と同じテントで寝ることに気がついた。

    だから【一人称】は木の間にビニールシートを張って、その下で寝袋で寝ることにする。

    さすがに【先生名】先生の横では眠れない…。


    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-17 09:03:17
  • 十二日目 くもりのち晴れ


    キャンプ二日目。

    キャンプ場の近くに、変な洞窟を見つけた。

    特に立ち入り禁止とも書かれていなかったので、【先生名】先生と入ってみた。

    中は真夏にも関わらず、寒いくらいだった。

    順路も何も書かれていなかったので、迷うと危ないので入口が見えるところで引き返した。

    でも、奥に行けば鍾乳洞や、地底湖があったかもしれないと思うと気になってしまう。

    しかし危ない場所だといけないので、引き返して正解だったと思う。

    洞窟の中で【先生名】先生が………


    (長いので略)


    夜、【先生名】先生が、お祭りの時にあげたアクセサリーを無くしてしまったと言った。

    明るくなってから探せばいいと言ったが、「無くなると困る」と言われ、そんなに大事にしてくれているのかと嬉しくなった。

    なので絶対にみつけようと思い、外に出た。

    【先生名】先生にはテントの中を探してもらい、【一人称】は昼間に行った洞窟の方に行ってみた。

    【先生名】先生のニオイをたどると、洞窟の少し中にアクセサリーが落ちていた。

    こういう時だけは、自分はケモノで良かったと思った。

    アクセサリーを見つけて帰ると、【先生名】先生は大喜びしてくれた。

    「もう絶対になくさない」と言ってくれ、とても嬉しかった。


    外で寝るのも慣れてきた。

    【先生名】先生は「中で寝て」と言うが、やっぱり眠れそうにないから外にいる。

    【一人称】が【先生名】先生の役に立つことはまだあまりないが、今日みたいに【先生名】先生を助けられることが増えればと思う。


    明日はキャンプ最終日。

    明日も今日みたいに、いい日だといい。


    【先生名】 -- (名無しさん) 2013-08-17 10:54:09
  • 十三日目 晴れ

    キャンプ三日目。
    今日は、夜に【先生名】先生と星を見た。
    このあたりの空は家のあたりよりもずっときれいで、何時間でも星を見ていられると思った。
    【先生名】先生はていねいにいろいろな星座を教えてくれた。
    【一人称】でも知っている天の川があって、それを挟むように3つの明るい星が見えた。
    その明るい星は夏の大三角形と言って、夏の星座の代表的なものらしい。
    しかも、その夏の大三角形のうちの2つはおりひめとひこぼしだと聞いた。
    夏の大三角形の真ん中には子狐座があると言われたので頑張って探してみたが、どう見てもそんな形のものは見えなかった。
    他にも【先生名】先生はいろいろな星座の話を………

    (長いので略)

    しかし【一人称】は、一生懸命星座のことを教えてくれる【先生名】先生の横顔を見ていた。
    こんなに不真面目なことを何でしてしまったんだろう。
    そう思うと落ち込んでしまう。
    …でも、【先生名】先生と一緒に星が見れて良かったと思う。

    明日はついに旅行の最終日だ。

    【生徒名】




    十四日目 雨のち晴れ

    今日は最終日にも関わらず、朝から雨が降っていた。
    今日の夜は花火大会だと聞いていたので、雨が止まないかずっと空を見ていた。
    うまい具合に昼過ぎには雨が上がり、夕方にはあかね色の空も見えた。

    花火には、浴衣で行った。
    【先生名】先生が、【一人称】にも浴衣を着せてくれた。
    【先生名】先生の浴衣姿は、何というか、その………よかった。

    (長いので略)

    というわけで、【一人称】は1人ドキドキしながら、花火を見に行った。
    この間よりもずっと屋台も人も多かった。
    はぐれないように、と言って手をつなぎたかったけれど、恥ずかしくてそんなことはできなかった。
    でも、人に押されて先生がよろけ、とっさに抱きとめてしまった。
    それからは特に話すこともなく、手をつないでずっと花火を見た。
    【一人称】はやっぱり花火を見る【先生名】先生の横顔を見てしまっていた。
    【一人称】の視線に気がついたのか、【先生名】先生がこちらを見た。
    …ちょうど赤い花火が上がった時でよかった。
    そうじゃなかったら、顔が真っ赤になっているのがバレてしまうところだった。

    素晴らしい旅行だったと思う。
    勉強にもなったし、【先生名】先生との間も縮まったような気がする。
    思い出が、この旅行の一番の宝物だ。

    【生徒名】 -- (名無しさん) 2013-08-18 17:47:05

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最終更新:2013年08月18日 17:47