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AMNESIA

制作:オトメイト
公式サイト


製品概要

タイトル AMNESIA
ジャンル 女性向け恋愛AVG
対応機種 PSP
定価 通常版:5,800円(税込6,090円)、限定版:7,800円(税込8,190円)
発売日 2011年8月18日


選評

選評1

『主人公=ユーザー』を心がけるために主人公を「記憶喪失」にした。と発売のかなり前にブログで発表
乙女ゲー自己投影派そしてオトメイト主人公が苦手な乙女ゲーマーにとってそれは朗報だったことだろう。
以下ブログの主人公像について抜粋。

<<主人公を「記憶喪失」にした意図>>
『主人公=ユーザー』を心がけ、より感情移入できる物語を目指した上でゲーム開始時の、主人公とユーザーの
情報量を同じにしたいという意図があります。
また、主人公が記憶喪失であることで物語にミステリ要素が生まれるので、ユーザーにドキドキハラハラ感を
楽しんで頂きたいと思っています。

<<主人公について>>
本作はゲーム開始時から、主人公が無個性(記憶喪失)であることが既にゲーム性の一部となっています。
主人公の設定を全面に押し出さないための『無個性』ではなく、ユーザーと一緒に個性(人格や記憶)を
取り戻していく・・・といったほうが正しいでしょうか。
(中略)
物語の中心にいる主人公ですが、ゲーム序盤や内容に慣れるまではそれほど全面に出ず、
物語が盛り上がっていくにつれて、プレイヤーとシンクロしながら「個性」が出てきます。
そのあたりは本作ならではの醍醐味となっているかと思います。

そして先日アムネシアが発売された。
最初こそ戸惑いはしたもののオトメイトということで精霊wとかいう厨二設定や記憶喪失の無茶な理由もスルー
して個別ルートに入っていった。このままスムーズに行くかと思ったが問題はここからだった。
そのルートは攻略対象と記憶喪失前の主人公が喧嘩をしていてその喧嘩の話し合いから始まるのだが、選択肢を
いくつかこなしていってから「ごめんなさい」という選択肢を選ぶと攻略対象がものすごく動揺した。
何かと思って話を聞いていれば主人公が今まで攻略対象に謝ったことがなかったんだそうだ。しかも主人公は
攻略対象に常に喧嘩腰だったことが判明。どんな仲だと思いつつも記憶を失くしているのだし後で理由が分かる
かもしれないしと華麗にスルー。

話を進めていけば今回は主人公にデフォルト名が付いていないおかげか選択肢=主人公の主張となるし、それ以外の
ことは殆ど喋らない。こんな主人公を待っていた!よくやったオトメイト!

 主 人 公 だ け な ら ば な

主人公にずっとくっついて回って主人公の心情や地の文を台詞として説明してくれるお邪魔虫もといオリオン君が
一部ラブシーンを覗き常に付いて回る。
けっこう口が悪く、冷静な上に時折ニュース番組のコメンテーターのおばちゃんのようなコメントをしてくれる
ので現実感を味わわせてくれる。このオリオンが言うことが主人公の台詞として扱われることもしばしば。
しかしオリオンは主人公にしか見えないし聞こえないという設定らしいので、脳内変換脳内変換。こんな言い方で
こういうことをいっているんだろうな。と想像力で補い先へ進む。
イベント発生攻略対象が初心で手を繋ぐのにももじもじしているので「手を繋ぎましょうか」という選択肢を選ぶ。
攻略対象と主人公の2ショットスチルどーん。
主人公=ユーザーなのになんでこんなスチルが?(  Д ) ゚ ゚
原画家さんがスチルかけない人なんだろう、構図おかしいのもあるし。とりあえずこの程度なら、大丈夫まだ
我慢できる。とまた進めたら……

攻略対象と主人公の水着スチルが表示された。
攻略対象が後ろ向きで主人公が前を向いている。

 攻 略 対 象 が 後 ろ 向 き で 主 人 公 が 前 を 向 い て い る 。

大事なことなので2回ry
 オ ト メ イ ト 相変わらずか、そうなのか。まぁしょうがないよ。オトメイトだもん。
白けながらも攻略対象の可愛さ、健気さに惹かれまた進める。どんなにアレな選択肢も見なかった振り脳内変換の
併せ技で乗り切った。

そしてやっとクライマックス。主人公が車に引かれて病院に行くのだが、その時に攻略対象との確執の原因を
思い出す。どうやら、それは付き合う前のことだったらしい。
その内容が主人公の飼い犬が道路に飛び出し車にひかれて死んでしまう。ひかれた後たまたまそこにいた
攻略対象が呆けてる主人公を脇目に迅速に病院に犬を運ぶ手配をする。
犬が飛び出した原因が腐敗したリードを使ってたこと、基本的な躾もできていなかったためにリードが切れた際
飛び出していってしまったこと。それを攻略対象が指摘した。
そうしたら・・・以下主人公の過去の台詞。あまりに衝撃的だったので、抜粋。

「どうしてそんなことを言うんですか。どうして・・・そんなことが言えるんですか・・・?
私にいっぱい、反省するべきことがあるのはわかっています。私が未熟な飼い主だったせいでクロが死んだんだ
なんてこと・・・言われなくたってわかってます。
でもそれ、今考えなきゃいけないことですか?
クロのこと、クロが死んじゃったこと、悲しんでちゃダメですか
もう放っておいて下さい、一人にしてください」
攻略対象が攻略対象なりの慰めを掛ける。
「もうやめて下さい! 私を放っておいて! 1人にして!
(攻略対象名)さんなんか大っ嫌い・・・!
大っ嫌い・・・!!」

ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ
リアルに目玉がどっか行くかと思った。その後に更に続いたのが主人公のモノローグで「あのときのことずっと
気にしていてくれて、嬉しい」というようなことが出る。
全国の19歳の大学生の大半がこんな反応をすんのか、オトメイト?
『主人公=ユーザー』って主張は本当にどこ行った?せめて普通の19歳の女の子がする反応にしてからそう主張
してくれ。
しかし、通常エンドだとこれに更に来るものがあった。
攻略対象に記憶を思い出したことを告げると攻略対象がどう思った?と尋ねてくる。選択肢は以下二つ。
  • もう過ぎたことですから・・・
  • 謝ってくれたら、終わりにします
え?( ゚д゚)
二個目、なにこれ。え、なにこれ。
なんで謝るって選択肢がないの?悪いのってどこからどう見ても主人公だよね?
正しいこと指摘されて悲劇のヒロイン()になりきってる主人公さんが正気に戻って謝るならまだしも、なんで
正統なことを言ってる攻略対象に謝らせるの?
その上、大嫌いといってた攻略対象と男女交際をしてたって何?告白されたの時にも「キミは私を憎んでいるかも
しれない」とか言われて否定しなかったし、今まで一度も謝らなかったとか、何様?

主人公が記憶を取り戻したら個性がとてもとてもキツイけど、買ってしまった以上しょうがないから最後までプレイ。
あとちょっとだしとプレイ。もう主人公が何いっても心に響かない。気にならない。攻略対象が一生懸命に想って
くれててちょっと幸せ、それでいいや。だからもう終わりに・・・
通常エンドスチル、攻略対象が主人公を抱きしめているんだが・・・
攻略対象が後ろ向きで主人公が前を向いている。

 攻 略 対 象 が 後 ろ 向 き で 主 人 公 が 前 を 向 い て い る 。

最後の最後まで、むしろ最後こそ看板に偽り有りだった。

長くなってしまってすまん。だが、グッドの方も言わせて貰いたいのでこの後に続ける。
グッドの方は記憶取り戻すまでに、攻略対象の未来がかかった学会を蹴ってくるというのが一つあった。
通常だと頼み込んで1番にしてもらって発表してからだったのであまり気にはならなかった。
グッドでは主人公疫病神過ぎる。
例の選択肢の方はグッドではまともになっていた。
主人公と二人になりたかったから犬がいなくなればいいと思ってしまったから攻略対象が罪の意識を感じていた
そうだ。それで主人公に必死に謝罪をするんだが・・・
選択肢が・・・
  • ケントさんに責任はありません
  • 謝ってくれてありがとうございます
上から目線くらいなら今はもう何も感じないよ。
その後無事大団円で攻略対象主人公にべた惚れ、長く離れていたくない。でも留学したいからと主人公の大学の
推薦留学制度を勧める。自身の夢は来年チャレンジするそうだが・・・
個人的には此処もクソ要素。推薦留学とかそういう関係は本当に勉強したい人のための制度で恋人と一緒にいたい
からとかそういうための制度じゃない。
大学に入って数学の復習をするために開いた学生講座で攻略対象が教師役としてきたんだが、その学生講座ですら
「私たちは皆遊び気分で」とかいう学生が行くべきものじゃない。

他にも攻略対象父に結婚してからの条件が息子は好条件だと勧められたり、このルートでは攻略できない見えない
隠しがルートの最後で死んでたりだが、この辺はそこまでクソじゃないと思うので省く。
スチル差分抜きで15枚のところ、主人公が一切写っていないのが2枚、手などのパーツ写りが3枚、残りは全部
主人公が写っている。
その中で明らかに可笑しいのが、一枚は水着姿の主人公が前を向いていて中心、攻略対象は背中を向いていて
顔も見えない。
攻略対象と主人公が向かい合っていて、主人公の顔が泣き顔が差分にあるスチルが1枚。攻略対象よりも主人公が
中心に据えられているスチルが3枚。という有様だ。
実に3分の1が主人公マンセースチル。それってその原画代3分の1を削ってゲームを安くするって発想はないの?
それはともかく『主人公=ユーザー』の主張は本当にどこにいったw

最後にシステムとかゲームとしての実装とかの感想。
選択肢は似たようなものを並べただけで何を選んでも行動に影響を及ぼさないものばかりだった。
ただ言い回しが少し違う程度。
攻略対象の心証を良くするために言葉を選ぶという感想しかなかった。
システムはいつものオトメイト仕様で最悪。スキップ遅いしゲーム中の立ち絵、ウィンドウのロードも遅い。
誉められるのはバックログの巻き戻しくらいかな。
あと立ち絵のバリエーションが2、3種類しかなかったのですぐ飽きたこともあった。

1人やってこれ以上攻略できないと思った乙女ゲーは初めてだ。
『主人公=ユーザー』オトメイトは客をこういう女としかおもっていないのかと思うとオトメイト黎明期から
限定版を買い続けプレイしていた自分が嫌になる。
オトメイトゲーはもう買わない。

選評2

<世界観およびシナリオ>
パラレルワールドで精霊がいて神様が存在している。
だがあくまで現実世界準拠という謎仕様。
ウキョウ√にて発覚する世界の時間は戻せても気候までは戻せなかった設定(理由不明)など、世界観設定のツメが
甘い印象。

シナリオは選評を上げて下さった方たちの通りです。

乙女ゲーというジャンルにおいて主人公の性格も重要なファクターの筈だが、主人公の性格は地雷。
先輩に対し上から目線、謝罪しない、なのに周囲は主人公マンセー。
しかもこれが√進めるにつれて徐々に明らかになってくる(中には最初から性格のイマイチさが垣間見える√もある)
やっとエンド迎えたと思ったら主人公地雷でしたとか、攻略の苦労も相俟って怒りが湧くレベル。
次の瞬間には高確率で、え?なんで攻略キャラはこんな性格の子好きだったの?と目が醒めると思う。
頑張ってクリアしたけど、でもユーザーを待ち構えていたのがこれって新しいクソさだと思う。

<システム関係>
  • スチルコンプするにはバッドを見なければならない。どう考えても苦行。
  • フルコンプするとおまけSSが開くが、記憶喪失になる前の主人公と攻略対象の話なので誰得と言わざるを得ない。
攻略後の後日談じゃ駄目なのか。
しかも主人公の性格が褒められたものではない。

(例:イッキSSにて告白を受けているイッキを主人公が目撃)
告白相手に対し「やることやるってことだけどいい?」と宣言していたイッキに
主人公「最低です。自覚した方がいいと思います」と逆ギレ。
確かに最低だと認めたイッキに対し主人公「そうでしょう?」更に「わかってもらえたなら、いいんですけど」
仮にも先輩に対し上から目線ってどうなの?)

  • 選択肢によるパラメータ調整が不親切。正解の選択肢を選んだかどうかはシステム画面からいちいち確認。
しかも中には正解でもパラ上昇しないものもある(しかし不正解だとパラ下がる)のでややこしい。
  • 散々言われてることだが、既読スキップが遅い。またシナリオ中携帯に電話やメールが来るのだがその度にスキップが解除される。
  • 読み込み遅い(メディアインストールはしていた)ので高確率で口パクとボイス再生がずれる。
  • 既に触れられている通りバグあり。プレイに影響は出なかったが、デバッグちゃんとして欲しい。
あとはメール本文中に誤字脱字が少なくとも二か所はあった。

<まとめ>
メーカーとしては新たな方向性に挑戦したつもりだったんだろうが、ユーザーが蓋開けてみれば地雷大量搭載
していた。

簡潔に言えばこれだと思う。

選評3

主人公について
主人公=自分という公式の発表は大嘘
まあ、ブログにも明記されてはいるんだけど、後々個性が出てくる演出になるのなら、もう少し違った書き方を
しろと言いたい
最初は、主人公が記憶喪失と言う事もあり確かにプレイヤーが選択肢を選んで行動するんだけど、攻略対象から
チラホラと過去の主人公の発言や行動の断片等を聞かされる
徐々に記憶が戻ってくると、主人公の失った記憶が出てくるんだけど、これが結構キツイ性格だったりするので
キャラ画像と正直言ってズレ過ぎ
主人公設定も実は攻略キャラのルートごとに家族構成や性格等も変わってる為、余計に違和感がある
ただ、全共通しているのは大学一年生で18歳と言う事、学部はトーマの時は理学療法、シン、イッキ、ケントだと
心理学を専攻している

世界観
平行世界が舞台との事だったので、てっきりファンタジー的なものかと思っていたら架空の現代物って事でビックリ
信濃や神戸など具体的地名が出てくる為、何だかなあと言う感じ
妖精とか出てきたり、記憶喪失や平行世界を扱うならやっぱりファンタジー系か近未来系で良かったと思う

攻略キャラについて
これも選んだ攻略キャラによって、人間関係が微妙に変わってくる
幼馴染が2人いるんだけど、幼馴染以外のルートではバイト仲間で先輩とか義兄とか逆に幼馴染達が兄弟になって
いたりなど
これは、他キャラも一緒で攻略キャラによっては名前のみ出てきてスルーというキャラもいる

攻略キャラとルートについて
メイン攻略キャラは4人、隠しキャラが1人

シン(メイン攻略キャラ1)
幼馴染で年下という立ち位置で登場
父親が過失致死とはいえ人を殺してしまった為、小さい頃に苦労してる
主人公には家族扱いされている為、それを脱却しようとしている
ルート的には「これどこのかまいたち?」的なサスペンスストーリーになっている
話的にはこの主人公が崖から落ちた事自体はこのシンに迫られてしまった主人公が逃げた為、崖から落ちた事が
原因だけど
実はこの後、何者かによってさらに怪我をさせられていた為、この犯人探しがメインになる
ちなみに、幼馴染の為開始2日目で記憶喪失なのがバレる所に噴き出した。これじゃあ、記憶喪失パラの意味
ないだろーと言う感じ
まあ、記憶喪失と言うのが判明している為、バイトで失敗しない様に家で接客練習等をするなどのイベントはある
最終的には、もう一度主人公が崖から落ちた信濃に行こうと言う事で行きそこで事件の証拠集めをする
そして、東京に戻って来てから犯人探しと追及がある
一応、メインヒーローポジではあるんだけど、ハッキリ言って目立たな過ぎというかツンデレだけどなかなか
デレない所がすごい
ちなみにキスはたくさんしてくるのに、手を繋ぐのは恥ずかしいという訳のわからない理屈を持っている
このルートは実は幼馴染との三角関係の為、地雷な人がいるかもしれません

イッキ(メイン攻略キャラ2)
主人公のバイト先の先輩で、彼の目を見た女性は全員恋をしている気分になるという特異体質の持ち主
ただ、その目の力が主人公には効かない為、興味を持たれて付き合う事になったとの事
本人は大学4年生で一般人であるにもかかわらずその目のせいでファンが急増した為、中学時代の同級生リカが
まとめたファンクラブ(FC)が存在する
「女性と付き合うが3ヶ月で別れてしまう」「彼の瞳を見たらどんな女性も恋をしている気分になる」という噂は有名
ちなみに、初日には電話がかかって来て「一緒に出かけよう」と言われるものの、結局約束した時間を含めて
1時間経っても現れず、主人公がマンションの下に行ってみると何故か女の子達に囲まれていた
見た目と言動から、タラシ系やチャラ男系と思われるものの、なぜか主人公に対しては2人きりの時は優しい言動も
多いのだが、バイトからの帰宅時に出待ちをしているFC達を優先し、主人公を待ち合わせ場所で待たせている
他にも花火大会に行く約束をしていたものの、やはり待ちぼうけ状態になりマンションの下に降りるとFCメンバーに
囲まれた彼を発見
この時に主人公はFCメンバーやイッキ本人からも「上で待っててと言ったのに」的な非難の言葉を浴びせられてしまう
選択肢で「大嫌いです」というとスルーされてしまい、逆に謝った場合はFCの子達がいなくなった後に近くの建物の
屋上から花火を見るイベントが発生
こういう事が続くものだから、記憶をなくしている主人公には「本当に自分の事が好きなのか? どうしてFCの
女の子達を優先するのか?」という疑問に繋がる
話的には「特異体質の為、刹那的かつ享楽的に過ごしていた彼が主人公との真実の愛を見つける」と言うのがテーマらしい
実は本来メインキャラ予定だった為か、このルートが一番アムネシアと言う作品を表していると言われている
ただし、最初から中盤までのイベントは本当にストレスが蓄積されてしまうほどFCメンバーに対するイッキの態度に
腹が立つ
だけど、中盤のとあるイベント後より一気に彼の内面的な部分が出されてきて、本当に主人公が好きだったと言う事が
判明するが、ここに来るまでに投げる人もいるかもと思うほどキレたくなる場面多し
それから、ちょっとしたギャグイベントの様なものも発生する為、ここまで耐えられたら萌える人は萌えるだろうなと思う
グッドエンドまで行けば、FCメンバーに対する態度等の謎も解明される、話的にも一番長い

ケント(メイン攻略キャラ3)
主人公の通っている大学に特別講師として現れた他大学のマスターコース過程の堅物数学人間
彼のイベントについては>>19さんがすでに書いてくださっているので省略致します
犬の件に関しては、全く同感、私も>>19さんと同じような感想を持ちました
とにかく、このルートは下手すると相当気の強い主人公と理論を口にする堅物数学人間の戦い的な恋愛模様が
繰り広げられます
ちなみに他ルートでもですが、イッキとケントは親友(悪友)というポジションの為、イッキルートとケントルートでは
「数学パズル合戦」をしますがこれは受ける人には爆笑ものかもしれません

トーマ(メイン攻略キャラ4)
主人公とシンの幼なじみでお兄ちゃん役
彼は将来法曹界を目指しているにも関わらず、犯罪めいた事をしでかしてくれます
彼のアイデンティが全て主人公を危険から守りたいという思いと小さい頃から面倒を見ていた幼馴染という事で
庇護欲が強くそれが暴走
最初は、訳のわからない嫌がらせを受ける主人公を自宅に連れて行き軟禁、その後檻に閉じ込めてしまいます
檻に閉じ込められたあとは、トイレとお風呂の時は革手錠でという生活になりますが、エロ系の展開にはなりません
主人公の事を大切だと思う余りとは言えど「お前、そんな事をしていて、将来弁護士や検事になりたいってバカか!?」
と思う事しきり
ただし、グッドエンドの場合は法学部にいる為、主人公の誹謗中傷がネットに流れ祭り状態になり、裏サイトまで
作られる事態になっているのを知り
その状況証拠を集めたりと言う展開を見せます
また、このルートのみ主人公がトーマを好きだったと言う事もあり、最後に告白したりしますが、彼のルートの
場合どうしても監禁からは逃れられない為
監禁されたり革手錠とかまでされているのに、どうしてそこまで好きだと言えるのかと唖然とするかもしれないです

ウキョウ(隠しキャラ)
一応平行世界とは言われていますが、このルートはメイン攻略キャラ全員のグッドエンドを見ないと開かない為、
ある意味では真エンドとも言われています
彼のルートのみ、主要メンバー全員が同じバイト先に揃っていて、他ルートでは主人公に危害を加えた女が
親友になっているなど、パラレル感は一番強いですね
このウキョウさんが公園の芝生や神社の草の上などで眠っている為、主人公は「ホームレスなんですか?」
という事を言いますが、それはあくまでもナビ妖精であるオリオンが言ったのをそのまま言っているだけです
他ルートに登場した場合、かなり立ち位置が複雑です
主人公を害する場合もあれば、警告だけして去っていったりと言う感じの謎な人
ただし、彼のルートまで来ると、ここは主人公が本来は死ぬはずの世界だったけどウキョウの警告を聞いた為に
死ななかった為
「世界が全力で殺しにかかってくる」などという、突飛過ぎる話が飛び出してきます
グッドエンドになった場合は、全ての謎が解明し8月なのに寒かった理由、ウキョウの秘密等も全て解明されます

エンドについて
グッドエンド5個、ノーマルエンド5個、バッドエンド16個うち主人公のデッドエンド11個
どうです? このデッドエンドの数すごいでしょう?
このアムネシアと言う作品ですが、実は主人公をいかにたくさんの手段で殺すかに主眼を置いたのか?
と思うほど主人公が死にます
ちなみに、死因は刺殺、脳死、転落死、溺死、爆発に巻き込まれた事が原因で死亡、圧死、轢死、絞殺、スタンガンで
気絶させられて殺される、飲み物に薬物を混入され眠らされたあと殺されてるかも? といった具合に恐ろしいほど
バリエーション豊富です
そうそう、焼死未遂させられそうにもなりますよ、他にも植木鉢が落ちてきたり、踏切で後ろから押されたり、
道路に押された為に車とぶつかったりという殺人未遂も起こります
また、このデッドエンド時の描写が非常に細かく「腕が潰された」だの「身体が切断された」だの「濁った水が
口から入ってくるだの」というモノローグが入る事、画面が真っ赤になる事、効果音がドンピシャ過ぎる為非常に
後味が悪いです

元凶かも?
実はこの世界には神様が介入したと思われる事があります
シンルートで出てくるトーマの「主人公の歌が上手くなりますように」
イッキルートで出てくる「女の子にもてたい」
ケントルートで出てくる「犬が邪魔だな」
トーマルートで出てくる「主人公が死ねばいいのに」(これはイッキのFC会長であるリカの願いです)
ウキョウルートで出てくる「主人公が生きている世界」
メイン攻略キャラ達のルートでは謎ですが、隠しキャラであるウキョウルートで実は主人公に同化してる精霊
オリオンの創造主であるニールという神様がいる事がわかり
この神様が人の願いを聞き入れて叶える事で神の証でもある魔力を手にするという事の為、どうやら全員のルートで
何がしかの願いを叶えていたかもしれないなと思うようになります

クソゲーだと思った点
個人的には、バッド数というかデッド数の多さに愕然としました
しかも上に書いた様に非常に描写が細かい為、トラウマ状態になります
あと、直接的に殺してくる人は、実はウキョウ(の別人格)です、その次がトーマ、そしてイッキのFC会長のリカと
FCメンバー
刺殺、転落死、溺死、絞殺、スタンガンで気絶させられて殺されるがウキョウ(の別人格)、飲み物に薬物を混入され
眠らされたあと殺されてるかも? がトーマ、脳死がリカ、焼死未遂FCメンバー
実の所、特に悪質なのがFCメンバーで本当にやる事がえげつないです
トーマルートのみですが、ネット上で誹謗中傷を繰り広げ祭り状態にする、裏サイトを作り主人公の個人情報を流す、
植木鉢を落とす、郵便箱に異物を入れるなど
ウキョウルートでは、背中にインク入りの水風船を投げつけられたり、神社に閉じ込められて危うく焼死しかけたりです
これが乙女ゲームってふざけているのかと思ってしまいました

あと主人公=あなたですよというタイプのゲームではありますが、後々個性が出てくるとブログにあったので
その辺は許容していましたが
まさかこんなにも性格の悪い主人公だったとは夢にも思いませんでした
特に、ケントルートでの犬の死を巡ってのやり取り、フルコンプ後に読めるSSでのシンへの態度や告白してくれた
相手への態度、イッキへの説教等は非常に不愉快に思いました
これだけを読むと、主人公の性格の悪さが出ていて正直萎えましたね
ゲーム中は、チラッとそんな話が出た程度だったのに、フルコンプする前に時間がかかるというのにそのおまけで
出てきたのが、付き合う前の出来事だったのが非常に残念です
フルコンプさせて読めるSSならどうして後日談にしなかったのかと思いますね

また、システムの操作性が非常に悪いです
スキップのスピードを最高にしてもまだトロイとかアホですか? と聞きたくなります
オートしていてもメールが来るたびに止まるのもうっとうしいですし、オリオンの声が聞こえるのにログが表示
されないバグ等もあります

プレイ当初、人を選ぶゲームだなと思いましたが、これだけ色々とやらかしてくれたらそれどころではありません
特に乙女ゲーでは、あまり歓迎されない真EDに見えるものを作ったのは大失敗だと思います
これをやられると、これまで苦労した他キャラのルートが単なる噛ませだったのかと余計に脱力してしまいました
また、その真EDでの相手が一番自分を殺してくれた相手だなんてどんな冗談かと思いますよ!!
個人的には萌えた部分もありましたし、オリオンのツッコミが面白いとも思いましたが、デッドエンド数にキレた
事とフルコンプSSを読んで余計に露見した主人公の性格の悪さがそのわずかな萌え要素や面白ささえも吹き飛ばして
くれました

選評4

  • システムについて
既出以外でセーブ数98個と多くて喜んでいると思わぬ落とし穴が!
ゲームを一旦終了させてPSPメモステのゲームセーブデータ管理を確認するとインストとシステムデータ1個ずつ、
セーブデータが98個
普通システムデータは1つに纏めた複数セーブデータの中に含まれていて1つ、そしてインストデータが1つの計2つの
アムネ関連データがメモステのセーブデータ管理に残る筈
PSからの手抜き移植でもないのに今時ありえない時代錯誤の糞セーブデータシステムに愕然
2005年に初めて買ったPSP乙女ゲーや現在倒産した弱小会社の乙女ゲーも同じ1つ纏め保存なのになんて知恵遅れ
お馬鹿モード搭載、思わず泣けてきた

  • パラメーターの説明書詐欺?
様々なEDを迎える為に主人公好意、信頼関係、記憶喪失疑惑、猜疑心のパラ上げが必要になるが詐欺か?と思える物が1つ

  • 記憶喪失疑惑
主人公が相手から「記憶喪失ではないか?」と疑われるとアップする数値です。
このパラメーターの数値が高いと、バットエンディングを迎えやすくなります。(説明書より一部抜粋)

しかし複数ルートでこの記憶喪失疑惑はゲーム序盤でMAXになってしまい、以後どんな選択肢を選んでも下がる事はない
また最終的には4人のルート全てにおいて記憶喪失疑惑はMAXになりますが、無事にGOODやNOMALに辿り着く仕様で
主人公好意と信頼関係さえ
パラ調整しておけば記憶喪失疑惑を無視しても構わないと思う事しばしば、初回プレイ時後はこの説明書に騙されたとオモタ
システムからのパラ確認画面はメモリや%表示も無ければ色分けもしておらず、微量UP DOWNの際は判別しづらい

  • トーマ(メイン攻略キャラ4)
最初から展開が読めてしまう底の浅いシナリオで開始4日後には攻略対象の病み度、8日には別事件もありそうだと
既に想像つく
もちろん記憶喪失疑惑パラ詐称もあり序盤でMAX状態の上リアルと架空世界を上手く融合調理しきれてなく分離した
矛盾シナリオで萎える始末
勝手に主人公の壊れた携帯機種変→戸籍謄本と委任状は?法曹界を目指すホープですから裏技文書偽造もお茶の子さ
いさいだよねと脳内変換必須
今年の8月はオゾン層が厚すぎてプレ氷河期なのに来年は猛暑でバランス取れてるね→今年1年間でCO2大放出作戦
でもあるんだと脳内変換必須

DQNな記憶喪失状態の主人公であり「主人公=あなた」
→恋人じゃないかもと思っていてもランジェリーショップで試着した下着姿見せちゃう
→監禁手錠鎖付きでも攻略対象が好きだと思うし、告白されたら今までの犯罪も全て気にしない
→一度逃げたのに怪我したら監禁檻に戻る始末

無駄話好きな無能精霊オリオン、パラ上げに無関係のイラネ質問&選択肢が多過ぎ(こいつがゲーム内で一番台詞が
多いのも糞要素の一つ)
Q「閉じ込めらる事になって主人公が可哀相だよね」(選択肢)→可哀相じゃないよ→早くでなきゃ
Q「(前文省略)辛い思いをさせて、ごめん」(選択肢)→傍にいてくれて救われてるよ→もうちょっと頑張ろう
「おはよーございまーす…ただいまの時間、朝7時です…(以下省略)」というように延々突撃リポーターの真似が続く
(選択肢)→何にやってるの?→…突撃リポーター?
「え?知らない?TVでよく、お笑い芸人とかが早朝突撃してない?」(選択肢)→…へぇ→ヒマなんだね…

ヤンデレ通り越した犯罪者の攻略対象(監禁、押し倒しネタは省略し主に台詞)
→「そんなに俺から逃げたかった?でもさ、ごめん。もうこの手を離すつもりはないんだ
~略~
おまえが俺の痛みを知らないように俺もお前の痛みは感知しないことにするよ」
→「もっと壊れても良いよ俺はそれでも、おまえを愛す自信があるから」
※これらはグット、ノーマル、BAD共通の台詞
→「こんな性格が悪い男が好きなんてお前も珍しいねぇ」(グットED台詞)

中盤から攻略対象の病み度が小出しになるなら理解できるが序盤からバレバレのシナリオに退屈さを覚えるのみ、
しかもBADになるのはゲーム終盤だから嫌気が差す
やるドラのように序盤でさっさと殺すなり薬漬けなりするEDも作って欲しいくらいだが、そこが無いから無駄な
時間を浪費せねば次に行けないので苦痛倍増
EDで攻略対象が台詞も置手紙も無しで失踪するノーマルEDなど意味不の上に見る価値ない
こんな物を乙女ゲーにする意味が理解できない上に意味不携帯音やバックログ一部非表示、誤字などのバグも
しっかり搭載した糞作品だ

選評5

「主人公」=「あなた(プレイヤー)」。
主人公にデフォルト名はなく記憶喪失状態でスタート。
記憶喪失だとバレないように振る舞いながら攻略対象=彼氏との関係を探っていくことになる。
徐々に蘇る記憶と攻略対象への想い。主人公とプレイヤーはシンクロし、「もう一度あなたに恋をする」。

新感覚の乙女ゲームと期待してこのゲームを手に取ったプレイヤーも多いことだろう。

舞台は「とある架空世界の、とある架空の国の、とある架空の街」とあるが、どう見ても現代の東京である。
だが安心してほしい。
攻略対象の奇抜な服装(アシンメトリーニーハイ編み上げブーツ、スペード型の髪飾り、数十個の意味のない
ベルト、ビリビリに破れた服の裾)、精霊オリオンの存在が非現実を演出してくれる。

記憶を失って目覚めた主人公。
自分の素姓すらわからないまま精霊オリオンに導かれ、日常生活を送りつつ記憶を取り戻そうと奮闘することに
なるのだが、主人公の行動は常にオリオンがナビゲート、主人公にセリフやモノローグはない無個性主人公仕様で、
常にオリオンが語り続ける。
オリオンが合わないプレイヤーには苦行となるゲーム前半を超え、主人公の記憶が徐々に戻ってくる後半になると、
攻略対象との過去のエピソードの回想、主人公のセリフやモノローグが出始める。
だがしかし、苦行の先にはさらに苦行が待っていたのである。
明らかになった主人公の性格や過去、攻略対象と付き合うエピソードは強烈で、好みが分かれることだろう。

某ルートを例に挙げるが
主人公が自分の不注意から飼い犬を死なせる
→泣く主人公に次からは気をつけようと攻略対象が無神経な言葉をかける
→主人公ブチギレ

このエピソードが、攻略対象が「自分は主人公に憎まれているはずだ」と思わせぶりに語っていた原因である。
プレイヤーは無個性主人公と思われていた主人公の個性に(  Д ) ゚ ゚ 
さらに「へー、主人公、犬を飼っていたんだ」と今まで匂わせられもしなかった新情報に微妙な気持ちにさせられる。
この時点で前半の無個性主人公が合っていたプレイヤーは振り落とされ、それを乗り越えて待っているのは
その個性の強い主人公と攻略対象とのラブラブなEDである。
とてもターゲットを絞りまくったチャレンジャブルな乙女ゲームではないだろうか。

ちなみに、このゲームは攻略対象ごとに初めから個別ルートである。
それぞれパラレルワールドなので、あるルートでは幼なじみだったキャラがあるルートでは義兄だったりする。
一粒で二度おいしいと思ったあなたに言っておこう。味(性格)は同じである。
主人公のことが大切すぎて自ルートではヤンデレ化して監禁してくれるキャラがいるが、他ルートでろくに出番も
なかったのに選択肢ひとつでスイッチオン。唐突に監禁エンドへ連れて行ってくれる。

各キャラにGOOD ED、NORMAL ED、そして多くのBAD ED。
好感度・信頼度・記憶喪失疑惑といったパラメータの数値でEDは決まる。
パラメータは選択肢結果で増減するのだが、増減は微量で判別しにくく、パーセンテージ表記が欲しくなる。
選択後のキャラクターの反応でパラメータ増減を判別しようにも微妙なモノが多く、そもそもパラメータ増減に
関わらない選択肢も多数存在する。

例:「飲み物を買っていました」or「ジュース買っていました」

ルートによっては100を超える選択肢、パラメータの微調整をへて各エンディングを迎えられる。
つまり、1ルート毎に周回プレイ(もしくはかなり序盤に戻ってのパラメータ調整)が必須。
しかし、スキップ機能が大変不親切である。
遅い。とにかく遅い。さらに、ルートによっては100箇所以上ある選択肢毎で止まり、その度にスキップ機能はOFF。
また主人公の携帯の電話・メール着信でもスキップは止まる。
ボタン操作するまで鳴り続ける着信音はプレイヤーの神経を逆撫でる。
その苦労を超えて回収するBAD EDは、ある攻略キャラが唐突に主人公を刺殺する、古井戸に落とす、屋上から
投げ捨てる等、大抵が唐突な主人公死亡エンドである。
そして、グロ耐性のないプレイヤーに不親切なことに、それらのBAD ED含めEDリストを埋めないとコンプスチルは
見られない。

さらに、全キャラ攻略後に見ることができるおまけエピソードも強烈であるので気を抜いてはならない。
攻略対象視点の過去エピソードなのだが、
モブキャラの告白をあざとくかわす主人公に萎え、
主人公大好きヤンデレキャラに過去に彼女がいたことが発覚し萎え、
彼女(not主人公)に優しくしようと決意する攻略対象に萎え。
各キャラを補完しようとして斜め上にいったエピソードが展開されている。

記憶喪失の主人公、最初から「彼氏」である攻略対象という珍しい要素、サスペンスもヤンデレもグロも搭載、
無個性主人公と強烈主人公という相反するものを詰め込んだ「アムネシア」。
やりごたえのある偉大なクソゲーに拍手を贈りたい。