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白鐘直斗&セイバー ◆zzpohGTsas


 灼熱の炎が、彼女を灼いていた。
解けない謎と言う、身体を灼くのではなく頭蓋の中のちっぽけな物体を灼く、温度のない炎が。

 刑事ドラマや推理小説などで、推理担当の主人公が、証拠も少ないしトリックも難解、当然ホシが上がる確率が極めて低い事件を、
偏執狂的な執念で解決する、と言うシチュエーションがある。そうまでして事件を解決する理由、真実を追い求める理由が、彼女には理解し難かった。

 だが、何故彼らが其処までして真実を追い求めようとするのか、その意味を身を以て彼女は味わっていた。
犯人を逃がす事、人間が仕掛けたトリックに敗北する事、そして、真実を逃すと言う事それ自体が、彼らには悔しいのである。

 『白鐘直斗』と彼女の所属する特別捜査隊は、何も無いのが取り得の田舎町、田稲羽市八十稲羽を跳梁する殺人事件の犯人が誰なのか突き止められなかった。
生田目太郎が収容されている病院の一室での事は、今でも直斗は思い出せる。思い出すだけで、直斗あの時の自分を殴り倒したくなってくる。
あの時彼女らは皆、狂奔状態にあったと言っても過言ではなかったろう。堂島菜々子を死に至らしめた生田目を許さない、と言う感情だけで動いていた。
シャドウが蔓延るテレビの中に生田目を落とそうと提言したのは、花村陽介だった。無論、難色を示す者だっていた。捜査隊の女性の面子の殆どがそうであった。
だが誰も、本気で止めはしなかったのだ。そんな事までしなくても、と、婉曲的に陽介にやめるように言いはするが、誰も直接は止めるよう口にしなかった。
――ただ1人を除いては。捜査隊のリーダーである、鳴上悠である。彼だけは陽介の提案に「待った」をかけた。
そして、生田目が犯人なのかどうかと言う事に、改めて疑問を示したのだ。

 悠と陽介は当然言い争いになる。あの時点では確かに生田目が犯人である事は、疑いようがなかった。
しかし、疑問点も払拭し切れていなかったのも間違いのない事実だ。其処を巡って、彼らは争う。
最終的に、悠の方が心情を吐露した。殺したくない。それが彼の本音だと知り、陽介の方も一気に気を萎えさせてしまった。
本当を言えば、陽介よりも悠の方が生田目をテレビに入れたくてしょうがなかった筈なのだ。
当たり前である、生田目が魔の手を伸ばした堂島菜々子とは、鳴上悠の従妹である。
でも憎いからと言って、生田目をテレビの中に突き落としては、事件の裏に潜伏していると思しき真犯人――或いは生田目――と、
やっている事が本質的は全く変わっていない事に、悠は気付いていたのだ。
一同はその後、やりきれない思いを抱いたまま、頭を抱えて怯える生田目と、いるかもしれない真犯人を放置して、部屋を後にした

 その後の捜索隊のメンバーは、空気の抜けた風船のように、やる気と熱意を失っていた。
部屋を出た後で、堂島菜々子が息を吹き返したと言う一報を聞き、泣く程喜んでから……彼らはこの後の展望をどう立てたら良いのか、解らなくなっていたのだ。
週に2回、多くて4回も行っていた、テレビの中の世界に潜ると言う行為も、10日間はやってない。
捜索隊メンバー同士もいまや、交流も会話もなく、素っ気が無い。プランも人間関係も、黄色い砂塵のような霧の中に、今や包まれてしまっていた。

 ――だが直斗は、この現状を打破しようと考えを巡らせていたのだ。
探偵である自分が、生田目以外の真犯人の可能性を論理的に導き出せれば……散り散りになった皆の絆を再び1つに出来、其処へと歩んでいけるかも知れない。
適当では駄目だ、捜索隊の全員を納得させられるような、強い説得力のある人物でなければならない。彼女はそれを、必死に考えていた。

 しかし、駄目だ。可能性のある人物が、全くと言って良い程浮かんでこない。5代続いた探偵一族の末裔が、笑わせる。何度自嘲して来た事か。
犯人を導き出すと言う行為に最も必要な能力の1つが、論理的推論能力である。
これに優れないと言う事は、イコール、探偵として不出来の烙印が押されているに等しい。
犯人が思い付けなければ思い付けない程、直斗は、事件の裏に潜んでいるであろう本当の犯人に、嘲り笑われているような気がして、本当に悔しかった。


 此処までくると最早仲間達を1つに纏めたいと言う思いと同じ位、意地と言うものが前に出てくる。
意地を前に出した状態で敗北を重ねると、人はムキになる。論理的な思考が、出来なくなる。直斗は、探偵として尤も必要な資質――冷静さを欠いた状態にあった。
有体に言えばスランプ状態に陥っていた彼女は遂に、今までの彼女からは到底考えられないような事を思うようになった。
犯人を暴き出せる特殊な力が欲しい、と。鳴上達と出会う前の彼女であったら、そんな馬鹿げた事は考えはしなかっただろう。
しかし、テレビの中の世界と言う、今でもファンタジーめいているとしか思えない世界と、ペルソナ能力と言う不思議極まる力が、
この世界に確かに存在する以上、そんな能力も無いとは言い難い。一生とは言わない、1日、いや、10分だけで良いからその力が欲しかった。
その力さえあれば、全てが丸く収まるのに。……そう考えた瞬間が、白鐘直斗が八十稲羽に在る事の出来た、最後の刹那であった。

 この街で本当の記憶を取り戻したのは、一昨日の事。記憶を取戻し、暫し呆然としてから白鐘直斗は、全速力で街を駆けた。
そんな筈はないと、思いたかった。この街が田稲羽市八十稲羽ともテレビの中の世界とも根本的に異なる別世界の街であり、
この街で聖杯戦争なる殺し合いを行わねばならないなど――夢であると思いたかったのだ。
だが現実は非常であった。街を走れば走る程、この街が八十稲羽でもなければ、かと言ってテレビの中の世界でも夢でもなく、
正真正銘の『リアリティ』を持った、1つの本物の世界であると言う確証だけが強まって行くばかり。
往来を往く人々も、建ち並ぶ住宅街も、静かにものも言わず佇んでいる街路樹も全て、嘘偽りの代物でなく、本物のそれであった。

 今白鐘直斗は、聖杯戦争の最中に、聖杯に住む事を許された場所で、必死に推理を展開していた。
確かに、特別捜索隊が追い求めている真実を、知りたいとは思った。しかし、その為に何人もの人間を殺さねばならないなど、意味がないではないか。
あの病院で陽介が行おうとしていた行動、生田目太郎をテレビの中の世界に突き落とそうとすると言う発想と根本的に何の違いも無い。
それに、その様な行動は……白鐘直斗の心の澱を取り除き、命すらも救ってくれた、鳴上悠の意思を裏切っている。
直斗が今知恵を絞っている事柄は、聖杯戦争と言う枠組みから、どうやって無傷で潜り抜けるのか、その一点に他ならない。
完璧なトリックやカラクリなど、この世には存在しない。どのような手段にしろ、直斗をこの世界に呼び寄せる手段があるのなら、同時に帰る手段もある筈なのだ。
なるべくなら誰も殺さない、穏当な方法で、この狂った箱庭から直斗は帰りたいのである。

 だが、結果は芳しくない。それはそうだ、直斗は先ずこの世界の事をよく知らない上に、推理の風呂敷を広げようにも確証が少なすぎる。
無から推論は生まれない。無を証拠に推論を生もうとして、生れ出るのは憶測だけである。

「クソッ、苛々する……」

 柄にもなく直斗は、カリカリとした態度で1人そう愚痴った。
場所は、市内の1テナントビルを住所にしている、探偵事務所。白鐘直斗に与えられた役割とは、探偵事務所の若き所長にして創立者。
何ともまぁ、現実世界での直斗のパーソナリティに即したロールであろうか。聖杯とやらの調査能力に、思わず拍手を送りたくなる。
難しい顔をして、直斗は推理を再開する。

「ふぅん、お前はいつも難しい顔して考え事してるなぁ」

 すると、直斗が向っていたワークデスク越しに、風景と同化する生き物がその同化を解いて行く様にガッシリとした体格の偉丈夫が姿を現した。
真名を、『ギルガメッシュ』。直斗の記憶が正しければ、古代メソポタミア文明の、ウルク第一王朝の王。
世界史上においても超のつく程の有名な人物であり、半ば伝説扱いすらされている人物だ。客観的に見れば、大当たり、の部類だろう。


「寧ろ、何で君はそんな悠長に構えていられるんだ、『セイバー』。これから命を懸けた殺し合いが始まるのに」

「ムッハッハ、坊主!! このギルガメッシュ様はなぁ、生前逃げなし負けなし、卑怯な事などもっての他の豪傑だ。お前も男なら、ドーンと大きく構えていろ!!」

 「それが出来れば苦労はしない」、と憂鬱そうに直斗は切り返す。
やはり、ギルガメッシュ叙事詩の主人公ともなった人物になると、性格も性質も豪宕極まる者であるようだ。この男に振り回されないか、それが不安である。

「……セイバー、言っておくけど、僕は人殺しだけは誓って御免だぞ。それだけは、僕はしたくない。この手を汚さず元の世界に帰る」

「んん? 聖杯戦争と言うのは、参加者全員を倒し尽くさない限りは元の世界に戻れないんじゃ……? 俺の記憶違いか?」

 元の世界に戻る方法がないと直斗は考えているが、正確に言えばそれは嘘だ。1つだけ方法がある。
聖杯戦争に参加したマスターを全員殺し、直斗とギルガメッシュのペアが最後の生き残りになれば良いのだ。
恐らくそれこそが、直斗が実行できる最も簡単な脱出法だろう。しかしその選択肢だけは、直斗は頭からパージしていた。
手を血で汚したくないのだ。相手はシャドウじゃない、生の人間だ。例えギルガメッシュが罪を請け負うと言っても、それだけは、と考えている。

「確かにセイバーの言う通りだが、僕は殺さずに聖杯戦争の舞台から逃れられないか考えているんだ」

「まったく、お前も難しい事を考えるなぁ。俺が生涯で唯一ライバルと認めているバッツと比べて単純さがない。別に、殺したって良いじゃないか」

「ば、馬鹿言うな!! お前の時代の死の価値観はわからないが、僕達の時代では――」

「待て待て坊主、無暗やたらに殺しに掛かれとは言わんぞ、何せ俺は武人だからな。無抵抗の女とかは、やっぱり斬るのは抵抗感がある」

「……僕だってそれは同じだ」

「だったら、俺達に刃向って来る奴だけを攻撃すればいいじゃないか。俺は今はお前のさ、サバ……」

「サーヴァント?」

「そう!! サーヴァントだが、流石に攻撃してくる相手に無抵抗でいろ、と言う命令には従えんぞ。俺だって怪我はやだからなぁ」

 確かに、それは尤もな意見だ。仮にもし、聖杯戦争で火の粉が降りかかってきた場合、それを払うのは直斗ではなくギルガメッシュである。
サーヴァントとマスターの関係は運命共同体のそれである。どちらかが死んでしまえば、ほぼ自動的に片方も死ぬものと考えて間違いない。
自分を守ると言う大役を担っている人物に、殴り掛かられたら無抵抗でいろ、とは流石の直斗も言えない。
……此処が、妥協点なのかも知れない。直斗とて、交戦の機会が全くなく、聖杯戦争を無事に切り抜けられるとは思ってなかった。
襲ってくる相手は、迎撃し、どうしてもと言うのであれば……。殺す、と言う事態に、ならない事を直斗は祈るばかりだった。

「解った。襲い掛かって来る奴は……応戦していい。セイバーの裁量に任せる」

「ヌハハハハ!! 安心したぞ坊主!! これで剣を持った奴が相手でも、その剣を奪えるって訳だな!!」

「……は? 剣?」

 予想外の返事に、思わず直斗は面食らった。

「珍しい業物を持った相手に襲い掛かられて、応戦するなと言われたら、倒してその剣を奪えないだろう。何を当たり前の事を」

 数秒程言葉を失い、ギルガメッシュの言葉の意味を頭の中で考えた後、直斗は頭痛で頭を抱えた。
この英霊はどうやら、聖杯戦争に参加している参加者の剣欲しさに自分と交渉をしたんだ、と考えた瞬間、何だか形容のし難い虚脱感に覆われたのだ。
頭痛と虚脱感の原因である男は、「立ち眩みか? 坊主?」と、呑気にそんな事を訊ねて来た。

「つ、剣の為に……」

「槍とか斧でもいいぞ」

 頭痛が、更に強まった。無意識の内に、溜息すら出てしまった。

「……セイバー、霊体化してていい。まだ聖杯戦争も始まってないんだ、余計な魔力消費は抑えよう」

「おう、わかった」

 言ってギルガメッシュは、素直に霊体化を行い、不可視の状態となる。
ふぅ~、と、肺の中に溜まった澱に似た感情の淀みを一気に吐き出す様に、直斗はありったけの二酸化炭素を吐きだした。


 何ともはや、呆れた行動原理で動く英霊であると、直斗は思ってしまった。
古代メソポタミアの王国は、あんな単純な男を王に据えて、本当に大丈夫だったのだろうか。
いやそもそも、あれは本当に直斗が認識しているギルガメッシュか? 昔のメソポタミアの服装は直斗の知識の範外であるが……、
鮮血の様な布地に、甲冑状の物を身体部位の所々に装着させた、中世日本の僧兵の如き服装と、顔に施された赤白の隈取を見ると、
とてもではないがウルク王朝の伝説の王とは思えない。寧ろ、荒法師と言った風情すらある。本当に、本物のギルガメッシュなのか?

 ……尤も、今はそれを信じるしかない。幸いな事に、ステータスの高さだけは本物である。
何故かスキルに逃走に関するスキルが目立つのが気になるが……其処はまぁ、良いと考える事にした。いざとなった時には、逃げる事も大事である。

 そして――これは聖杯戦争とは全く関係ないが、不満な事が1つあった。
それは――

「(そんなに僕は、女性に見えないか……?)」

 ギルガメッシュが度々坊主と口にしていたように、どうも直斗は、ギルガメッシュから女性ではなく男性として認識されているようだ。
事情を知らない人物が見たら、そう思うかも知れない。何故ならば直斗の今の服装は、元いた八十神高校の学生服だからだ。
この学生服と言うのが、女物のブレザーではなく、男物の学ランで、その上直斗自身の容姿が中性的な事も相まって、大抵の場合女性と認識されない。
寧ろ、少し童顔で、ミステリアスな雰囲気を纏った少年として見られる事の方が多い。
事実直斗はある時期まで探偵王子としてテレビ番組にも露出していた時期があり、その時は容姿のせいもあって、女性ファンの方が多かった程だ。

 当人はある時期まで、自身のそう言った中性的な容姿や、探偵でありながら未成年の『女』である、と言うジェンダーにコンプレックスを抱いていた時期があった。
今はそれも克服し、女性である事と向き合いながら、生きて行く事を決意。最近は女性らしく振る舞う事も多かったのだが……。
事情を知らないギルガメッシュだから仕方がないとは言え、こうまで女性として認識されないと、流石の直斗も複雑な気分になる。
昔はその方が良かったであるが、自分のコンプレックスと向き合うようになってからだと、流石に喜べない。
況してや今の直斗は、鳴上悠に憧れとは違う、恋心を抱き始めた頃だと言うのに。これは拙かった。
ギルガメッシュに女性として見られていないと言う事は、ひょっとしたら悠も、まだまだ自分を1人の女性として見ていないのだろうか。
そう思うと不安が募る。

 ――……元の世界に戻って事件を解決したら、久慈川さんと同じ制服を着よう――

 コクッ、と首を縦に振ってから、直斗は再び、深い推理の海の底へと沈んで行くのであった。





【クラス】

セイバー

【真名】

ギルガメッシュ@FF5

【ステータス】

筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具A

【属性】

混沌・善

【クラススキル】

対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:E
騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。


【保有スキル】

仕切り直し:A+
窮地から脱出する能力。
不利な状況であっても逃走に専念するのならば、相手がA+ランク以上の追撃能力を有さない限り逃走は判定なしで成功する。

魔術:B+
セイバーは優れた武術の使い手でもあるが、同時に優れた青魔道士でもある。他では見られない独特の魔術を幾つも習得している。

異形:-(C)
通常時の姿は、紅色の具足を身に纏った武人のような出で立ちだが、自らの意思で、8本の腕を携えた、
阿修羅の如く筋骨隆々とした人型の魔物の姿を取る事も出来る。

芸術審美:E+++
芸術作品、美術品への執着心。……とは言うが、セイバー自身には芸術に対する審美眼は全くない。
しかし、それが刀剣であった場合は話は別。セイバーは武器マニアである為、目にした宝具が剣の場合の場合には、
高確率でその武器の名前および性能を看破する事が出来る。

【宝具】

『刀剣乱舞(スクランブルファイター)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:10
生前のセイバーの特徴的な戦法が宝具となったもの。セイバーは様々な名剣名刀に目がない刀剣マニアであり、それらの蒐集に精を出していた。
尤も生前集めていた殆どの名剣名刀は、性能こそ高かったが贋物に過ぎず、それは英霊となった今でも変わりはしない。
リーチに優れる薙刀、敏捷に補正の掛かる正宗の贋物、青色の剣身が特徴的な斬鉄剣の贋物、リーチの短い手斧であるバトルアクス、
セイバーが有する武器の中では唯一本物である源氏の刀、生命力が減れば減る程威力の上がるチキンナイフの贋物、
光り輝く剣身が特徴的なエクスカリバー、そして、贋物であるエクスカリパー。以上8つの武器を振るう事が出来る。

 これだけを見れば、8つの武器を状況に応じて使い分ける程度の宝具に過ぎないが、真価はセイバーが相手サーヴァントを倒した時に発揮される。
セイバーが相手をサーヴァントを倒し、かつそのサーヴァントが刃を持った宝具を持っていた場合、セイバーはその宝具を奪い取り、
自らの得物として本来の持ち主のサーヴァントが消滅した以降も、聖杯戦争内で扱う事が出来る。
無論本来の持ち主ではない為、真名解放は出来ないし、常時発動している能力しか扱う事が出来ないのだが、
セイバーにとっては業物を入手出来たと言う事実だけが重要なので、本人は大して気にしていない。

『ギルガメッシュチェンジ』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
自らの意思で、己の身体を、筋骨隆々さと偉丈夫さを兼ね備えた、8本腕の鬼神のような姿に変化させる宝具。
筋力、耐久、敏捷のステータスをワンランクアップさせ、8本の腕に先の武器8本を握り、怒濤の攻めを行う事が出来る。
当然ながら、マスターに掛かる魔力の負担も多くなる為、運用には注意が必要。

『約朿されし勝利の剣(エクスカリパー)』
ランク:E+++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1
セイバーのいた世界に於いても伝説の一品とされていた名剣・エクスカリバーを摸倣、そして、意図的に極限まで弱体化させた刀剣が、宝具となったもの。
剣身や柄、それが収められている鞘だけを見たらどこも異常がない、ともすれば名剣の装いすらある程立派なそれなのであるが、どんな達人がこの剣を振るって斬りかかった所で、人間は愚か、犬や猫、果ては生後間もない子供にすら、蚊に刺された程のダメージしか与えられない呪いがかけられているのである。
英霊となった今でも、未だにカリバーとカリパーの区別がついてない所か、これをエクスカリバーの方だと思っているふしがあり、
ここぞの場面でカリパーの方を振るってしまう。一見すれば外れの宝具にも思えるが、この宝具の真価は相手に向かって『投擲』した時である。
相手に向かって投げた時に限り、この宝具の威力は、Aランクの対人宝具に匹敵する程のダメージを与えられる。
が、この用途で使用した場合、この宝具は消滅する。そして何よりもセイバー自体が、その使い方に気づいていない。


【weapon】

薙刀:
文字通りの薙刀。リーチに優れる武器であり、セイバーの平時の武器でもある。

正宗:
銀色の長い剣身を持った刀。
正真正銘本物の正宗であれば、封印城クーザーに眠る12の武器の1つであり、これ自体が宝具となりうる程の代物。が、セイバーの振うものは贋物。
本物の正宗であればA+ランク相当の先制攻撃スキルを獲得出来る業物なのだが、セイバーの振うこれは敏捷に補正が掛かる程度の性能に劣化している。

斬鉄剣:
青色の剣身が特徴的な剣。
セイバーのいた世界ではオーディンと呼ばれていた超高位の召喚獣が扱う特技、或いは業物として扱われていたものである。
セイバーのそれは後者の方だが、無論正宗同様贋物。本来ならば高確率で生命力の如何に関わらず即死させる武器であるが、セイバーのそれは、
たまにクリティカル判定を発生させる程度のそれに劣化している。

チキンナイフ:
セイバーのいた世界に伝わっていた小ぶりなナイフ。
チキンと言う名が示す通り、本来は相手から逃げれば逃げる程、その威力や刃の鋭さが増して行く業物だったが、セイバーのそれは生命力が減れば減る程威力の上がるそれに劣化している。

バトルアクス:
小ぶりな小斧。セイバーが振るえば無比の破壊力を生むが、リーチがいかんせん短い。

源氏の刀:
刀とは言うが、実際上は紫色の大剣である。特筆する様な性能はないが、業物としては確か。頑丈で切れ味がある。

エクスカリバー:
光り輝く剣身が特徴的な大剣。
正宗同様、本来は封印城クーザーに眠る12の武器の1つで、宝具としての適性を持つ強力な武器。セイバーの振うそれは、やはり贋物。
本来のエクスカリバーは筋力をワンランクアップさせ、非常に鋭い切れ味を誇った業物であるが、セイバーのそれには、筋力向上効果がない。

源氏装備一式:
セイバーが装備している朱色の具足。贋物かと思いきや、具足は正真正銘本物
非常に頑丈で、三騎士による打ち合いにも耐えられる代物。

【人物背景】

オリジナルとなった人物は、エクスデス親衛隊長と言う地位についていた、暗黒魔道士エクスデスの部下の中でも高い実力を誇っていた戦士。
無数の武器を振るい、卓越した武術の腕を持ち、数々の青魔法を操る、その地位に恥じぬもののふ。
しかし、他の部下達に比べて邪悪と言う訳ではなく、所々抜けており、天然で、義理人情に篤い、言うなれば憎めない男だった。
エクスデスにとって計画を頓挫させかねない脅威に成長する事が予見されていた、バッツ一行と幾度も熾烈な戦いを演じるが、その全てが黒星。
倒される前に逃走、と言うパターンを幾度も繰り返し、何度も剣を交える内に、ギルガメッシュはバッツ達に奇妙な縁を覚え始める。
が、度重なる失敗に業を煮やしたエクスデスによって、次元の狭間へと落とされるが、生来からの悪運により生存。
その後エクスデスを倒す為に次元の狭間を潜る事となったバッツ一行と再会、彼らに出口を教えてもらい、其処から外へと出ようとする。
しかし、帰るのを思い返して引き返してみると、次元の狭間で待ち構えていたエクスデスの部下、ネクロフォビアに苦戦を強いられていたバッツ達を目の当りに。
「このままじゃカッコ悪いまま歴史に残っちまうからな!」、そう言い放ってからバッツ達の戦いに乱入、バッツ一行のメンバーに最期の別れを告げた後、
ネクロフォビアを巻き込んで自爆。最後の最後で、バッツ達に道を切り拓かせてから、世界から退場するのであった。

今回の聖杯戦争におけるギルガメッシュは、生い立ちや設定はFF5の物であるが、容姿や戦い方などはDDFFに準拠している。

【サーヴァントとしての願い】

世界中の業物を俺のものに!!

【基本戦術、方針、運用法】

非常に器用なセイバー。ステータスの平均値も最優のクラスだけあってまとまりがあり、青魔法による小回りの良さも利いている。
エクスカリパーを除けば、他の7つの武器で柔軟な戦い方も行うが出来、それに加えてステータスアップの宝具。
だが何よりも特徴的なのが、倒した相手の剣や槍、斧等を奪う事が出来ると言う事か。いざ危険となったら、高い仕切り直しスキルで逃げれば良い。
強いサーヴァントである事は先ず間違いはないが、ギルガメッシュ自身のおっちょこちょいなうっかり性分と、エクスカリパーが足を引っ張る。
マスターである直斗の優秀な補佐が、明暗を分けるセイバーとなるだろう。





【マスター】

白鐘直斗@ペルソナ4

【マスターとしての願い】

元の世界へと、人を殺さないで帰還する。


【weapon】

テレビの中の世界では拳銃を武器にシャドウと立ち回っていたが、聖杯戦争の舞台では持ちこめていない。
その代わり、違法改造したモデルガンが、探偵事務所に備えられている。

【能力・技能】

ペルソナ能力:
心の中にいるもう1人の自分、或いは、困難に立ち向かう心の鎧、とも言われる特殊な能力。
この能力の入手経路は様々で、特殊な儀式を行う、ペルソナを扱える素養が必要、自分自身の心の影を受け入れる、と言ったものがあるが、
超常存在ないし上位存在から意図的に与えられる、と言う経緯でペルソナを手に入れた人物も、少ないながらに存在する。
直斗の場合は、テレビの世界で自分の心の影を受け入れて入手しており、操るペルソナの名前はスクナヒコナ。
一寸法師の様な小さい身体に、子供用の礼服を身に付けているペルソナで、手に持った剣による斬撃に、破魔や呪殺魔法、
如何なる防御相性でも無効化出来ない万能属性の魔法を操る事が出来る。

聖杯戦争の舞台においては、テレビの中の世界ではないこの場所においてもペルソナ能力を使用する事が出来る。
マスター同士の戦いでは有利に立てる能力ではあるが、サーヴァントを前にしても十分な能力か、と言われれば疑問が残る。

探偵としての推理力:
探偵一族である白鐘家であり、現役の探偵として非常に優れた論理的推論能力を持つ。

【人物背景】

代々探偵家業を続けている一族、白鐘家の末裔。直斗で5代目に当たる。
稲羽市で発生した謎の連続殺人事件の捜査の為に、県警の要請を受けて地元警察署に派遣された特別協力者。
学生にして探偵、と言う漫画やアニメの中でしか見られないような特徴と、中性的な容姿のせいで有名人となっていた時期があり、一時はテレビにも出演していた。
その推理力は本物で、テレビの中の世界と言う物を知らなかった時期から、その世界に潜って捜査を続けていた鳴上悠達に目を付けており、彼らを独自にマーク。
加えて、連続殺人の模倣犯であった人物が逮捕され、警察が捜査を打ち切ろうとした時も、その人物が真犯人ではない事を見抜き、警察に捜査続行を訴える。
しかし、16歳と言う若い年齢の上に、社交性も乏しく、子供っぽいとされて警察から煙たがられ、意地になり、独自に捜査を続ける事を決定。
その過程で、テレビの中の世界と言う物にとうとう辿り着き、その世界に潜らされてしまう。
其処で明かされた直斗のコンプレックスとは、自分が女性であると言う事実そのもの。探偵と言ういかにも男性的な職業でありながら、
彼女の性別は女性であり年齢も成人に達しておらず、その上、単なる事件解決の為のツールとしてしか見られてなかった、と言う現実から、
彼女はかっこいい大人の男性になりたい、と無意識の内に思っていたようである。平時の服装が如何にも男性的なのは、そう言った願望があったからこそ。
救出にやって来た鳴上悠たちにより、暴走した自分の心の影は押さえられ、其処で直斗は、自分の心の影を向き合う事を決意。
スクナヒコナは、その時に獲得したペルソナ。以降は悠達の特別捜査隊に加わり、事件の解決に直走る事となる。

今回の直斗は、ペルソナ4のバッドエンディングの内の1つ、生田目をテレビの中に突き落とさなかったが、結局犯人が誰なのか解らなかった、と言うルートからの参戦。

【方針】

人を殺さずに動くにはどうしたらいいか。場合によっては、同盟も組む必要があるかもしれない。

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最終更新:2015年04月30日 21:23