できない子&バーサーカー ◆KQwctnrg6E
私、できない子は自分の才能に絶望している。
……待って欲しい。才能以前にその名前は何だとか横槍を入れないで欲しい。
世間には大人の事情というものが存在するのだ。人間が付けたはずの和名やら学名の一部を鳴き声とする生物とか。
閑話休題。
ともかく私は自分は何もできないと思っている。
無能と言うほどではないけれど、非凡と言えばふさわしい。
勉強しても「まあまあ良い点」が取れるだけ。スポーツやゲームも得意なジャンルで中の上がやっとこさ。
男にモテる風貌でもないし、コミュニケーション能力に長けているという事もなし。
自分で言ってて悲しくなるけど、誰もが私を器用貧乏と形容する事だろう。
それは私も十二分に理解してる。
だから私は身の丈にあった世界を行きなくてはならないのだ。
聖杯戦争なんてもってのほかなのだ。
偽りでもあの日常と心中した方が幸せだったと思う。
――戦争するなんてできないでしょ。無理。
だって私はただの学生だし。魔術師でもなんでもないし。
代行者でもないし。脇役全開のスペックで、おまけに出来ない子だ。……自虐ギャグじゃないです。
だけども主催者というか責任者は多分、棄権を許してはくれないんだろうなーというのが分かる。
こういう話はパターンとして、次々と災厄というか戦闘が舞い込む事になるのだと思う。お約束。
漫画は好きな方なので展開は読める。
もちろん登場人物が私だなんてものすごく控えめに言ってありがた迷惑だけど。
この手のファンタジーは登場人物のなるのだけは御免だと思う。
誰か好き好んで生殺与奪の場に踊り出たいものか。
そりゃ、異世界に飛んだ事で謎のスーパーパワーを得たとか主人公補正が約束されてるとかそういう事情なら別だけど。
多分そういうサービスは貰えてない。ちょびっと友人家族に見られたら死にたくなるような事を試したけど、私は凡人のままだったし。
……あ、いや。スーパーパワー的なものは貰っている。
ただ、それはパワーとか曖昧不確か視認不可能なものではなく、明確に質量を持って存在するもので。
平たくいえば生物的な何かであり、私本人の力というと少し語弊があるが、聖杯戦争の参加者である私はそういうものを貰っていた。
「ZIGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
暗闇の森を、蒼き閃光で照らす……巨大な狼っぽい何か。
どう見ても怪物です、本当にありがとうございました。
この――「ジンオウガ」というらしいバーサーカー。これが私のサーヴァントだ。
真名は突然脳裏に浮かんだ。そして私は「あっ、このワン公絶対人と会話するとか無理だな」って悟った。
問おうあなたが私のマスターかみたいなプロセスすら、私には与えられなかった。
いくら何も出来ないとはいえ、それはちょっとセメントなんじゃないかなって思ってる。
何か悪い事しただろうか。あれか、間が差してバイト代を1万ほどガチャに注いだのが不味かったのか。
私がこの戦争から逃げられないと思った、もうひとつの理由が彼……いや彼女……? とにかくこいつの存在だ。
だってこんなにデカいんだもん。光るもん。
目立つでしょ。他のギラついた参加者にバレるでしょ。あとはお察し。
しかも「バーサーカー」だ。狂ってるのだ。怪物なのだ。どう考えても大惨事大戦不可避だ。
ああ、私にはもはや逃げる権利すらないんだなー。
あまりにも世知辛いこの現状、無理の極みに私は何かを悟りすらしそうであった。
ただ。せめて一言言わせてくれ。
ショウジキナイワー。
【クラス】
バーサーカー
【真名】
ジンオウガ@モンスターハンターポータブル3rd
【パラメーター】
筋力A 耐久B 敏俊A 魔力C 幸運D 宝具C
【属性】
混沌・中庸
【クラススキル】
狂化:A
筋力と敏俊と魔力を2ランク、その他のパラメーターを1ランクアップさせるが、
理性の全てを奪われる。しかしバーサーカーは獣のため、もとから理性などほぼ存在しない。
【保有スキル】
怪力:B
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
野性:A
力強き獣としての原始的感覚。
驚異的に発達した五感を持ち、自らの命の危険に対して未来予知じみた反応を見せる。
帯電:A
電気を纏い、操る能力。この電力は魔力の代わりをも果たす。
背中に共生する雷光虫という生物による能力で、この虫はバーサーカーが健在な限りいくらでも補給される。
【宝具】
『無双の狩人』(モンスターハンター)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足人数:1人
圧倒的な力で人間の狩人を悉く返り討ちにし、「人間の勝てる相手ではない」と言わしめた魔獣の二つ名の具現化。
筋力、敏俊の両方がBランク以下の相手による攻撃をシャットアウトする。
また武具の性質を持つ宝具による攻撃とかち合った時、一方的に勝利する事が出来る。
反則的な防御力を誇るように見えるが条件が限定的のため、相手次第では全く機能しなくなる。
条件を上回る能力を持つ相手は無論のこと、宝具が武具ではなく強力なサーヴァントとは相性が悪い。
加えて最終的には人類に踏み越えられた存在であるため、怪物殺しの逸話を持つサーヴァントはこの宝具を高確率で無効化してしまう。
『月下雷鳴』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足人数:30人
雷電を操るバーサーカーの真価。
超帯電状態となることで、パワーとスピードを飛躍的に上昇させる。
加えて放電による超遠距離攻撃も可能となり、遠近共に隙が無くなる。
雷光虫の消費は激しく、効果時間も10分程度と限定的ではあるが、
効果中は「無双の狩人」の効果である筋力・敏俊の基準が「Aランク」となる。
ゆえに事実上、Aランクの能力をスキルで更に底上げ出来ず、宝具を貫通しない相手に対して無敵を誇る事となる。
【weapon】
肉体、及び電撃
【人物背景】
圧倒的なパワーとスピードを誇るモンスター「雷狼竜」。牙竜種。
かつては霊峰に住んでいたが、アマツマガツチの来訪によって森林地帯への移動を余儀なくされた。
雷光虫との共生関係により、電撃を操る事が出来る。
このジンオウガは、かつてユクモのハンターが戦った様々な「ジンオウガ」の集合体のような存在。
そのため英雄、特に人間に対しての勝利を己の願望としている。
獣としての母性からマスターを守護する想いはあるのだが、悲しいかな意思疎通でき得ないため噛み合ってない。
【サーヴァントとしての願い】
英雄に勝利する。マスターを守護する。
【マスター】
できない子@2ch
【マスターとしての願い】
日常を取り戻したい
【能力・技能】
特になし
【人物背景】
やる夫派生AAのひとり。性格設定は登場作品によって異なるが、
基本的なイメージと相違なくダウナーでローテンションな性格をしている。加えてネガティブ。
凡人臭い顔立ちだが、アップになるとAAの都合上美少女になるっぽい。マフラーが愛用品。
このできない子は一般人の学生である。つまり少女。
もしかしたら名前が似た親兄弟とかいるかもしれない。NPCとして。
【方針】
某マクロスFのオープニングテーマを歌いたくなるレベルで生き残りたい。
最終更新:2015年05月01日 04:19