ミラベラ・メドゥシアナ

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Mirabella Medusiana

#image(mirabella.jpg,width=600,height=800,title=ミラベラ,left)

黄金薔薇蛇男、亜米利加人。
学費に困ってハイスクールを休学、住み慣れたヒューストンを離れ

――あれ?

どうしてこうなった
ここはどこなんだ
でもまぁいいや!

※一緒に冒険に行く度に好感度が上がるシステム採用

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好感度(3月3日分まで反映)
-[[ヴィオラ・シデレア]] ☆
-[[ジャンドゥイヤ・スリソズ]] ☆
-[[セプテム・トランスウォランス]] ☆
-[[ティモ・アルドゥーラ]] ☆
-[[マジアトゥイ・ニシビ]] ☆
-[[ムー・リンドバーグ]] ☆

金貨合計(3月3日分まで反映)
9270
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黄金暦211年11月
 太腿に大怪我を負ってしまった。暫く休息が必要なのかもしれない。
 そして今また一つ、囚われている考えてがある。まだここに書いてしまおうとは思わないけれど。
 やっぱり……この世界はなにかおかしい。

 ザカリオの遺髪は、今更酒場の連中に見せても仕方ない気がしたので、髪を編んで細いミサンガを作ることにした。
 余った分は暖炉にくべる。
 エメラルド色の美しい髪は見る間に燃え上がり、たんぱく質の焦げるあの匂いを発しながら、この世から無くなった。
 あ、言っておくけど、別に僕は彼に何か特別な感情とかは持ってないからね?
 ただの御守代わりだ。225のやつらが気付くかどうかはわからないが、それでいい。

 ***

 街中で、忘れようのない男の姿を見かけた――ような気がした。
 彼は僕を見て、笑った。それは&italic(){あの時と同じ笑顔だった}。

黄金暦211年10月
 あまり記憶がないけれど、多分225のやつらはいなかった。
 未だに僕の周囲に人死は起きない。
 ……持ち帰ってきたザカリオの頭髪はずっと鞄に入れたままになっている。

黄金暦211年9月
 [[イグジット・コフィン]]が死んだそうだ。
 死因なんぞ僕の知ったことじゃない。

黄金暦211年8月、彼岸の頃
 [[ザカリオ・ベラスケス]]に依頼を出したという男から同行者を聞き出し
 その同行者を尋ねて詳しい位置を確認する。
 緑髪でオッドアイのスカーフェイスを探してる、と言ったら動揺してた。後悔してんの? 馬鹿なの?
 普通に行ったら三日もかかるとか正直やってられないので街で車持ちのボンボンを拾う。(チェーンソーって便利だね!)
 行程の7割、二日分程度まで進んだところでエンスト。役立たずとはここでさよなら。
 森に踏み入ってどれくらいの時間が経過しただろうか。彼らが目印に置いたという白い石を只管辿る。
 背の高い木々に天を覆われて昼も夜もない暗い森に、点々と落とされた石が道標のようにぼうっと光っている。
 まぁ……道標だけど。
 逃げ帰ってきたやつらにとってはこれが生に続く道。けれど往路で途絶えれば死出の旅路の一里塚、か。
 そしてこの道の何処かにザカリオを見つけることが出来なければ、それはそういうことだ。

 足元の悪さもあって結局は一昼夜歩ききったと思う。
 まだ夏なのに朝靄で視界が狭い。
 あぁ、普段ならこういった場所には六人一組で来るのだった、そういえば。
 何故かって? 魔物とやらに襲われるからだ。――忘れてた。獣の唸り声で気付くなんてね。
 先生にも良く言われたんだ、危機感が足りないって。
 肩を竦めつつリコイルスタータを引く。
 [[マジアトゥイ>マジアトゥイ・ニシビ]]に獲物が逃げるって苦情言われたけどそれで良いじゃん、それとも何、自殺志願者?

 そこから本当に目と鼻の距離だった。獣が集まっていた原因は僕じゃあなかったんだ。『これ』の所為だ。
 死者に杯を手向けていた男の成れの果て。
 ザカリオ・ベラスケスの屍骸。
 紫や暗緑に変色した肌。逞しかった筋肉は悉く弛緩し、ところどころ網状の模様が浮いている。
 薄っすら開いた瞼の隙間に白濁した眼球がどろりとした質感を見せる。
 怪我を負ったらしい部分は黒ずんでいて、勿論当然のことだが、酷く匂った。
 とはいえ損壊の度合いは気温と湿度、経過日数を考えると軽度だ。
 原因は恐らく死因、蠍の毒の所為だろう。彼を土に還すべき生き物はその毒に打ち勝てなかった。
 呼び寄せられた獣もまた彼を胃に納めることが出来ず遠巻きにしていたんだ。

 これは。
 ――演技じゃあないなァ。

 持ってきた水で顔くらい綺麗にしてあげようと思ったのだけど、触れた皮膚は呆気なくずるりと崩れてしまった。
 ジーザス、そんなにスカーフェイスがお気に入りか?
 軽口を叩きながら予備のチェーンオイルと途中で買っておいたスピリッツを服にぶちまけてやる。
 胸の上に、自分の髪から抜いたミラベラを一輪置く。
 こんだけじめじめしてりゃあ延焼はしないだろう。というか多分あんまり燃えない。けど。
 EARTH to EARTH, ASHES to ASHES, DUST to DUST.
 誰かの血肉にならないのなら、灰に還るのが一番なんじゃないかっていう僕流の供養のつもり。
 そして、火が廻る前にチェーンソーを起動させないまま持ち上げ、崩れかけて尚安らかなその頭に刃先を向けた。

 ***

 また数日かけて酒場に戻る途中、[[イグジット>イグジット・コフィン]]に出くわした。
 一度顔を合わせただけの間柄だが、彼もどうやら僕を覚えていたらしい。
 けれど、昏い目をらんと見開いて僕を見る、その瞳に正気の色などなかった。
 「――弟たちに会いに来てくれたのかい? 今、俺の部屋にいるんだ」
 「え。部屋に?」
 払拭されかけた疑惑が頭の隅で再び燻り始める。
 あの兄弟はまた別かもしれない。
 「あぁ、部屋に、いる」
 すぐそこだよ、嬉しいな、きっと弟たちも喜ぶ。おいでよ。
 例によって例の如く胡散臭い誘導に、好奇心が負けた。厭な予感はしていたのに。

 何もない部屋に二つの棺桶。死化粧に覆い隠され、完全に管理された屍体をそれぞれ抱いている。
 綺麗だ、確かに。でも僕はザカリオの屍体のほうがずっと美しく感じる。
 執念が――そう、兄の醜悪に近いほどの執念が、ここの何もかもを捻じ曲げている気がする。
 何より、死臭を知ってしまった身には、それが微かであってもわかるのだ。
 思わず口元を押さえる。
 「会ってくれる、と言ったね」
 ガチャリ、と重い錠と鎖の下がる音がした。
 は、と振り向くとイグジットはにこりと笑う。末の弟のような屈託ない笑顔。
 「もう、今、会ったよね僕?」
 「見ただけだろ?」
 「そうじゃなくて、会ってあげて欲しいんだ、これじゃ寂しいだろう? 俺もずっと傍にいることは出来ないし」
 穏やかに、二番目の弟のようにイグジットは『それら』に優しい眼差しを向ける。

 OK,OK.成程、そういう話。残念だけど。

 相棒が甲高い音を立てて回転を始める。
 「僕は君の弟の友達にはならない。そこをどいて、ここから出して」
 「約束はァ……守ってくれるよ、屍体になれば。なってしまえば俺も君の事、好きになれそうな気がする。嫁にでもくる?」
 一体どうしたらいい? 斧に手した狂人を前にして、僕はどうすればよかった?

 今僕は、仮住まいの宿で、チェーンにこびりついた血を落としている。

黄金暦211年8月
 ■■■■(非常に問題のある表現につき黒塗り)■■■■
 こちとらインディー・ジョーンズじゃねぇんだよ!!
 はー……同じような依頼だし同じように行けば見つかるだろうと思ったんだけどな。
 今回はあの酒屋で見た[[きぐるみ?>ジャンドゥイヤ・スリソズ]]とか、225の名簿にあったやつとかいたから
 あんまりヘマしたくなかったっつーか……
 僕の責任? いや罠仕掛けたやつのが悪いとは思うけど?
 でもまぁ結果が見えるとこにあるってなると厭でもミスを思い出すじゃん。悔しいよね、そりゃあさー。
 きぐるみも[[マジアトゥイ>マジアトゥイ・ニシビ]]も、あと[[ムー>ムー・リンドバーグ]]だったかな、大したことないと良いんだけど。
 ……。いやだから僕が落ち込む必要なくね? ■■■■(非常に問題のある表現につき黒塗り)■■■■
 怪我はしたけど相変わらず皆無事らしくて、一応ね? 一応ほっとしてるよ?

 確認ついでにチェックしてたらこの間弟捜してた[[でっかい子>マリッチ・コフィン]]、ペンで消されてた。
 あそこの兄弟が一番芝居掛かってたからなぁ、僕としてはそれこそ墓があるなら暴いてみたいもんだけど。
 あともしかして[[ザカリオ・ベラスケス]]って前に奢ってくれた人じゃなかったっけ?
 良くある名前、じゃあないよね……。
 ……そういや『もしも』本当に死んだとすると、その屍体は誰が街まで運ぶんだろう。
 [[最初の弟>ニコルズ・コフィン]]は[[生き残ってる兄>イグジット・コフィン]]が探してきたようだった。
 その様子を見てた所為もあって逆に疑わしいと思っていたし今も思っているわけだけど。
 酒場に行って、ザカリオを見かけなかったら――探しに行ってみようか?
 もし彼の屍体が見つかれば僕の疑問も解消するわけだし。
 死体回収班みたいな組織があって遺体安置所もあるならそこ行けばいいけど、治安の悪さからして望み薄だ。
 本当に死んでいるとして、その辺にほったらかしにされてるとしたら、それはあんまりだし。
 見当たらなかったり、ぴんぴんしてたりしたらそれはそれで僕にとって悪いことじゃない。

黄金暦211年7月
 鉱脈を探し、無事発見。死傷者はゼロ。全体で見ると二人ほど行方がわからないらしんだけど。
 あいつは実に運が良い、なんて言われてるかもしれないね。知り合った皆は今月も無事だった。
 ……ヒトは見たものしか信じられない、この意味わかる?
 僕は騙されているのかもしれない。誰に? 225という集団に。
 全部、全部お芝居なのだと、そうとしか思えないし、思いたい。...GOD BLESS YOU

黄金暦211年6月
 普通のキノコだった。まぁ持って帰ったら報酬弾んでくれるしいいけどねぇ。
 ところでふと気付いたんだけど、僕と組む人たち都会っ子が多い。次が海港。類友システムってヤツ?
 いや言いたいのはそこじゃなくてさ。称号ってやつを登録して依頼貰いにいくわけだけど
 この称号を似た系統で登録しとけば同期――“225”って誰かが言ってた――と向こうでも会いやすいんじゃない?
 憶測だし、そうだったとしたってマッチングの可能性が上がるだけで確実にってことはないけど。
 それにしても、だ。先月件の酒場を覗いてみて、死体だの、死を嘆くヤツらだのを見て
 ……でも僕、結局今回もなんか散歩してるうちに極々フツーに仕事上がれたんだよね。
 勿論それは嬉しいことだよ、誰だって目の前で他の誰かがマッシュポテトにされたりあまつさえ自分がステーキになったり
 そんなもんは見たくないワケで。だから喜ぶべきだ。
 けど、お陰様で今の僕は酒場の連中にも担がれてるんじゃないかって気がして仕方ない。
 その割には前に一緒になって名前をきいた三人の無事なんかは真っ先に確認してるんだけどさ。
 皆元気そうだったよ。より一層あっちの方は――ってなったけどね。

黄金暦211年5月
 ゴブリン? またおまえらか。
 ていうか罠とか。ちょっとドッキリにしては笑えないんじゃないの。KISS MY Axx!!
 ……っていったら本当に尻に顔面アタックしてきたどうしよう。あいつら英語通じてない。
 あと幾ら自分が不細工だからって顔を! 狙うんじゃ! ねーよ!
 噂じゃ結構人死にも出てるらしい。うちらはちょっとかすり傷負ったくらいだけど。
 冒険者(っていうのか、マジで)が集まってる酒場とかあるって聞いたから行ってみようかな。
 来月はキノコを捜索してくれだって。捜索ってどういうこと。足でも生えてるのか。レアすぎんだろ。
 キノコくらい自力で採りに行け。

黄金暦211年4月
 ゴブリンってあれでしょ、CG。ドビーみたいなやつ。だから中に人とかいないよね。
 だから気軽に左腕辺りを狙ってチェーンソー振り被ってみたら、またこの腕がイイ感じの音立てて地面に落ちて
 血がブシィッと噴き出したりなんかして。
 ひゃあ。KOOOOOL!!!
 でもさー何か周囲と温度違う。何なのあいつら? 映画のエキストラじゃないのかなー。
 磯の香りのするあんちゃん([[ティモ・アルドゥーラ]])なんて
 「せめて首狙って一思いにやってやれ」
 とか言いやがる。あいつちょっとクレイジーだよ。気をつけよっと。
 愉快な冒険(仮)は結構良い稼ぎになるからいいけどさ。

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初期ステータス

年齢 : 17歳 
性別 : 男 
出身地 : 都会 
出身家 : メドゥシアナ  
冒険者になる前の生活 : 学生 
冒険者になったきっかけ : 食うに困って 
筋力 / 73
耐久 / 80 
敏捷 / 84
器用 / 84 
知力 / 114
魔力 / 113 
感応 / 85
運勢 / 100 
金銭欲 : 過剰 
名誉欲 : 普通 
正義感 : 皆無 
緊張感 : 貧弱 
克己心 : 皆無 
情熱 : 1000 
武器 : 剣 

PL:∞/夢幻猫

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