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バルマレイ製鉄所

巨大な溶鉱炉がシンボルの製鉄所。
自動化は進んだが、いまだ体力が求められる職場で、
特別講習のためにレスラーを招くこともある。
ウォウ
ザンギエフは格下と闘うのを避ける。
投げるのを躊躇うから、と。
わははは!
その点では俺の勝ちだな。
相手が格闘家である限り、
躊躇うことは何もない!

ザンギエフがたまに
分厚い本を薦めてくる。
俺がそれを真っ二つにちぎろうとすると、
全力で止められるんだ。
俺のパワーを試すつもりじゃないのか!?

見よ! この鍛え抜かれた腹筋を!
日々の鍛錬の成果よ!
板チョコみたいにパキっと割れて……
おっと、かじっちゃダメだぜえ!

タッグマッチなら俺たちの
右に出る者はいねえ!
たとえザンギエフとお前が
組んだとしても、負けねえぜ!

ザンギエフ?段)
むむ…
むむむむ……!
随分と鍛えあがってきたではないか!
しかし、まだまだ足りぬ!
もっと、もっとだ!
折れぬ気持ちで鍛えるがいいぞぉ!
はっはっはーっ!

むむむ……!
ちょっとその筋肉見せてみろ。
……うむ
……認める
認めようじゃないか!
お前のその筋肉!
紛うこと無き本物よぉー
むっはー!

サォウ
ザンギエフが「筋肉と対話しろ」ってさ。
何を言ってるんだって感じだよな。
俺たちは筋肉の奴隷。
必要なのは対話ではなく、奉仕なのにな。

ザンギエフがたまに
分厚い本を薦めてくるけど……
難しいのばかりだから、
大抵ひざに挟んでスクワットしてるな。
いつのまにかザンギエフ
真似してるから笑っちゃうぜ。

「俺は腹筋板チョコ、お前は肩メロン」
って兄貴に言われたんだが……
……ああ、筋肉と血管で、肩が
メロンに見えるってことか?

製鉄炉は熱いし、ここのやつらは皆
1に筋肉、2に筋肉……って感じで暑苦しい。
俺の大胸筋がのぼせないよう、
しっかり冷やしてあげないと。

ザンギエフ?段)
お、あんた……それ。
…………へぇ。
出来てきてるじゃねえか、
筋肉への奉仕をな。

ここに来てけっこう経つんじゃないか?
そろそろ聞こえてくるだろ、
筋肉の声ってヤツが。
でも慢心しちゃダメだ。
そこはゴールのようでスタートだからな。
寝る時に一緒にラブソングを歌えるくらいになってみな。
まあ、あんたなら出来ると思うぜ。
最終更新:2024年01月14日 16:16