闘いの記録

リリー
昔、サンダーフットの戦士が
闘いの旅に出た。
一族を救うための旅だったけど
その途中でたくさんのファイターと出会った。
リリーも旅に出たら
ファイターたちと会うと思う。
彼らの闘いの記録があったら
見てみたいけど、あるかな?
概要
サンダーフットの戦士が残した闘いの記録。
先人から後継へと。語り継がれる戦士の記憶。

CLEAR REWARDS
壁紙:リリー 白×1
壁紙:リリー 黒×1
ロケットペンダント×1

ミッションクリア目標
「闘いの資料」を3枚集める

(メトロシティ アーバンパーク アスレチック)
闘いの資料①
とある格闘マニアが記した
闘いの記録。
そこには過去の熱い闘いの様子が
描かれている。

「トマホークバスター!」
彼はそう叫ぶ。
巨躯を丸め、姿勢を低くした――
と思いきや、目にも止まらぬ速さで
相手の男の懐に飛び込んだ。
鈍い音とともに男は倒れる。
すかさず追撃を狙う彼だったが
一瞬の隙を突いて男が反撃する。
鋭い蹴りの一閃。
これが反撃の合図だった。
蹴り上げながら宙を舞う男。
その連撃は止むことはなく、
無情な時間だけがただ流れていく。
彼はただ吹き飛ぶだけ。
地に立つことすら許されなかった。
しかし彼の瞳に宿る火は
消えてはいなかった。
ようやく地上に落ちた彼は
再び空中に跳び上がったのだ。
相手の男めがけて急降下する。
相手の男は躱そうと動いたが
体勢を崩し、彼の手に捕まった。
その刹那、男は地面に転がる。
彼は間髪入れずに投げ続け、
相手の男を弱らせてゆく。
闘いの終わりは唐突だった。
相手の男と交わした短い言葉、
それをもって両者は拳を下ろした。
やがて歩きだす2人の男。
それぞれの使命に向かって。

(ナイシャール 旧市街 東路地)
闘いの資料②
とある格闘マニアが記した
闘いの記録。
そこには過去の熱い闘いの様子が
描かれている。

ただならぬ空気が漂っていた。
屈強な男が2人、対峙している。
睨む者と不敵な笑みを浮かべる者。
互いに隙を見せず、沈黙が続き
その時間は永遠にすら感じられた。
先に動いたのは彼だった。
高く跳び、相手の男へダイブする。
強力な攻撃ではあったが、
相手の男には届かなかった。
男の怪しいオーラが彼を襲う。
彼が怯んだ隙を見逃さない男。
素早い飛び蹴りによる猛攻で
徐々に彼を追い込んでいった。
彼は耐えきれず、地に倒れこむ。
その耳元で男が囁く。
そこで何を語られたかは謎だが、
話が終わった途端に彼は激昂した。
そして目にもとまらぬ速さで
男を掴み、二度地面に叩きつける。
そして、彼は雄叫びを上げた。
天を仰ぐ者と地面に伏す者。
そこには勝者と敗者がいた。
彼は何かを成し遂げたような
安堵の表情を浮かべながらも、
どこか寂しげに去っていった。

(ナイシャール 駅前広場)
闘いの資料③
とある格闘マニアが記した
闘いの記録。
そこには過去の熱い闘いの様子が
描かれている。

「成長しないやつだな」
彼は呆れた顔を見せた。
相手の男は構わず笑顔を向ける。
旧知の仲なのだろうか、
拳と言葉を同時に交わしていく。
俊敏な動きで翻弄する相手に対して
彼は焦ることなく冷静に対処する。
隙だらけだ、と教えるかのように
相手の男を軽々と片腕で持ち上げ、
地面に向かって放り投げた。
相手の男も反撃を仕掛けてくる。
まるで自分の力を誇示するように。
彼は呆れた様子であったが、
相手の攻撃を喰らったその瞬間、
どこか嬉しそうな表情を見せた。
彼が跳び上がった男の足を掴み
地面に何度も叩きつけた後、
振り回して投げ飛ばした。
男は笑みを浮かべたまま動かない。
どうやら勝負は決したようだ。

リリーに報告する

記録、あったんだね!
見つけてきてくれて、うれしいよ
かたじけない!
……うん。
世界には色んな戦士がいて――
こうして、語り継がれるような
闘いもある。
そう思ったら、うずうずしてきた!
……これ、リリーの旅の準備。
精霊の声が聞こえたら、いつでも
行けるように、用意してるんだ!
早く行きたいなー、旅。
お前も一緒に来るか? あはは!
最終更新:2024年01月06日 10:45