第一回ハンドアウト

トレーラー

 アトラタン南東に浮かぶ小大陸ダルタニア。6つの国が覇権をめぐり争っていたこの大陸も、全世界規模の融和の流れに押され、ここ数年は平穏を保っていた。しかし、大講堂の悲劇が全てを変えてしまう。大きな衝突は起きていないが小競り合いは頻発するようになり、大小の陰謀が蠢き始める。誰もが戦争の季節の到来を予感していた。
 そんな中、ダルタニアン最大の国、グリューネブルク辺境伯領に一人の君主が誕生する。辺境伯の第二子である彼/彼女の登場は、この大陸にどのような影響を与えるのか?
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前説

 一地方を舞台とした戦記もののストーリーにしたいと考えています。PC達は有力国の当主の一門として領主となり、国家の運営に携わって貰います。もちろん一領主に過ぎない貴方達は国を自由に動かす事は出来ませんが、様々な方法で自分たちの希望を反映させる事が出来るはずですし、あるいは国家に翻弄されてみるのもいいかもしれません。
 PC間の対立構造は(あんまり)用意していないので、力を合わせて栄達し、立派な領主になって下さい。

◇ハンドアウト

  • PC1 新米君主 推奨クラス:君主 
 貴方はダルタニア小大陸で最大の領邦国家グリューネブルク辺境伯家の当主の家に生まれました。とはいえ長子と言う訳ではなく、爵位は貴方の姉が継ぐ事が決まっています。貴方は隣国フリッツラントの当主の娘と婚約を結んでおり、聖印の授与を受けた今結婚は間近です。
 貴方はある意味では非常に気楽な身の上です。大きすぎる責任を負う事は無く、余程の事がない食い逸れる事は無い。また、意志と能力さえあれば国政に参画しすることも出来ます。野心に不足が無ければあるいはそれ以上の事も出来るかもしれません。
 全ては貴方の決断次第です。

  • PC2 お目付役 推奨クラス:メイジ
貴方はアカデミーからグリューネブルク辺境伯国に派遣された魔法師です。この国に来てからはかなり長く、一定の信頼を得ています。今回PC1のお目付役を命じられたのもその信頼の表れでしょう。
貴方はPC1に助言を与え、その助けとなる事が役割です。ただし、貴方が重視すべきなのは第一にアカデミーの利益であり、辺境伯家の利益であり、そしてPC1の利益です。これらは基本的には一致しているはずですが、万が一齟齬が発生した場合、貴方は決断を迫られるでしょう。

  • PC3 股肱の臣 推奨クラス:自由
貴方はPC1の乳兄弟です。子供のころからPC1と共に育てられ、長じればPC1の片腕と成る事を期待されていました。そしてPC1が成人した今こそ貴方の真価が試される時です。PC1 の一番の友人として彼を支えてあげて下さい。
※NPCの誰かの子どもや親類という設定をつける事を推奨します。

第一回トレーラー

初めて与えられた領地での歓迎式典をこなした君達は、辺境伯に挨拶をする為一度首府に戻ってきた。
そこで君たちは隣国フリッツラント子爵領への使者の任務を与えられる。
フリッツラントとの間では、子爵領内で発生した魔境の対処が長年の懸案事項であった。
成人したPC1の披露と挨拶にかこつけてその問題を進展させようというのが今回の任務の目的である。

しかし隣国へと向かった君たちを向かえたのは……
最終更新:2015年05月31日 16:16