Todarodes pacificus
ル 登場
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登場
●●(……海がすごくきれい。
やっぱり、はばたき市って
素敵なところだな)
●●(本当に懐かしい。
海も街も、小さい頃、
住んでいた時のまま……)
●●(少し歩いてみよう)
・
・
・
●●(あれ?
ここ、どこだろう。
迷っちゃったかも……)
●●(……?)
●●(なんだろう?
あの建物……)
●●(教会、かな。
ツタと雑草で、
よくわからないけど……)
???「今はだめだ。
●●「!!
●●(…………)
???「その教会に、入りたいんだろ?
●●「え?
あの……
???「鍵がかかってる。
中には入れないよ。
やっぱり、はばたき市って
素敵なところだな)
●●(本当に懐かしい。
海も街も、小さい頃、
住んでいた時のまま……)
●●(少し歩いてみよう)
・
・
・
●●(あれ?
ここ、どこだろう。
迷っちゃったかも……)
●●(……?)
●●(なんだろう?
あの建物……)
●●(教会、かな。
ツタと雑草で、
よくわからないけど……)
???「今はだめだ。
●●「!!
●●(…………)
???「その教会に、入りたいんだろ?
●●「え?
あの……
???「鍵がかかってる。
中には入れないよ。
画面タッチ
●●(どうしてだろう、
懐かしい感じがする……)
●●「すみません!
わたし
帰り道を探してたら……
???「どうして謝んの?
●●「だって……
この教会の人じゃ、
ないんですか?
???「いや?
俺も、帰るところが
わからなくなったんだ。
●●「なんだ。
じゃあ、わたしと一緒--
???「よっ、と。
●●「あぶない!
●●「あんなに高いところから……
ケガ、しなかった?
???「平気。
それより、
もう、遅いから帰ろう。
送ってく。
・
・
・
???「着いた。ここだろ?
●●「うん、ありがとう。
でも、どうして私の家、
知ってたの?
???「さあ、
どうしてだっけ?
●●「?
???「じゃあな。
●●「待って、
帰り道がわからないんじゃ……
???「思い出した。
●●(ヘンな人……)
●●(でも、
ちょっと素敵な人だったな)
・
・
・
???「もういいかい?
???「まあだだよ!
●●(ここは……)
●●(そうか、あの教会……)
???「もういいかい?
???「まあだだよ!
●●(そうだ……
昔、よくここで
かくれんぼしたっけ……)
●●(この子は……
ルカ君、
桜井琉夏君……)
ルカ「おいで、
見つかっちゃうよ?
●●(いつも、
にこにこしてるのに、
悲しそうな眼の
男の子だった……)
???「もういいかい?
ルカ「まあだだよ!
ルカ「早く、こっち!
●●「うん!
・
・
・
●●「わぁ!
カワイイお花……
ルカ「こんなところに
咲いてたんだ……
●●「?
???「見いつけた!
●●(この子は……)
???「ほら、
今度はルカがオニだ。
●●(そうだ、
ルカ君のお兄ちゃん。
コウ君……桜井琥一君だ)
ルカ「コウ、
見て、見つけたよ?
コウ「バカだな、
ルカは見つけられたんだろ?
●●(少し乱暴だけど、
優しい眼の男の子だった……)
ルカ「そうじゃないよ、この花。
コウ「花?
ルカ「この花はね、
妖精の鍵だよ。
●●「妖精の鍵?
ルカ「1つだけ
望みをかなえてくれる、
妖精の鍵。
ルカ「心に思い描く人のところに、
きっと、
連れてってくれるんだ。
●●「本当?
コウ「そんなの、
ウソに決まってる。
ルカ「本当だよ。
コウ「ウソだ!
●●「ケンカしちゃダメ!
コウ「ちぇっ……
行くぞ。
・
・
・
コウ「じゃあ……
もう、ここへは来られない?
●●「うん、
遠くに行っちゃうから……
●●(そうだ。
それから、わたしが
引っ越すことになって……)
コウ「自分だけ、
ここに残ればいいよ!
そうしなよ!
●●「無理だよ……
ルカ「ぼく、
妖精の鍵、探してくる。
ルカ「遠くに行っても、
きっとまた会える……
お祈りするんだ
また会えますように。
●●「また会えますように……
コウ「やめろよ、
そんなのウソだ。
ルカ「……信じる?
●●「わたし、
わたしは……
・
・
・
●●(それから、
3人で一緒に探したけど、
もう、どこにも
あの花は咲いてなくて……)
●●(2人とも、
今ごろどうしてるだろう。
まだこの街にいるのかな……)
●●「!?
●●「そうか、夢だったんだ……
ルカ君と、コウ君。
懐かしいな……
●●「あれ?
もしかして、
昨日の男の子……
●●「いけない!
遅刻しちゃう!!
わたし
帰り道を探してたら……
???「どうして謝んの?
●●「だって……
この教会の人じゃ、
ないんですか?
???「いや?
俺も、帰るところが
わからなくなったんだ。
●●「なんだ。
じゃあ、わたしと一緒--
???「よっ、と。
●●「あぶない!
●●「あんなに高いところから……
ケガ、しなかった?
???「平気。
それより、
もう、遅いから帰ろう。
送ってく。
・
・
・
???「着いた。ここだろ?
●●「うん、ありがとう。
でも、どうして私の家、
知ってたの?
???「さあ、
どうしてだっけ?
●●「?
???「じゃあな。
●●「待って、
帰り道がわからないんじゃ……
???「思い出した。
●●(ヘンな人……)
●●(でも、
ちょっと素敵な人だったな)
・
・
・
???「もういいかい?
???「まあだだよ!
●●(ここは……)
●●(そうか、あの教会……)
???「もういいかい?
???「まあだだよ!
●●(そうだ……
昔、よくここで
かくれんぼしたっけ……)
●●(この子は……
ルカ君、
桜井琉夏君……)
ルカ「おいで、
見つかっちゃうよ?
●●(いつも、
にこにこしてるのに、
悲しそうな眼の
男の子だった……)
???「もういいかい?
ルカ「まあだだよ!
ルカ「早く、こっち!
●●「うん!
・
・
・
●●「わぁ!
カワイイお花……
ルカ「こんなところに
咲いてたんだ……
●●「?
???「見いつけた!
●●(この子は……)
???「ほら、
今度はルカがオニだ。
●●(そうだ、
ルカ君のお兄ちゃん。
コウ君……桜井琥一君だ)
ルカ「コウ、
見て、見つけたよ?
コウ「バカだな、
ルカは見つけられたんだろ?
●●(少し乱暴だけど、
優しい眼の男の子だった……)
ルカ「そうじゃないよ、この花。
コウ「花?
ルカ「この花はね、
妖精の鍵だよ。
●●「妖精の鍵?
ルカ「1つだけ
望みをかなえてくれる、
妖精の鍵。
ルカ「心に思い描く人のところに、
きっと、
連れてってくれるんだ。
●●「本当?
コウ「そんなの、
ウソに決まってる。
ルカ「本当だよ。
コウ「ウソだ!
●●「ケンカしちゃダメ!
コウ「ちぇっ……
行くぞ。
・
・
・
コウ「じゃあ……
もう、ここへは来られない?
●●「うん、
遠くに行っちゃうから……
●●(そうだ。
それから、わたしが
引っ越すことになって……)
コウ「自分だけ、
ここに残ればいいよ!
そうしなよ!
●●「無理だよ……
ルカ「ぼく、
妖精の鍵、探してくる。
ルカ「遠くに行っても、
きっとまた会える……
お祈りするんだ
また会えますように。
●●「また会えますように……
コウ「やめろよ、
そんなのウソだ。
ルカ「……信じる?
●●「わたし、
わたしは……
・
・
・
●●(それから、
3人で一緒に探したけど、
もう、どこにも
あの花は咲いてなくて……)
●●(2人とも、
今ごろどうしてるだろう。
まだこの街にいるのかな……)
●●「!?
●●「そうか、夢だったんだ……
ルカ君と、コウ君。
懐かしいな……
●●「あれ?
もしかして、
昨日の男の子……
●●「いけない!
遅刻しちゃう!!