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桜井 琉夏 特別会話-臨海地区 - (2023/04/23 (日) 22:27:04) の編集履歴(バックアップ)


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■臨海公園・煉瓦道

「すごく小さな頃さ……煉瓦の街並みを家族でよく散歩したんだ」
「(選択肢)街並みってほどじゃないよ」
「あぁ……そっか。ここのことじゃなくて、別の街の話」
「別の街って……」
「楽しい思い出なのにさ、思い出すの、辛いんだ。そういうの、どうすればいい?」
「琉夏くん……」
「ゴメン。ちょっと、浸っちゃった。ほら、お洒落スポットだから、ここ」
(……琉夏くん)

■臨海公園・遊覧船

「陸があんなに遠い……なぁ、ここで飛び込んだらさ、陸まで泳げると思う?」
「(選択肢)ダメッ!」
「わかってる、冗談。ちょっと思いついただけ」
「琉夏くん、本当にやりそうなんだもん……」
「だから、ゴメン」
「……うん」
「まだ、心配?」
「ちょっとだけ」
「じゃあ、手、握って。そうすれば、どこにも行けない」
(琉夏くん……)

■臨海公園・波止場

「なんだかんだ言ってさ、けっこう来てるな。ここ」
「(選択肢)まあ、デートスポットだからね」
「デートスポットなんて、ゲェ、と思ったけどさ」
「うん、慣れてきた?」
「慣れるっていうのとは、違うかもしれない。わかったんだ、ここの過ごし方」
「?」
「こうやって、何も考えずに、遠くの海見ながらブラブラする」
「うん」
「男同士とかさ、1人で来ても釣りするくらいしかないけど2人なら――」
「2人なら?」
「目的なんてなくていい。こうしてるだけで。……そうだろ?」
「うん、そうかも」

■水族館

「なぁ、デカイ水槽あったろ?あれ、割れたらどうする?」
「(選択肢)怖いこと言わないでよ!」
「ゴメン。ウソウソ」
「もう」
「怖がり」
「琉夏くんが、イジワルなんだよ!」
「ウソウソ、本当に、ゴメン」
「もう」
「……溺れちゃうぞ?」
「琉夏くん!」
「ハハハ! あぁ~、楽しい!」
(琉夏くんって……)

■水族館・イルカショー

「イルカに混じってさ、一頭だけ、クジラがいたろ? あいつ、デカイのに可愛かったな」
「(選択肢)一頭だけズレてたけどね?」
「そんなことさ、本人が一番わかってるんだ、きっと」
「?」
「でも、気付かないふりして、はしゃぐしかないんだ。自分が憐れだなんて、思いたくないから」
「ごめん、わたし、そんなつもりじゃ……」
「なぁんて。可哀想なクジラの子は思いましたとさ。おしまい」
(琉夏くん、真剣な顔してたけど……)

■水族館・巨大水槽

「こうしてるとさ、海に潜りたくなるな?」
「(選択肢)潜りはちょっと……」
「覚えたほうがいい。一回も潜らないなんて、人生、損する」
「そうかな?」
「地球の7割は海だろ? ってことはさ、本当は地球って、海の中がメインなんだ」
「なるほどね……」
「だろ? 潜る気になった?」
「ちょっと、ね?」
「きっと、潜るの教えてやる。ちゃんと、怖くないように。な?」
「うん」

■海

「ここも観光客が増えたな・・・・・・俺さ、観光客って水着で当てられる。」
「(選択肢)都会っぽい男の子とか?」
「あぁ、ひ弱でダセェ感じの?」
「カッコいい人だっているよ?」
「でもさ、ナンパだろ?アイツらの目的は。」
「そんなこと、わからないよ。」
「どいつだよ、それ?」
「え?」
「ぶっ飛ばす。」
「(琉夏くん、もしかして妬いてる?)」

■海・青の洞窟

「昔の映画でさ、遭難した男と女が、孤島のこんな洞窟で暮らすシーンがあった」
「(選択肢)琉夏くんが一緒なら平気v」
「平気なわけないだろ? 俺と二人で」
「あれ、そうなの?」
「そうだろ。だって―俺と二人きりじゃ、オマエ、かわいそうだよ」
「かわいそうって……どうして?」
「俺は……迷惑ばっかりだ。だから、本当は独りでいるべきなんだ」
「そんな寂しいこと言っちゃダメだよ……」
「わかってるのに、ダメだな……最近、特にダメだ」
「琉夏くん……」

■冬の海

「…………」
「(選択肢)ねぇ、なにか言って?」
「子供のころさ……」
「うん」
「こうやって冬の海、見てた」
「そう……どうして?」
「寒そうな海見てると、生まれた町の景色、思い出すから」
「……そっか」
「風が強くて……午後になるといつも潮の匂いがしたな」
「そんなこと考えながら一人でボーッとしてた。夕方になるとさ……いつも、コウが迎えに来てくれた。帰るぞって、それだけ言ってさ」
「ふふっ、琥一くんらしいね?」
「不思議だ……オマエと二人でこうして同じ海を見てると、ぜんぶ、優しい記憶になる」
「琉夏くん……」

■花火

「なぁ、俺たちさ、これからも毎年この町の花火、見てるのかな?」
「(選択肢)もう三年生だもんね……」
「そっか。二人で花火見るの、もう三度目?」
「うん、そうだね」
「俺さ……オマエの三年間、もらうのにふさわしい奴だった?」
「急に、どうして?」
「オマエの横にいて恥ずかしくないヤツになりたいよ、俺。ホントだ」
「琉夏くん……」
「今のその気持ちはゼッタイ本当のことだ。だから……来年の今は、隣にいられるかわからないけど、そのことは忘れないで」
「……うん」

■フードコート

「俺、考えたんだけどさ。お互い、相手の好きそうなの買ってきて、交換してみんの。どう?」
「(選択肢)琉夏くんと同じの食べる!」
「同じのじゃ交換しても意味ないじゃん」
「でも、一緒のもの、食べたいな」
「ひらめいた」
「なになに?」
「お互いが好きそうなもの買ってきて、それを半分こだ。そうすれば、一緒のもんだろ?」
「そうだね!」
「ナイスアイディア?」
「ナイス、琉夏くん」
「チューしてもいいよ?」
「ん?」
「ウソウソ」
「もう!」

■プラネタリウム

「今日は最後までちゃんと見た! ほら、何でも質問してみ?」
「(選択肢)流れ星になにをお願いしたの?」
「ラブラブになれますようにv」
「本当に!?」
「ホント。誰とか気になる?」
「……うん」
「教えない」
「あ、もうっ! じゃあ、わたしも教えない」
「あれ、オマエもお祈りしてたの?」
「そうだよ? 知りたい?」
「べつに?」
「…………」
「俺が教えたらさ、教える?」
(やっぱり、ヒミツにしよっと!)