不二山「おまえは例えるとウサギだな。」 ○○「わたし?」 新名「で、嵐さんはそのウサギを追いかける大型肉食獣、と。」 不二山「その後ろからこっそりついて来て、虎視眈々とウサギを狙う小型肉食獣が新名か。」 新名「……違うって言いてぇけど、なんかわかる気もしちゃう自分がヤダ!」 ○○「ふふふっ!」
新名「やっぱ動物園は面白いよなー。特にさ……フェネック抱っこしてるときのガッチガチに固まってる嵐さんマジサイコー!」 不二山「わかんねーよ。つーか固まってねーだろ。」 新名「こんななってんのにねー?あー、やっぱフェネック激カワだ、これ……」 ○○「あっ、いつの間に写真撮ったの?」 不二山「……消せ。いや……くれ?」 新名「りょーかいッス!アンタにも送るね?」 ○○「うん!」
不二山「コーヒーカップ、すごかったな。」 新名「すごかったのはコーヒーカップじゃなくて嵐さん!2人がかりで反対回ししようとしてんのにビクともしねぇって、どんだけ力持ちだよ。なあ?」 不二山「次の回までに筋トレに励め。鍛錬の成果を見っから。」 ○○「えっ、わたしも!?」 不二山「そりゃそうだろ。一緒に来てんだし。」 新名「ハッハー……一緒にガンバロ?ね?」 ○○「うう……」
新名「あー今日は面白かった!」 ○○「うん!」 新名「嵐さんはそうでもねぇみたいだけど?」 不二山「コーヒーカップはいいけどメリーゴーランドはねーよ。それも馬とかばっかり……」 新名「だーいじょーぶ!イケてたよ!嵐さん、自信持って!」 不二山「持てねーよ。どう持てっつーんだ。」 ○○(新名くん、イキイキしてるなぁ)
不二山「銀杏、すげー落ちてたな。」 新名「ウマいッスよね、銀杏。こんど、拾って帰る?」 不二山「下ごしらえがめんどくせーからいい。怒られんのもやだし。」 ○○「怒られたことがあるの?」 不二山「ある。道場の帰り、袋パンパンに詰めて持って帰る途中、実がつぶれてーーその日、くさくて寝らんなかった。すげー叱られてトラウマ。」 新名「家の人もトラウマになってそ……」 ○○「だね……」
新名「あー、歌いてぇ!」 ○○「なんの歌?」 新名「紅葉見た帰り道に歌うのはアレしかねっしょ。はいっ、嵐さん!」 不二山「いーしやーきいもー……」 ○○「おいも!」 新名「甘くてぇ、美味しい……石焼イモはぁ、いかがッスか!って違ーう!」 不二山「……ハハハ!」 ○○「ふふふ!」
不二山「今日、あれいたな。オコジョ。」 ○○「えっ、本当?」 新名「いるんだあそこ!うっわ、見たかった……」 不二山「なんだ、言やぁよかった。次、見かけたら言う。」 新名「押忍。てか嵐さん目ぇ良すぎじゃね?」 不二山「視力は普通。動体視力を鍛えりゃいい。実践でも効果が出っからおまえもやっとけ。」 新名「押忍!」 ○○(不二山くん、そういうトレーニングもしてるんだ……)
新名「あー、今日すっげよく眠れそう……」 ○○「滑り倒したもんね?」 不二山「ジャグジーで筋肉ほぐせたらパーフェクトだな。」 新名「うっわ、それ……!」 ○○「気持ちいいだろうね……」 新名「やべー……想像しただけでご飯3杯イケる、オレ。うん。やべー、超食いたい……」 ○○(……ひょっとして新名くん、もう寝ぼけてる?)
不二山「はばたき銘菓“カスティラ”、食ったことあるか?」 新名「あ、ウマいって噂、聞いたことある。」 ○○「うん。どこかにあったとか?」 不二山「城の土産屋にあった。試食させてくんねーかな。」 新名「嵐さん。試食なんて言わず、アンタは買ったほうがいい。てか買うべき。なあ?」 ○○「う、うん。わたしも新名くんに賛成、かな?」 不二山「? わかった。そうする。」 ○○(食べる量がパネェもんね、不二山くん……)
新名「あー、ホントあそこたまんねぇ……」 ○○「でも、かなり慣れたんじゃない?」 新名「ええ、そりゃもう。ドSな方がお2人もいらっしゃるんで。」 不二山「へー。それ誰とーー」 ○○「誰のことかな?」 新名「あーもーヤダこの柔道部創設者!」
不二山「いつか、ちゃんと乗馬してみてーな。」 ○○「自分で手綱を握れるように?」 不二山「そう。そんで、暴れん坊殿様みたく海岸をがーっと駆けてぇ。」 新名「あー、なんかわかる。気持ち良さげだし。」 不二山「じゃあ3人でやってみっか。いつか。」 ○○「うん!」 新名「押忍!」
新名「今日さ。牧羊犬のショー見てて、オレ思ったんだけど。オレと嵐さんは羊。で、アンタがあのスーパー牧羊犬だなと。」 ○○「えっ?」 新名「そっくりじゃん。ね、嵐さん。」 不二山「ちょっと気ぃ抜いてると『腹筋100回追加!』って飛んでくるとことか?」 新名「そうそう、ガーッ歯ァ剥いてね!」 ○○「歯なんて剥いてないもん!」 ○○(うぅ……遊ばれてる?)
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