神々の戦争は長きに渡った。
当初戦いなるものを想定していなかった善神達は邪神の軍勢によって甚大な被害を受けた。
そんな中、遂に邪神達と戦わなければならないと決断した叡智神は、鍛治神にひとつの命を下した。
鍛治神は自らの神威を以って一振りの剣を作った。
それがこの世界において最初の神器の誕生である。
その剣は戦況に大きな変化をもたらした。
しかし同時にそれはそれを上回るための新たな神器の作成を促すことになる。
両陣営は多くの神器を生み出し、戦線に投じた。
かくして神々の戦争は更に激化し、戦況は泥沼になっていったという。
叡智神はこの戦争を地上が荒れ果てる程の戦いを以ってしか終結させられなかったことを、今でも後悔しているという。
——『創世記』神々の戦争より
- 神器、またはアーティファクトとは、かつて神々の戦争の際に作られた武器や様々な道具の総称である
- 今でもその多くが地上に眠っているとされる
- 強い力を持つ神器は、空間を変質させて迷宮を生み出し、自らの持ち主となる存在がその迷宮を踏破するのを待っているという
最終更新:2018年08月16日 12:43