【存在の意味】
れいむは、とてもゆっくりしていた。 美味で栄養満点の食事、少し狭いが雨風の吹き込まない住居。なにより、かわいい子供たちと頼りになる夫のまりさがいる。
野良での生活はとてつもなくつらかった。外敵に脅え、気候に恐れ、飢餓に憂えていた。しかし、今は違う。毎日、十分な食料が得られ、いつ訪れるかわからない敵に備えずともよい。
れいむは、とてもゆっくりしていた。この幸せがいつまでも続くと、疑うことを知らなかった。
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ペットショップの片隅。いくつかあるケースのなかに、とてもゆっくりしたゆっくりの家族がいる。ケースにはシールが貼られていて、こう書いてあった。
「れみりゃの生き餌用ゆっくり家族。全て大きく育ったら、れみりゃに与えること」
完
最終更新:2010年10月28日 13:00