ごいたの解説を俺なぞがするのはおこがましいにもほどがあるけれど、群馬JAGA内部では、恐らく理解度においてかなり高いほうだと思いますので、ぜひとも俺のレベルにはみんなに達していただきたく書きます。(仕事の合間を縫ってやってます。クリスマスが終わるまでには完成させたいなw)

まず、ごいたの解説はコミュに任せて
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=41213531&comm_id=1581360

上記のようつべ動画自体もかなりレベル高いです。

言うまでもなく、ごいたは2対2のチーム戦であり、32枚の内容に変わることは絶対にありません。場の内容は常に
王2枚
飛車2枚
角2枚
金4枚
銀4枚
馬4枚
香4枚
し10枚

の計32枚に一切変更はなく、そして一人の手札が8枚だということにも変わりはありません。つまり、常に1/4の情報が必ず手元にあり、そして半数の16枚が味方の戦力となります。

ごいたの基本① 「リーチ」

ごいたの基本中の基本。手札の8枚を場に出せれば勝ちになります。
そして、7・8枚を出すためには5・6枚目を出してリーチ状態にしなければなりません。麻雀もテンパイしなければあがることはできません。
ごいたもしかりです。麻雀と違い、常にテンパイすればそのことが公開されますが、相手は必ず警戒し打ち方を慎重に検討することになります。
とにもかくにも、10点上がりでもいいんです。あがれば。
相手にあがられることを考えれば10点でも上がったほうがいいに決まってます。リーチをかければ、事実上行動不能になるプレイヤーも出るかもしれない。まず、テンパイを取ることはごいたにとっても非常に重要です。

ごいたの基本② 「情報戦」
ごいたの基本は、情報戦です。当然ですよね。仮に、全部の牌が見えるなら、調整するだけの試合になります。最初に書いたとおり、常時1/4は手札にあります。そして、自分が親でなければ親が出した札も情報として見えています。何が言いたいかというと、場の札、そして手札。その計32分のいくつかの情報が自分の言ってみれば戦力です。序盤の戦いというのは、いわば偵察戦です。自分と味方、そして敵の情報をいかに引き出すのが大事です。そして戦いが長引けば長引くほど情報を整理することが最重要になっていきます。特に場に札が(表裏合わせて)12枚以上でてる状況下ではしっかり情報整理する必要があります。何度も言いますが、場の32枚の内容は変わりません。そして、伏せられるカードの中に飛車や、角、香車、王が含まれる可能性もほぼありえません。裏になっているカード枚数によって多少の誤差はでますが、誤差を最小限にするために情報整理は必須です。人それぞれの思考パターンまで全部考えると、・・・・まぁ、簡単に分かる部分はありますがそれは置いといても、なぜ相手がそのカードで攻めたのかというのは大事です。例えば馬で攻めたとき、その人は馬を2枚・3枚持ってるから攻めたのか、一周なんでもいいからすればいいと思って攻めたのか。色々考えられると思います。なぜ、終盤情報整理が大事か。無論、その答えは相手に上がられないように自分(もしくは味方を)上がるためです。間違った情報分析のもとに、打てば相手が上がりますし、正しい正解を導き出せば勝利は自ずと手に入ります。そして、もう一点。仮に、敵に情報を与えても、それ以上に大事なのは味方に情報を与えることです。自分で勝つ必要性なんかサラサラないゲームです。上手い人ほど、自分で上がらないです。無論、どちらが上がるかで点数も変わるでしょうけどより大事なのは勝利すること。自分の手の中の情報というのは一度見ればわかります。このゲームで大事なことは味方や敵の行動をしっかり読み取り正しく分析することです。
      • 手札配られた時点で勝てる様な戦力なら何も考える必要はありませんが、運の要素だけで勝てるゲームではないので。

ごいたの基本③ 「2・4・10」
お題の意味はわかりますかね。ごいたは上記の枚数しか、存在しません。しを除き、必ず2枚か4枚です。その中で、一番異質な存在はやはり「香」です。4枚しかないうえ、王によって切られることがない。つまり「香」で攻撃した場合、それを受けるカードは場に残り3枚しかないということです。これを別の角度で見てみましょう。仮に、手札に一枚しか(情報が)ない「香」を攻めに使った場合、相手が受ければいいですがスルーして一週回ったとします。この場合、考えられることは以下のようなことになります。

1、対面の味方が残りを全部持っている。
2、誰か、左右どちらかが残りをすべて持っている。
3、自分の下ちゃが一枚、対面が二枚。

当然、これ以外もありますが、普通はこう考えるのが自然なのでそれ以外のことはこの際無視します。1の場合、味方はうはうはです。自分に手が回ってくれば、3枚の香で順に攻めて必ず勝利できます。ですが、逆に2の場合はどうでしょう?3枚の香を持っている場合、残り一枚の存在が気がかりです。それがさらされれば、自分が一度でも受けれれば勝利できるということになりますので切ることなくスルーして、手を待つでしょう1の真逆に最悪の一手を打ったということになってしまいます。3の場合、下ちゃ中心に考えてみましょう。下ちゃの状況は、上が攻撃した1枚の香、そして自分の1枚の香車と、二枚の香の情報があります。残り二枚の情報を得るために、あえてパスを選択します。(と、いうかすべきです。)味方対面が持っているのに、空気読まず出さないという可能性を除いて、流れれば、敵が残りの香を持っているということになります。香の配置が敵に3枚、味方に1枚の場合、ベターなのは3枚目を受けることです。それは、上がるために用意した札はえてして防御、つまり受けに向かないものが多いため、防いでしまえば突破しやすいということです。(3枚目を受けるということは2枚を伏せて出してる場合なので弱い札は消えてる場合や、もしくは残り2枚の場合同じ札二枚残しのダブル点を目指してる場合が多いため)

上記は、香で説明をしましたが他の札でも同じことです。ただ、違うのは王が横やりを入れてくるというだけ。ならば、当然王のことを考慮していればいいだけです。どの札であれ、4枚、もしくは二枚の位置を正確に把握していればかなり強い攻撃になると思います。
最終更新:2013年09月01日 17:33