612 名前:ヒイロの兄弟観察日記投稿日:2008/04/26(土) 10:21:05 ID:???
○月×日
学校の帰り道、なぜかキラが鳥の着ぐるみを着てラクス嬢に連れ回されていた。
しばらく観察しているとキラの凄まじい空間把握能力により捕捉される。
回避行動不可能な程の速さで接近するキラに不覚にも恐怖を覚えた。
ラクス嬢は聞いてもいない着ぐるみのスペックを語り出した。
『超小型ニュートロンジャマーキャンセラー、ミラージュコロイド、フェイズシフト装甲等々を搭載。武装もドラグーンシステムやスキュラ、ビームソード等を完備し、
特殊な人工筋肉を用い装着者の身体能力を向上させる上単独飛行も可能という、クライン財閥の技術の粋を集めた究極のトリィ型パワードスーツ』らしい。
何故トリィ型かは調査の段階であるが、外見的特徴に目を瞑れば非常に強力な物である。
一着発注を依頼した。
請求はグエンに回すことにする。
届くのが楽しみだ。
○月△日
ジュドーとガロードがどこからか拾ってきたザクに角をつけ、赤く塗っていた。
3倍で動くという触れ込みで売り捌くらしい。
色で価格がかなり変わるという。
話は変わるが、今日はキャプテンの活動が激しい。
どこかの変態が侵入を試みているのだろうか。
『赤は!私の赤はそんなに軽々しい物ではひでぶっ!』
『やらせはせん!やらせはせぶべらっ!!』
『奴に注意が向いている隙に…っ!ロ~~~ラたわばっ!!』
という声が聞こえてくるが、気にするなというアムロ兄さんの言葉に従い就寝することにする。
○月□日
シーブックが河川敷で『せえええぇぇぇしりいいぃぃぃぃ』と叫んでいた。
その隣には『たああああぁぁぁいさぁああああぁぁぁ』と叫ぶ謎の男。
何かの儀式だろうか。
謎の男と
別れたシーブックに話を聞くと『女性に思いの丈をぶつける方法』についての訓練だという。
…今度俺もやってみることにする。
613 名前:ヒイロの兄弟観察日記投稿日:2008/04/26(土) 10:22:03 ID:???
○月○日
今日は夕方から雨。
アムロ兄さんが傘を持って行かなかったためアル、シュートを連れて駅に迎えに行く、という任務がロランから下った。
任務了解。
アムロ専用雨傘を手に、防水仕様に換装したアルとシュートを連れて家を出ようとするとびしょ濡れで帰ってきた刹那が『真の
ガンダムに傘など必要ない』と言った。
理解ができない。
理由を聞く。
刹那『真のガンダムは雨粒一つ一つの弾道を予測し、上下左右ありとあらゆる方向から襲いかかる雨粒を全て回避できるからだ。真のガンダムの過去をよく知るというサングラスの男に聞いた。
アムロ兄さんは過去何度も雨粒を回避し続けていた、と。俺はまだ真のガンダムにはなれない…』
また誰かから変な事を吹き込まれたのだろう。
無視してアムロ兄さんの出迎え任務に出撃した。
○月◇日
ウッソのハロが爆発した。
最終更新:2013年09月14日 22:32