アル  「ねえ兄ちゃんたち、これはやっぱ、だめだよね?」
シロー 「ん? なんだこの膨大なレポートは」
アル  「理科の時間で星の勉強をしたんだ。で、宿題を出されたんだけど、難しくてさー。
     セレーネ姉ちゃんなら詳しいから教えてもらいに行ったら、任せとけって言われて、こうなった」
ジュドー「あー、誰もが通る道だよな、それ」
コウ  「懐かしいなあ。僕のときは夏休みの自由研究で姉さんを頼ったら、同じ目にあったよ」
ヒイロ 「俺もだ。手伝ってくれるのは有難いが、学生が提出するレベルのものではなくなる」
ウッソ 「うわぁ、いつみても凄い。これなんか、画像を貼って詳細に考察されてますよ」
ガロード「こっちは記号ばっかで意味不明の計算式が並んでらあ」
シン  「見る人が見れば感涙もののレポートなんだろうけど、宿題だもんなあ」
アル  「そうだよね。自分でやってみるよ。
     でも一所懸命調べてくれた姉ちゃんに悪いからさ、ここから使えそうなのを探すよ。
     どれがいいかな」
兄弟たち「ん~、どれどれ」

題材が決定すると、あっさりと宿題が完成した。

アル  「兄ちゃんたちありがとう」
キラ  「レポートになるとたいへんだけどさ、天体観測に行くときは楽しいんだよね」
カミーユ「生きるプラネタリウムだからな」
シーブック「気になった星を尋ねると細かく解説してくれるのは、さすがだよね」
シュウト「う、なんか星を見たくなってきた」
ドモン 「よーし、雲もないし、姉さんに頼んでやろう」
刹那  「行くならば、是非ゴッド・ガンダムを出すべきだ! ならば俺も行く!」
マイ  「姉さんを利用してガンダムに乗ろうと画策するのは、あまり褒められないな」
刹那  「す、すまない……。ガンダムにあるまじき行為だと猛省する」
ロラン 「まあまあ。じゃ、行く人~」

セレーネ歓喜の巻。

アムロ 「ただいま。……なぜ誰もいないんだ。……置き手紙? どれどれ。
     なるほど、今日はいいお姉さんとして活躍できそうだな」
キャプテン「マスターお帰りなさい。とても寂しかった」
アムロ 「お、キャプテンは留守番してたのか。よしよし、晩飯食ったらメンテナンスしてやるからな」

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最終更新:2013年09月16日 23:09