491 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:51:13 ID:???
ごめん、またやっちまった…
×ユーリナ → ○シーリン

どっからこんな名前が出てくるんだ、俺… orz

486 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:34:36 ID:???
パラレルパラレルルルルルルー

ガロード「おし、本日のお勤め終了!」
パーラ「お前、ホント、放課後になると元気なのな」
ガロード「はっはっは、もっと褒めてくれたまい」
パーラ「褒めてねぇっつーの!」
ティファ「…ガロード」
ガロード「ん、今日も部活だろ?」
ティファ「はい」
美術部員(♀)「はーっはっはっ、キミの愛しいティファたんはいただいて行くぜぃ」
ガロード「そーいう事をでっけー声で言うなっ!」
ティファ「行ってきます。(苦笑」
ガロード「はいよー、がんばってな」バイバイ
パーラ「………ガロードの事だから、てっきりティファを追いかけて美術部に入るかなー
    って思ったんだけどなー」
ガロード「…ちょっと考えたけどな。けど、美術部は俺のキャラじゃねーだろ」
カリス「スクラップを繋ぎ合わせて造形芸術とか似合いそうですけどね」
ガロード「そうか~?」
パーラ「コイツが芸術ってタマかよー」
カリス「そうでもないと思いますが…まあ、本人が言うならそうなんでしょう」
パーラ「んで、今日はどうするんだ?
    久しぶりにジュドー達と西口のアーケードでも繰り出すか?」
ガロード「悪り、俺、先に帰るわ」
パーラ「んだよ、またかよ…最近付き合い悪りーぞ!」
ガロード「埋め合わせはまたすっからよ。んじゃあなっ!」
カリス「また明日」
パーラ「絶対だぞ!なんか奢れよ!」
 パタパタ…
遠くのカトック先生「くぉらガロード!廊下を走るなっ!」
遠くのガロード「あばよー、おっさん!」
遠くのカトック先生「おっさんじゃねー!先生と呼ばんかーー!」
 ドタバタ…
パーラ「…ちぇっ」
カリス「残念でしたね」
パーラ「っ!!………な、何がだよ…」
カリス「さぁ?」
パーラ「…お前、やっぱ性格悪ぃぞ」
カリス「最近良く言われますよ」ニッコリ


487 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:36:18 ID:???
 場面変わってガンダム家地下倉庫…
 数々の名機『ガンダム』を納めた地下格納庫に併設された大規模な倉庫である。
 一説にはかのスミソニアン博物館に匹敵する収蔵能力を持つとも言われ、
 その全てを把握している人間はいない。

 ↓その原因の一人。
ガロード「ふじっのたっかねぇにふーるゆぅきも~♪」ガンガン
ロラン「何、古い歌を歌ってるんですか…」
ガロード「おろ?珍しいじゃん、ロラン兄ぃ。
     やー、なんか板金やってるときに歌うと調子がいいんだよね」
ロラン「…まあ、良いですけど…もう夕飯の時間ですよ」
ガロード「え、もうそんな時間?やっべ、熱中しすぎた」
ロラン「今度は何を作ってるんです?…ドラム缶?」
ガロード「ま、そのうちお披露目すっからさ。乞うご期待!って感じ。
     あー腹減った…今日の晩飯なに?」
ロラン「ロラン・セアック入魂の特製コロッケですよ。
    今日のは良い出来ですから、冷めないうちに…」
ガロード「なんだってぇ!!やばい!」
 どひゅん!!
ロラン「…食べてもらわないと…ガロード?」
遠くのガロード「ジュドー!てめ、俺のコロッケに手を出すんじゃねぇぇぇ!!」
遠くのジュドー「なにぃ!もう来ただとっ!」
 どたんばたん…
ロラン「…同じものを食べてるはずなのに、なんであんなに元気なんだろう…」

ロラン「…ってことだったんですけど」ハイ、オチャドゾ
アムロ「ドラム缶を?…まあ、悪巧みじゃあなさそうだが…」スマン
ドモン「ドラム缶…ひょっとして…」
セレーネ「なに、あんた心当たりでもあるの?」
ドモン「ええ。…あ、いや、俺の予想通りなら、兄さんが言う様に悪いことをしてるんじゃないと思う。
    今は、様子見でいいんじゃないかな」
シロー「そうだな、アイツもこの所、落ち着いてきたし…騒がしいのは変わらんが…。
    やっぱり、ティファちゃんと出会ったせいかなぁ…」
ロラン「きっとそうですよ♪ 恋は人を変えるんです!」
セレーネ「そこで恥ずかしげも無く乙女ちっく・ザ・ワールドを展開するから、変態が寄ってくるのよ?
     ちったぁ自覚しなさい」
ロラン「乙女…」ガーン
アムロ「お前はもう少し女性らしさと言うものを考えろ」
セレーネ「あう…薮蛇…」
マイ「随分気にしてますね、兄さん」
アムロ「ああ…シローの言う通り、最近は犯罪になるような事はやってないみたいだが…
    何しろ行動力のカタマリだからな、アイツは。
    だが、確かに、ティファ嬢を悲しませるようなことは、やらないか…」
ロラン「そうそう」
シロー「今回は、兄さんの思い過ごしだと思いますね」
ドモン(ウンウン)
アムロ「そうか…わざわざすまなかったな、ロラン。
    さて、それじゃあ俺もそろそろ寝るか」
ロラン「お休みなさい」
アムロ「ああ、お休み」


488 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:37:44 ID:???
パーラ「ふわあああああぁぁ………」
キッド「…でっけぇあくび…」
パーラ「しょーがねーだろ、ガロードのヤツ、こんな朝早くに呼び出しやがって…」
カリス「もうすぐ昼ですよ」
パーラ「うっせ、休みの日は昼前に起きちゃいけないって決まってんだぞ」
キッド「どこの国の決まりだよ…」
カリス「…まあ、なんだかんだと言いながら待ち合わせぴったりに来るあたり…」
パーラ「…んだよ」
カリス「いえ、服装にも気合が入っているようですし…」ボソッ
ティファ「?」
キッド「?」
パーラ「なななな、なんでもないっ!
    そ、それに、服っていえば、今日はティファだろう!」
ティファ「えっ?」
キッド「うむ、今日は一段とカワイイよな、ティファねーちゃん」
カリス「キッド、そう言う台詞はガロード以外の人間が言っても意味はないんですよ。
    ですので、たとえ本当のことでもここは黙っておくべきです」
ティファ「えっ?えっ?」
キッド「あー、なるほど…」
パーラ「………やっぱりお前、性格悪いぞ」
カリス「あっはっはっ、あいにくと褒めても何も出ませんよ。
    さあ、急がないと約束の時間に遅れます」


489 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:39:15 ID:???
ゼロ「美しい………」
ティファ「ええっ?」
ゼロ「我が名は翼の騎士ゼロ…美しいお嬢さん、是非お名前をお聞かせ願えませんか」
ティファ「ティファ…ティファ・アディールです…」
ゼロ「おお、美しい女性は名前も美しい…
   ティファ姫、どうかあなたに花を贈る栄誉を、我が身に…」
爆熱丸「いい加減にしろっ!」テンキョーケーン!!
ゼロ「ぐはあっ!!
   ………ふ…ふふふ…爆熱丸…いい、一撃だ…」ガクッ
爆熱丸「…悪は滅びた……」
キャプテン「すまない、私の知人が迷惑をかけてしまったようだ」
ティファ「いっ、いえ、別に、迷惑だなんて…(ちょっとびっくりしたけど…)」
カリス「こんにちは、キャプテン」
キッド「よっ!」
パーラ「ちす!」
キャプテン「いらっしゃい、ガロードが待っている。 庭のほうに回ってくれ」
ティファ「ありがとう、キャプテン」
ハロ「イラッシャイ!イラッシャイ!」
ティファ「こんにちは、ハロ」
パーラ「ほんと、ここんチはいつ来ても賑やかだよな…」
カリス「そうですね」
ハロ「ガロード!ティファキタ!!ティファキタ!!」
ガロード「お…ティファ!」
ティファ「ガロード!」

キッド「おーおー、どっちも嬉しそうな顔だこと…」
アル「らぶらぶだね」
シュウト「らぶらぶだー」
キッド「おお、お前らもいたのか」
アル「いらっしゃい」
シュウト「こんにちはー」
パーラ「いよぅ、元気だったか、チビども」ガシガシ
シュウト「チビじゃない!そっちがでっかいだけだろ」
キッド「でかいのは身長だけじゃねぇけどな」ケケケ
パーラ「マセガキ」ゴツン!


490 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/06/08(日) 00:40:20 ID:???
カリス「なんですか?これは」
ティファ「…おなべ?」
ガロード「わはは、ある意味正解っちゃあ正解だな。
     スチールパンって楽器だよ。 スチールドラムとも言うけどな」
 マレットを取り出したガロードが、中華なべのような打面を叩く。
ティファ「わぁ…」
カリス「……不思議な音ですね…」
パーラ「金属音なのに、硬い感じがしないな…おもしれー」
ドモン「やっぱりコイツだったか…」
ガロード「あ、ドモン兄ぃ」
ティファ「こ、こんにちは」
カリス「おじゃましてます」
パーラ「ちぃっす」
ドモン「いらっしゃい。
    …ドラム缶で何かを作ってると聞いた時はもしやと思ったが…
    …本当に作ってしまうとはな…」
パーラ「へ?」
ティファ「これ、ガロードが作ったの?」
ガロード「おう。 いっぺん叩いてみたかったんだけど、買うとなると高くって」
ティファ「すごい…」
パーラ「最近付き合い悪かったのはそのせいか!」
ガロード「いやぁ、初めて作るもんだし、やってみるとけっこう面白くってさ。
     ま、初お披露目にご招待ってことで勘弁してくれや」
ティファ「演奏、できるの?」
ガロード「ああ、作ってる時に音の調整とかで叩いてたからな。
     縁側にでも座っててくれ。初リサイタルといくぜぃ」
 そして、一瞬で鈴なりになる兄弟たち。
ガロード「………せっかくの休みの日に、他にやることねーのかよ…」
シロー「いやまあ、お前が何をやらかすのか、楽しみだったというか、
    ……不安だったというか」
ロラン「早く聞かせてくださいよ」wktk
ガロード「ま、いいや。 んじゃ、耳かっぽじってよ~く聞けよ!」
 くるり、と手の中でマレットを回転させるガロード。
 軽快で、やわらかい音が、はじける。


クリス母「あら?これは何の音かしら?」
クリス「…お隣、みたいね…ガロードが何かやるって言ってたみたいだけど」
クリス父「ふむ…こういうサプライズなら、大歓迎なんだがね。
     ママ、紅茶をもらえるかな?」

マリナ「ユーリナ、そっちの窓も明けてもらえるかしら?」
ユーリナ「どうしたんですか、お嬢…いえ、オーナー……ん?」
マリナ「予備の机と椅子はあったかな…表に出したいんだけど」
ユーリナ「…毎日やってくれると、客足も伸びるんですが……」

カリス「『俺のキャラじゃねー』…ねぇ…」


 後日、磐梯市の主催する絵画コンクールで、ティファの絵が特別市長賞を受賞した。
 技術的にはまだ未熟、との評価だったが、楽しそうに楽器を演奏する少年の絵は、
 訪れた多くの人々の足を止め、胸に暖かいものを残していったという。

おわり

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最終更新:2013年09月16日 23:11