上の作品見てて突発的に思いついたので書いてみる。

ザラ社

パトリック「……以上が今回の企画ですか。」
クルーゼ「開発部も、それなりの考えがあって提出をしてきたのでしょう。」
ユウキ「しかし、これはあまりにも露骨過ぎでは……?」
クルーゼ「何を言う?あれはダイクン社の商品だが、特許をとった登録商標ではない。」
ユウキ「ですが、スペックや性能は確かに優れていますし、
    うちはエコ(核ではなくバッテリーを使っているってことでw)に
    気を使っているので、そこで差別化は出来ると思いますが……」
パトリック「ゲイツで失敗した今の我が社が、今のところこれに変わる商品を用意できるのかね?
      アレはザラ社期待の新型と触れ込んでいたのだが、
      アズラエル社のダガーに同じような性能でコストで大きく差をつけられ、
      知っての通り、今我が社は存亡の危機だ。」
ユウキ「しかし……だからと言って、何もダイクン社の製品を真似た商品を出すのは……」
クルーゼ「では、一つ聞かせて頂きたい。
     現状、フリーダムのコストを大きく下げ、エコをうたい文句として
     売り出そうとしていると聞きますが、如何せん乗り手を選ぶフリーダムに
     どれだけの収益率が見込めるとお考えなのでしょうか?」
ユウキ「ですが……。」
パトリック「もう良い。ユウキ、お前の心配も判らないではない。
      だが、最終的に商品の価値はお客様が決める事だ。」
クルーゼ「私達のお客様は常連(コーディネイター)が多い。
     ゲイツやフリーダムで失った信頼だ、今度はパクリかと蔑み、失望する者もいるだろう。
     その言葉攻めはあえて受け入れよう、だが、その雪辱は商品の質で払拭するのだ。
     確かな品質と出来うる限りの安定した価格で提供し、そのよさが分かれば、
     口コミから自然と悪評は消えていくはずだ。」
パトリック「……クルーゼの言うとおりだ。商品の質で勝負しよう。」
ユウキ「分かりました、社長。」

こうしてザラ社は、新型MS、ザクウォーリアの発売に踏み切った。

シャア「ええい、ヨーツンヘイム社の事でかなり足元が緩んだと言うのに!」
ナナイ「ヅダでだいぶ信用を失いましたからね、
    エコロジーで品質も確かなザクウォーリアは、
    若者向けの我が社の主力とは購買層こそ違いますが、
    些か軽視できるものではないかと。」
シャア「だが、それを打開する手段がまるで思いつかん。」
リボンズ「人の英知は、そんなものだって乗り越えられる!」
シャア「だったら、今すぐ私に英知を授けて見せろ!」

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最終更新:2013年09月17日 21:20