558 名前:喫茶『M&S』/福利厚生充実中 :2008/09/09(火) 18:06:48 ID:???
ルナマリア「ただいまぁ~~~」
メイリン「あ、お帰り、お姉ちゃん」
ルナマリア「うむ、出迎えご苦労」ホレ
メイリン「わ、プリン? ありがとー♪」
ルナマリア「試作品だって。 後で感想きかせて」
  リビングのソファに体を投げ出すように倒れ込むルナマリア。
  ミニスカートが捲くれ上がって鮮やかなストライプが丸見えになるが、
  姉妹二人暮しの気安さゆえに気にした様子も無い。
ルナマリア「あ゛~~~~、つっっっかれた~~~」
メイリン「…そんなに大変? ウエイトレスって」
ルナマリア「んー?」
メイリン「お姉ちゃんってさ、どんなバイトでも要領よくやってたカンジだったし…」
ルナマリア「んん~、まぁ、お客が増えて来たってのもあるけどねー。
       いや、実は最近、更衣室にトレーニングマシンが置かれてさー」
メイリン「はい?」
ルナマリア「ちょっぴりウエストが気になってたトコロだったから、
       あるものは使わないともったいないかなー、と…」
メイリン「うくっ…そ、それ以上スタイル良くして、どうするつもりなのよ…」
  こっそり試した姉のスカートが入らなかった身としては、なかなか切実な問題である。
ルナマリア「当然! ステキな彼氏をゲットして、幸せな未来を掴むのよ!(握り拳」
メイリン「ぶっちゃけすぎよ、お姉ちゃん…」
ルナマリア「あ~あ、最近アスランてばカガリんと仲良しだしぃ…
      どっかにフリーのいい男落ちてないかなーー!」

メイリン「私も、『M&S』でバイトするべきかしら…」ボソッ


559 名前:喫茶『M&S』/福利厚生充実中 :2008/09/09(火) 18:08:28 ID:???
マリナ「こんばんは、ガロードさん、ティファさん」
ガロード「あ、マリナさん」
ティファ「こんばんは」
マリナ「うふふ、お二人ともいつも仲良しですね」
ガロード「う…い、いや、あの…うん(////)」
ティファ「…(////)」
マリナ「先日譲っていただいたトレーニングマシン、お店の女の子たちに大評判なんですよ♪」
ガロード「そうなんだ…あ、でも、俺が直した奴だから、ちょっとでもヘンな所があったら、言ってよ?
      あの手の器具って、事故が怖いからさ」
ウッソ「なんなら、僕が定期的にメンテナンスしましょうか?」
ガロード「ウッソ…お前、いつの間に…」
マリナ「ありがとうございます。 でも、お手入れはメシェーさんがやって下さってるみたいですよ」
ウッソ「………」orz
ガロード「メシェーさんもあそこでバイトやってるんだ?」
マリナ「ええ。 飛行機を飛ばすのって、お金がかかるんですってね」
ガロード「あー、シーブック兄も、いっつもピーピーだもんなぁ」
マリナ「それじゃ、私は明日の準備がありますから」
ガロード「刹那兄に会ってかないの?」
マリナ「今会っちゃうと、愚痴とかいろいろで朝まで離れられなくなりそうだから…
    今日はガマンします。
     皆さん、おやすみなさい」
ガロード「おやすみー」
ティファ「お休みなさい」
ウッソ「何かあればウッソ! スペシャルでニュータイプのウッソ・エヴィンにご用命を!」
ガロード「シュラク隊のおねーさんはどーする」
ウッソ「うぅっ!」
ティファ「…マリナさん、大変みたい」
ガロード「そーだな。 顔色もあんまり良く無かったし…
     ま、アムロ兄と刹那兄には言っとくから、あの二人が何とかしてくれるさ」
ティファ「うん」



560 名前:喫茶『M&S』/福利厚生充実中 :2008/09/09(火) 18:09:29 ID:???
スメラギ「ボーリング?って、あの、石油を掘ったりする、アレ?」
  こっくりとうなずく刹那。
ティエリア「論外だ!」
スメラギ「イアンさん?」
イアン「ふむ…ビットの強化と磨耗防止にGN粒子を使うのか…面白い発想だな」
  刹那の持ち込んだ計画書に目を通しながら、ソレスタル・ビーイングの主管メカニック、
  イアン・ヴァスティが楽しそうに言う。
イアン「詳細な検討をしなくてはならない箇所がいくつかあるが…
    おおむね問題は無いように見えるな」
リヒティ「これが使えれば、井戸掘りとかすっごく楽になりそうですね」
スメラギ「なるほど…そういう考えもあるわね…いいでしょう。
      テストケースとして、エクシアの使用を許可します。
      詳しいデータを取ることも忘れないでね」
 刹那「了解」
ティエリア「ガンダムを、穴掘りになどっ!」
ロックオン「どんぱちするしか能が無い、よりは百万倍マシだと思うがねぇ…」
 刹那「(ロラン兄さんは洗濯に∀を使うことがあるが…ティエリアには黙っていよう)」

クリス「…本音は?」
スメラギ「…星空を見上げながら、熱燗をキューーッ!と…美味しいでしょうねぇ…」ウットリ
クリス「もうっ!」
フェルト「公私混同…」
アレルヤ「まぁまぁ」


マリナ「えー、そういった訳で、お店の裏に、温泉が沸いてしまいました(汗」
 従業員「「おお…」」
シーリン「スパとか銭湯とかを始めるには、湧出量がやや少ないそうですので、
      これは従業員専用とします。 オフタイムには自由に使ってください」
 従業員「「おおー!」」
マリナ「温泉で疲れを落として、明日も元気にがんばりましょー!!」
 従業員「「おおーー!!」」



561 名前:喫茶『M&S』/福利厚生充実中 :2008/09/09(火) 18:10:25 ID:???
アムロ「ヒイロ、ノゾキ対策はどうなっている?」
ヒイロ「レベル5…考えうる最高の防壁を用意した。
     昔の戦友が、温泉周辺への防諜システムに一家言のある男で…
    彼のアドバイスがとても役にたった」
アムロ「御苦労。 周囲の雑音に悩まされるようでは本末転倒だからな」


ウッソ「ふっふっふ…ガードが固いほど、男は燃えるものなんですよ、ヒイロ兄さん…」
ビーチャ「その通り!」
モンド「よく言ったウッソ!」
  『M&S』に程近い廃ビル―――ジュドーとその仲間たちが不法占拠している隠れ家の一つであるが、
  そこに発電機とパソコンや通信機を持ち込んだウッソの姿もあった。
  モニターには、GPS経由で日登町を移動する光点が表示されている。
  移動中のカメラ映像を映すとエライことになる存在、すなわち。
Vハロ「ハロ…」コロコロ

ウッソ「まもなくセンサー圏内に入ります。 GPS停止…」
  彼らが身を以って測った安全距離。
  モニター上のハロは、その絶対圏へ踏み…否、転がり込もうとしていた。
モンド「レーザー回線、良好!」
ビーチャ「ウッソ、やれっ!」
ウッソ「了解! ミラージュコロイド、展開!」
Vハロ『ハロッ!』
ウッソ「セントリーガンの攻撃境界…越えます…」
  緊張のために噴出した汗をぬぐうウッソと、その後ろで息を呑む二人。
ウッソ「攻撃圏に侵入…パッシブセンサーに反応なし!」
ビーチャ「いよっし!!」
モンド「やった!」
ビーチャ「いざ進め、ハロ! 桃源郷はすぐそこだ!」
Vハロ『ハロッ!』
  姿を消したまま、急ごしらえの浴室に取り付いたハロは、“口”からファイバースコープを伸ばす。
  換気のためか、細く開かれた窓まで、あと10cm…
ウッソ「あと、5cm…」
ビーチャ「………」ゴッキュン
モンド「………」ハァハァ
ウッソ「あと、3cm…」


562 名前:喫茶『M&S』/福利厚生充実中 :2008/09/09(火) 18:11:21 ID:???
 しかし…
モンド「あれ?」
ビーチャ「止まったぞ?」
ウッソ「あれぇ? スコープの長さは十分届くはずだけど…」
  コントロールスティックを操作して、スコープの先端を後ろに向けるウッソ。
モンド「ひええっ!」
ビーチャ「な、なんだありゃぁ!」
ウッソ「ビ…ビクザム…」
  そこには、アルのハロ、ビクザム(対格闘用外殻モジュール装着済み)が、
  ウッソのハロ(がいる辺り)を、猛禽を思わせる凶悪なその足で踏みつける姿があった。
  あまりに禍々しいその映像に声を失った三人の見守る中、アーマーの一部を開いたビクザムは
 格納していたアームを伸ばし、背中にマウントしていたヒートホークを抜き放つ。
モンド「ちょっ!」
ウッソ「だっ、大丈夫、ビクザムのヒートホークはただの削り出しだから、僕のハロには…」
  きかない、と続けようとしたウッソが言葉を飲み込んだ。
  ギュィイイイイイイイイン!
  赤熱化こそ始めなかったが、刃部分はレールになっており、それに沿って小型の超硬ビットが
 高速移動を行う。
ビーチャ「…チェ、チェーンソー?」
ウッソ「ハロ、逃げてー!!」


シャクティ「まぁ、ウッソってば、あんなに楽しそう(はぁと)」ゴゴゴゴゴゴ
エル「ルー、いいモノ持ってるじゃない」
ルー「使う? ロランから借りたのも有るわよ?」ジャラリ
カガリ「HQ、こちらチャーリー1、これより不届き者を粛清する」ガシャッ
アレンビー「なんかワクワクしてきた♪」ペキパキポキ
ルナマリア「あ、パーラ、スタングレネードこっちもちょうだい」
パーラ「え? これスタンじゃねーけど?」ピン


おわり。ナムナム

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最終更新:2013年09月20日 22:08