10 名前:猛魂戦隊ヒタイダー1/3 :2008/10/17(金) 18:08:56 ID:???
1乙です。

ここはヒミツの園。

セレーネ 「アスラン君。先日もらったハロなんだけど、ちょっとAIの具合を診てくれない?」
ハロ・ヒタイ仕様「テヤンデエッ! こちとらヒタイッ子だぃ! ナメてっと三枚にお・ろ・す・ぞ~♪」
アスラン 「あー、派手にいじりましたねえ……」
セレーネ 「ごめんごめん。会話パターンをもっと多くしようとしたら失敗しちゃって」

ヴィ~ン……ヴィ~ン……ヴィ~ン(警報)

アスラン 「なんだ?」
ルース  「お?」
カクリコン「五飛、Gジェネ対戦、ひとまず預けたぞ」
五飛   「フン、戻ったら再戦だ」

C秘書「ヒタイダーに緊急出動要請です。
    現在、ヘアーズ構成員フッサーが暴れている模様。
    ヒタイダー各員は速やかに現場へ急行してください」

アスラン 「出動?」
トレーズ 「さあ、愛する我が兵たちよ。存分に戦ってくるがいい」
アスラン 「戦うって、なんで……」
セレーネ 「ハロの調子が悪くなってむしゃくしゃしてるから、ちょっと暴れちゃおうかしら」
アスラン 「八つ当たりですか」

隊員出動後。

 X総帥  「Gジェネ対戦モード、なかなかに興味深い。
       カクリコンのコロニー落としを防げなかった五飛は、どう反撃するか」
トレーズ 「幸い五飛のMS本体は生き残っておりますから、カクリコンの本拠地にそのすべてを投入すれば、逆転も可能かと。
       どうです? 私と一戦してみませんか?」
X総帥  「フフフ、いいだろう」

現場。

ミネバ 「やめろっ、返せ! それは母上が作ってくれた、大事なおやつのコンペイトウだぞっ」
フッサー「ヒィ~ッ!(貪り食っている)」
ハマーン「いけませんミネバ様。お離れくださいっ」
ミネバ 「わー、返せ! コンペイトウを返せー! えーん ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ 」
ドズル 「貴様らにこのコンペイトウを食わせはせん、……食わせはせんぞおー!!」

 ドカッ バキッ ボゴッ
フッサー「アッー!」

ハマーン「閣下が本気でお怒りに……。これでは余計に収集がつかなくなる。いったいどうすれば……」

11 名前:猛魂戦隊ヒタイダー2/3 :2008/10/17(金) 18:10:10 ID:???
ご町内のマイクから。

 生え上がぁれぇ~ 生え上がぁれぇ~ 生え上がぁれぇ~ ヒタイダー
髪よぉ~ フサれぇ~♪
まだ育毛がでぇきるぅ~ 頭皮がぁ~あるぅならぁ~
 広大なぁ~皮膚をぉ~ 揉めよー揉めよー揉めよぉ~♪
正義のぉ~怒りをぉ~ ぶつけろぉ~ ヒタイダー
猛魂~戦隊ぃ~ ヒタイダー ヒタイダー♪
よみがえっるぅ~ よみがえっるぅ~ よみがえっるぅ~ ヒタイダー
髪よぉ~ フサれぇ~♪
銀河へ~向かぁてぇ~ 揉めよー ヒタイダー
猛魂~戦隊ぃ~ ヒタイダー ヒタイダー♪

ハマーン 「なんだ、この歌はっ!?」

アスラン 「みんなのリーダー、ヒタイレッド(相変わらずセリフ棒読み)」
カクリコン「アメリア大好き、ヒタイブラックっ(両腕で身体を抱き締める)」
ルース  「フォルドにゃ負けねえっ、ヒタイグレー改めヒタイブルー!(力強く拳を突き上げる)」
 五飛   「正しいのだ、俺たちはっ! ヒタイグリーン!!(拳法の構え)」
セレーネ 「月に代わってお仕置きよ。セーラーセレーネ(目を挟むように横にVサイン)」
 五人   「平等世界を築くため、今日も戦い悪を討つ! 猛魂戦隊、ヒタイダー!!(ピキーン!)」

ハマーン 「まさか、これが噂に聞く、あの極秘部隊か!?」
刹那   「ガンダムに乗るしかないっ、ヒタイダー!」
ハマーン 「刹那・F・セイエイ、いつの間にっ」
ドズル  「ミネバを泣かせた罪は万死に値すると、ティエリア・アーデも言うだろう。
       このビグザム量産の暁には(以下略)」
ハマーン 「閣下っ、ビグザムに乗るのだけはなりません! 町が滅びますっ!
       あぁヒタイダー。助けてくれ!」

五飛   「小さな子供を泣かせる貴様たちは、正しいのかっ!」
フッサー 「ヒィッ!」
五飛   「正しいのかと訊いているっ!!」
カクリコン「何を言っても無駄だ。力でねじ伏せるぞっ。喰らえ、ヒタイダーキィ~ック!」
フッサー 「アッー!」
ドズル  「フン、兄者の特設部隊か。やりおる」
アスラン 「きっとこれは、ミネバちゃんを助けるべき場面なんでしょうね……」
セレーネ 「そりゃあそうでしょうね」
アスラン 「はぁ。じゃあセレーネさんはミネバちゃんを怪我させないよう保護してください」
セレーネ 「えー。わたしも戦いたいんだけど」
アスラン 「セレーネさんが戦ったら阿鼻叫喚の地獄絵図ですよっ。
       行くぞ五飛、ルース、カクリコンっ。フッサーを殲滅する!」
ルース  「リーダーがやる気出してるよ」
アスラン 「仕方ないだろっ」

12 名前:猛魂戦隊ヒタイダー3/3 :2008/10/17(金) 18:10:57 ID:???
プリンス 「(前髪をこねくりまわしながら)フフフ。キミたちに、これをプレゼントしてあげよう」

戦いの途中で裏切ったガルマが現われ、植毛システムを発射! ヒタイダーはピンチに陥る!
そこへ、なんとあの人物がやってきた!

ガトー  「待ちに待った時が来たのだ。多くの英霊が無駄死にでなかったことの、証のために……。
       再びジオンの理想を掲げるために、ヘアーズ打倒成就のために……。
       ソロモンよ、私は帰ってきたあああああっ!!」

ヒタイグレーの一撃によって植毛システムは破壊され、激戦の末、ガルマとフッサーたちは退散していった。
 残念ながらコンペイトウはほとんど食べられてしまったが、ミネバちゃんは無事に救出できた。
これが世に言う、ソロモン攻略戦である。

 刹那   「すごい戦いを見てしまった。あとでアルやシュウトに教えてやらねば」
ミネバ  「よくやってくれたヒタイダー。褒めてつかわすぞ」
ハマーン 「これが正義のヒーローの力、なのか……。素晴らしすぎるっ!」
アスラン 「勘弁してほしい……」

ヒミツの園。

 X総帥  「カクリコン貴様、なぜ母艦にグワジンを使わんのだ。そのせいで負けたではないか。
       次はグワジンを使え。MkⅡとマラサイの搭載を許可してやる」
カクリコン「X総帥が熱くなっていらっしゃる……」
五飛   「トレーズっ。勝手に続きをやるだけならまだしも、ナタクを撃墜されやがって。
       これでは負けも同然だ!」
トレーズ 「仕方なかろう。エントリヒ・ガーダーは強い。ナタクの活躍がなければこちらが負けていた」

ルース  「アンタになら、グレーを渡してもいい。これからはヒタイブルーとして生きていくぜ」
ガトー  「フッ。勇者のカラーを受け継いだからには、私も気張らねばな(固い握手)」

アスラン 「あっちはあっちで盛り上がり、こっちはこっちで熱い友情が生まれ、
       俺は寂しくハロの修理、か……。
       なあキラ、俺はいったい、どうなってしまうんだ?」



オルバ  「なんだろう。六人目の仲間にさせられなくてホッっとしているはずなのに。
       寂寞感で胸がいっぱいだよ、兄さん……」

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最終更新:2013年09月22日 21:17