608 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/04(火) 17:16:56 ID:???
マリナ 「いいお湯加減でした。どうもありがとうございます」
ロラン 「いえいえ~」
シーリン「けっこう広い風呂場なんだんだな。少々、驚いたよ」
アムロ 「こんな大所帯だからね。だいぶ昔のことだが、改装したのさ」
マリナ 「そうなのですか」
ウッソ 「コソコソ……」
アムロ 「(キュピーン!)ウッソ、ちょっと来い」
ウッソ 「す、すみませんっ。悪気はなかったんです、ただ……(カメラを没収された)」
アムロ 「おまえはスペシャルなほど出来がよい、俺自慢の弟だが。
ギロチンの鈴を鳴らさなきゃいけないような自体だけは勘弁してくれ。頼むから」
ウッソ 「そ、そんな脅迫は酷いですよっ」
アムロ 「NT組全員が犠牲になるんだぞ。おまえだけじゃない」
マリナ 「なんの話ですか?」
ロラン 「いえ、ちょっとした内輪話ですから。アハハ……」
アル 「もうヤだよー。なんでいっつも姉ちゃんをお風呂にいれなきゃいけないんだよー」
シュウト「そうだそうだ。ホンット、たいへんなんだから!」
アル 「クリスを呼んで、一緒に入ってもらえばいいじゃんかー」
シュウト「そうだよ。クリス姉ちゃんがいるじゃん」
シロー 「クリスに甘えてばかりもいられないだろう?
こればかりは年少組に任せるしかないんだ、理解してくれよ」
シーリン「姉さんを風呂に? ……普通、逆じゃないのか?」
アムロ 「そのとおりなんだけど、ウチは違うんだよ……」
マリナ 「あの、状況がよく飲み込めませんけれど、私たちが、セレーネさんと入りましょうか?」
アムロ 「いま上がったばかりじゃないか。のぼせてしまうぞ?」
シーリン「長風呂していたわけではないから平気だ」
マリナ 「銭湯代がもったいないからと、こうしてお風呂を貸してくださるのですから、
この程度のご恩返しはさせてください」
ロラン 「兄さん、いいんじゃないですか?」
アムロ 「たしかに、本当に、とっても、このうえなく、助かるな」
セレーネ「人外みたいなこの扱いは、なんなの?
兄弟なんだから、誰と入ったっていいじゃない」
609 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/04(火) 17:33:35 ID:???
ミッション:セレーネを風呂に入れろ
シロー「俺はアイナと添い遂げる!!」(といいつつ逃亡)
ドモン「僕には出来ないィィィ!」(トラウマスイッチ入って号泣)
マイ「馬鹿な!姉さんを風呂に入れろというのか!!」(以下延々と困難さを解説)
コウ「えっ……ねねね姉さんと風呂だなんt」(言い終わる前にシーマに拉致される)
610 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/04(火) 17:50:26 ID:???
ジュドー「というわけで助っ人を連れてきた」
プル「ねーねー、お姉ちゃんお風呂~」
セレーネ「や」
プル「お風呂~」
セレーネ「あとで」
プル「お風呂お風呂~」
セレーネ「そんなに入りたいんだったら一人で行きなさい」
プル「お風呂お風呂お風呂お風呂お風呂お風呂お風呂お風呂~~~!!!」
セレーネ「……あーうるさいっ、もうしょうがないわねすぐ出るわよっ!」
プル「わ~い♪」
ロラン「さすがと言いますか」
アムロ「ちっちゃい子の我が儘には誰も勝てないからな……」
617 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/04(火) 20:07:19 ID:???
<バー
青い巨星>
シャア「セレーネを風呂に入れる? 簡単じゃないか、そんなこと」
アムロ「言ったな。じゃあ、これからうちにきてアレを風呂に入れてもらおうか。ただし、暴力的方法は無しだぞ」
シャア「当たり前だ。むしろ自発的に入浴させてみせる」
アムロ「すごい自信だな」
シャア「私を誰だと思ってるのだね? ああ、ドレンか? 試作段階のアレをアムロの家に持ってきてくれ。
私もすぐに向かう。Dr.マクグリフの手を借りる事ができそうだ。よろしくな」
アムロ「? シャア、アレってなんだ?」
シャア「餌に決まっているだろう。さぁ行くぞ」
<30分後、兄弟宅前>
ドレン「社長、ご命令のものをお持ちしました」
シャア「突然ですまないな」
ドレン「いえいえ」
アムロ「なんだ、このケース。でかいな。これが餌か?」
シャア「そんなところだ。上がらせてもらうぞ」
アムロ「ああ。セレーネ、セレーネはいるか?」
セレーネ「なぁ~に? 帰ってきて疲れてるんだから~」
シャア「セレーネ、君に見てもらいたいものがある(とケースを開ける)」
セレーネ「押し売りはか……こ、これは!」
シャア「我が社が開発した新型のAI用バイオコンピュータだ。人間の脳の構造を基にした画期的な構造をしており、
現在最高のAI用コンピュータの最低でも3倍の性能(当社比)を持っている!」
セレーネ「さ、3倍ハァハァ……で、私はなにを?ハァハァ」
アムロ(あ、食いついた)
シャア「セレーネにはこれの性能を最大限に引き出すシステムを構築していただきたい」
セレーネ「も、もちろん! 喜んで!ハァハァ」
シャア「ただし、これは非常にデリケートだから、少しの皮脂でも付着するとエラーが発生する。触れる時は必ず入浴を……」
セレーネ「(一瞬にして服を脱いで全裸になって)兄さん、お風呂に入って来る!」
アムロ「あ、ああ……」
ドレン「(滝のような鼻血を流しながら)来て良かった……」
シャア「玄関先で脱ぐか?」
アムロ「ああいう子なんだ、許してくれ……」
最終更新:2013年09月22日 22:17