199 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/13(木) 23:58:06 ID:???
スメラギ「次のミッションにおいて、ソレスタルビーイングは総力を挙げてクリスマスに武力介入を行います」
アレルヤ「目標は何ですか?」
スメラギ「クリスマス」
アレルヤ「え?」
ロックオン「ちょっと整理させてくれミス・スメラギ。ミッションはクリスマス、12月25日に行う
ということではなく、クリスマスそのものに武力介入する、ということか?」
スメラギ「そうよ」
ティエリア「このミッションについては私から説明させてもらう。ペンネーム『ちょんまげビリー』こと
ビリー・カタギリからヴェーダにメールが送られてきたのが事の始まりだ」
ロックオン「ペンネームになってないじゃないか」
アレルヤ「というか、ヴェーダにメールって」
ティエリア「『ソレスタルビーイングのみなさん、こんにちは』こんにちは!」
ロックオン「なんでお前も挨拶するんだよ」
ティエリア「『僕は軍に勤務する独身の技術者(童貞)です。先日、僕の相方で軍きっての変態と名高い
グラ公が「クリスマスには彼女と過ごすんだ」とほざきやがりました。あんな変態に彼女が
いるのに僕には彼女がいません。悔しいです。なので、クリスマスに武力介入して世の恋人
たちを絶望のどん底に突き落としてください。お願いします』というのがメールの内容だ」
アレルヤ「はぁ?
グラハム・エーカーにとって彼女といえば、フラッグの事だろうに」
クリスティナ「ビリーさんの他にも、こ~んなに、クリスマスへの武力介入を望む童貞さんたち声がヴェ
ーダに届けられています」
フェルト「わずか6時間の募集でしたが、ヴェーダに届いたメール総数は12万件以上でした」
スメラギ「中には「ケーキを買う金もありません。クリスマスなんて嫌いです」というアザディスタンの
プリティプリンセスさんみたいな声もあったわ」
ロックオン「…………」
ティエリア「何を苦虫を噛み潰したような顔をしているんだ?」
ロックオン「もう何から突っ込めばいいかわからねぇ」
アレルヤ「スメラギさん、本当にクリスマスへの武力介入をやるんですか?」
スメラギ「ここまで要望が多い以上は、ねぇ……」
ロックオン「はぁ、もうなにがなんだか……あれ、刹那は?」
ラッセ「ん? 今しがたまでいたんだが……」
203 名前:199の続き :2008/11/14(金) 00:52:38 ID:???
マリナ「今日も疲れたわシーリン」
シーリン「まだ明日もあるわよマリナ。そして明後日も、その次の日も……」
マリナ「この貧乏スパイラルから抜け出せる日が来るのかしら……」
シーリン「頑張っていれば、いつかいいことがあるわよ。その日のためにがんばりましょう」
マリナ「そうね、でも、ああ、お腹が空いた……ケーキが食べたいわ……」
シーリン「ケーキなんてあるわけないでしょ」
マリナ「ケーキが食べたい。ケーキが食べたい。食べたい食べたい」
シーリン「だだっ子か」
刹那「ケーキが食べたいのか?」
マリナ「ええ、食べたいわ。半年は食べていないもの」
刹那「ではこれを。シーリン・パフティヤール、あなたの分も買ってきた」
シーリン「あ、あらそう、ありがとう……」
マリナ「まぁ、美味しそうなイチゴのケーキ!」
シーリン「本当に美味しそうねマリナ」
刹那「遠慮なく食べてくれ」
マリナ「いいの?」
刹那「ああ」
マリナ「本当に?」
刹那「ああ」
マリナ「では、いただきます……うん、美味しい! ありがとう刹那・F・セイエイ」
刹那「……
マリナ・イスマイール。ケーキの代わりと言ってはなんだが、頼みがある」
マリナ「なぁに、刹那? あ、Hはダメよ?」
刹那「そ、そんなことじゃない。メールを見た。頼む、クリスマスが嫌いだなんて悲しいことは言わないでくれ」
シーリン「刹那・F・セイエイ……」
マリナ「刹那……あの……私は……クリスマスが大好きだけど?」
刹那「え? ペンネーム『アザディスタンのプリティプリンセス』は、マリナじゃないのか?」
マリナ「そんなペンネーム知らないわ」
刹那「ケーキを買う金が無いからクリスマスが嫌いだって……」
マリナ「ケーキを買うくらいお金はあるわよ。失礼ね」
シーリン「刹那が早とちりしたってことのようね」
刹那「じゃあ『アザディスタンのプリティプリンセス』って、一体誰だ?」
フェルト「調査の結果、12万通のメールは全て同一人物が送信したようです」
アレルヤ「つまりビリー・カタギリが1人で送ったってことか。アザディスタンのプリンセスも」
ロックオン「なんだこのオチ。ふざけてんのか」
ティエリア「ああ、万死に値するな」
ということで回線切って吊って来る
最終更新:2013年09月23日 21:00