シーマ「おや、あのアッガイはヨーツンヘイムの若いのが連れてたやつだったかねぇ」
コッセル「へい、シーマ様」
シーマ「かわいらしい毛糸の帽子とマフラーしてるじゃないか。ちょっとどこで手に
入れたのか聞いてきておくれよ」
コッセル「がってんでさぁ!」
シーマ「で、どうだったんだい」
コッセル「手編みだそうです」
シーマ「…誰の」
コッセル「あの若いのが自分で編んだそうでさぁ」
シーマ「ほーぅ、あれがねぇ…」
ジュドー「今日さー、ちょっとびっくりしちゃったよ。シーマさんとホルバインさんが
一緒に並んで商店街歩いててさ」(アッガイたんも一緒だったことは言わない)
ガロード「そうそう、二人で店に入っていったりして、いいカンジだったぜ」
(その店が手芸店だったことは言わない)
マイ「そういえば、最近、シーマさん自らヅダタンクの注文書持ってきてくれるんですよね。
ホルバインさん目当てに」(バッグから編み棒と毛糸が見えていたことは言わない)
コウ「……っ!?そ、そそそそそそそれがどうしたっていうんだい」
シン「コウ兄、マジ動揺してるぜ…」
キラ「ホントだ。にんじん気づかず食べてるよ」
セレーネ「そーねー、海兵同士で気が合うんじゃない。あの二人なら不自然じゃないわよね」
(何も起こらない的な意味で)(ニヤニヤ
カミーユ「シーマさんは妖艶だし、ホルバインさんは監督公認美形だから並んでて絵になるよな」
(カタギじゃない雰囲気的な意味で)(ニヤニヤ
コウ「あは、はははははははははははははや、やだなー、個人のプライベートを詮索するのは
よよよよよくないぞ」
シーブック「コウ兄さん、お茶こぼれてます、こぼれてますったら!」
ヒイロ「手を震わせながら茶を注ぐのは危険だ。死ぬほど熱いぞ」
コウ「っって、熱ーぅ!!!」
ウッソ「言われてから気づくなんておかしいですよコウ兄さん!!」
シロー「馬鹿、直ぐに流水で冷やして来い!」
ロラン「わわ、冷やすものとオロナイン用意しなきゃっ」
刹那「
ガンダムにあるまじき凄まじい動揺ぶりだ」
アル「素直になっちゃえばいいのにねー」
アムロ「お前ら、少しからかいすぎだぞ。コウはあれで打たれ弱いところあるんだからな。
すぐ立ち直るけど」
一同「「「「「はーい」」」」」
シュウト「でも、シーマさんはホルバインさんと何やってるの?」
マイ「編み物を教わってるんだよ。ホルバインさんは漁に使う網の繕いとかよくやってるから、
毛糸の編み物も得意なんだ。僕が今使ってるマフラーも編んでもらったし」
シロー「あの手編みのマフラー、モニクさんじゃなかったのか……」
ジュドー「コウ兄へのクリスマスプレゼントでも編んでるんだろうな」
ウッソ「シーマさんって結構家庭的っていうか健気ですよね」
セレーネ「いい人よね。迫力あるけど一途だし」
キラ「美人だし」
シン「料理上手っていうし」
ヒイロ「経済的自立もしている」
ドモン「何か腹立ってきたな…」
ロラン「兄さん、気をつけてくださいね」
コウ「ああ、わかったよ。ありがとうロラン…って何、どうしたのみんな」
ガロード「べっつにぃ~」
刹那「何事も無い」
アムロ「ご飯が冷める。早く食べるぞ」
コウ「こ、この食卓は…地獄だっ」
293 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/23(日) 15:38:24 ID:???
シーマ「うぅん、やっぱりこの編みこみは少しくどかったねぇ…コウにはもっとあっさりとした
デザインが似あうんじゃないかねぇ」
ホルバイン「いや、実際に着てみるとそうでもないもんだ。フィッシャーマンズセーターの編み柄には
祈りの意味が込められている。アンタの思いがくどいってこたぁねぇだろうよ」
シーマ「そうかい…真顔でこっ恥ずかしいこと言ってくれるねぇ」(赤面
コッセル「うう、シーマ様があんなに幸せそうに手芸をなさってる、こんなに嬉しいこたぁねぇ」
クルツ「全くだ、兄弟よ…」
シーマ「……コウ、喜んでくれるといいな」
最終更新:2013年09月25日 18:58