カポーン
ウイッツ「実家に帰ったらよぉ、お袋が再婚しててよ……」
グラハム「そうか」
ウイッツ「複雑な気分なんだけどよ、妹や弟は新しい親父に懐いているみたいでよ」
グラハム「ならば問題はあるまい」
ウイッツ「でも、俺ァ長男だしよ、その……トニ…嫁さんと一緒にスー家を守らないとっていうか……」
グラハム「それはよい心がけだな。好意を抱くよ」
ウイッツ「でも、もう家には俺の居場所なんて無いのかも知れないな」
グラハム「家族というものは最初から家族なのではない。家族になっていくものだろう。
もし居場所を無くしたなら、またつくればいい。簡単な事だ」
ウイッツ「そう……かもな」
グラハム「ああ」
ウイッツ「でも新しい親父はバーのマスターなんだよなー……俺に旨いコーヒー淹れられるかなー」
グラハム「それで一つ、話題が出来るではないか」
カポーン
刹那「俺は
ガンダムになれるだろうか?」
グラハム「少年はすでにガンダムだろう」
刹那「お、俺は
ガンダムなのか!」
グラハム「うむ、
ガンダムだ」
刹那「そうか……俺がガンダム……」
グラハム「だが只のガンダムで終わるか、更なる高みのガンダムになるかは少年の努力しだいだろう」
刹那「そうか……俺はまだガンダムを極めていないんだな」
グラハム「道は険しいぞ、少年!」
刹那「問題ない、俺はガンダムだ!」
カポーン
グレミー「ルーさんが私に振り向いてくれない……」
グラハム「なぜ振り向いてくれないと思う?」
グレミー「わからない……」
グラハム「故に振り向いてくれないのだ」
グレミー「どういうことだ」
グラハム「わからないで立ち止まってどうする。わからないというのは只の現状に過ぎない。
変化とは現状を打破することなのだよ」
グレミー「わ、私は……愚かだった!」
グラハム「立ち止まるな、少年。何度も失敗するといい、正解が見つかるかも知れんぞ」
カポーン
カトル「僕はみんなの親睦を深めようと思って、仲良く出来ればいいと思ってパーティを開くんだけど
ヒイロもデュオも五飛も来てくれないんだ……」
グラハム「仕事の同僚だったな」
カトル「はい」
グラハム「仕事の時はどうだ? 仲が良くないのか」
カトル「いえ、そんなことはありません。コンビネーションもバッチリですし」
グラハム「ならばそれでいいだろう」
カトル「でも……」
グラハム「馴れ合うだけが友情ではないさ。背中を任せあえる人間など、そうはいまい」
カトル「……はい」
グラハム「どうしてもというなら、彼らの周りから攻めるといい。家族や恋人に招待券を出すのだ」
カトル「なるほど!!
カポーン
ザコ(グラハムさんは長湯ザコねぇ……)
最終更新:2013年09月25日 20:47