アムロ「ガンダムDX?」
ガロード「え?俺のDXがどうかしたの?」
ジュドー「いや、ダブルエックスじゃなくてデラックス。大体前にもやったギャグだろ」
ウッソ「アムロお兄さんが乗っていたガンダムなんかが出てくるゲームなんですよ」
そう言ってウッソは画面を兄弟達に見せる。そこではガンダムとシャア専用ザクが戦っていた。
シロー「へ~、面白そうだな。対戦も出来るのかい?」
ジュドー「勿論!対人対戦の面白さがこのゲームの売りなんだぜ!」
ウッソ「2対2なのがまた深みをだすんですよ」
アル「面白そうだね、ちょっと皆でやってみようか」
コウ「よし、やったこと無い人もいるだろうし今は無理だけど、しばらく練習して皆で大会でもやってみるか!!」
全員「おう!!」

そこで兄弟達は練習と称して皆でガンダムDXでしばらく遊んで、
全員が中々の腕になった時点で一つ気付いた。
カミーユ「13人・・・・微妙な数字だな」
シーブック「二人ずつ組んでも一人余る上に・・・・・」
ロラン「トーナメントを組むと1チームが種・・・・じゃない、シードになってしまいますね」
ドモン「ふ・・・・俺は一人でも十分だ!!」
ドモン以外(一番くらいボタンとスティックを使ったゲームは下手なくせに何言ってんだ・・・・・)
キラ「僕が学園の友達でも招こうか?人気ゲームだし、やったことのある人もいるだろうし・・・」

そこでやってきたのはやはりと言おうかイザークとディアッカだった。

ディアッカ「俺達はあれから血の滲むような特訓をしたんだ!!」
イザーク「さっさとアルとガロードと勝負させろ!!でないとゲームダコが疼くだろうが!!」
コウ「・・・・・こんな奴らしかいなかったのか?」
キラ「すいません・・・・・ちなみにアスランとニコルは用があって来れないそうです」
アムロ「となると・・・・・やはり一人余るな。もう一人捜すか?」
ガロード「もういいじゃん、この中で一番上手い俺が一人でやるよ」
アムロ「う~ん、まぁガロードがそういうならそれでいいか」
ウッソ「そうですよ、ガロード兄さんにはそれぐらいのハンディがあったほうがいいです」
ガロードは自他共に認めるハードゲーマーでゲーム雑誌の『やり込み』とか格ゲーの全国大会などの常連なのだ。
(ちなみにゲーム用のハンドルネーム(?)は『炎のコマ』(w)

ジュドー「よっしゃ!!それじゃルールの確認だ!!!」

第1条・形式はトーナメント
第2条・相手を『直接』攻撃してはいけない
第3条・ジオソか連合かはじゃんけんで決める、ただしガロードだけは自由に選べる。
第4条・プレイヤーは己の選んだ機体を最後まで使わなければならない
第5条・タイムアップは再試合
第6条・ゲーマーとしての良識を守ってプレイすべし
第7条・サイド7がリングだ!!!

(第2条捕捉・あからさまな挑発行為があった場合、両者失格)

ストーカー「それでは皆さん!!ガンダムDXファイトォォッ!!!レディー・・・・」

13兄弟+2「ゴォォォッ!!!」

問題はどうコンビを組むかだがそれはくじ引きに決まった。
しかしイザークとディアッカだけは
『俺達は完璧なコンビネーションを身につけた!』
『その実力はコンビでなきゃ発揮できない!!』とか文句をたれたので仕方なく二人は組ませてやる。
残りのコンビは「アムロ&ヒイロ」「カミーユ&シーブック」「シロー&キラ」
「ロラン&コウ」「ドモン&ウッソ」「アル&ジュドー」となり、早速これまた抽選でトーナメントの組み合わせを決める。

そして第一試合はアムロ&ヒイロVSカミーユ&シーブック、
第二試合はジュドー&アルVSシロー&キラ、
第三試合はガロードVSイザーク&ディアッカ、
第四試合はドモン&ウッソVSロラン&コウと決定した。

510 名前: GDXF・アムヒイVSシーカミ 投稿日: 03/01/16 18:18 ID:???

アムロはガンダム(バズーカ装備)、ヒイロはゾック。
カミーユはゲルググ、シーブックはシャア専用ズゴックを選択しバトルが始まった。

ヒイロ「任務了解、攻撃を開始する」
まず一番初めに射程が一番長いヒイロがメガ粒子砲を連射することから始まった。
シーブック「逃げまわりゃ、死にはしない」
カミーユ「右!?いや、正面か!!」
『2対2なのに右から攻撃が来るわけないだろ』というツッコミは勿論カミーユには無意味だ。
アムロ「見える!!直撃させる!!!」
高速移動後の一瞬の隙をつき、アムロがカミーユにバズーカを発射する。
カミーユ「!?、拙い!!!」
シーブック「甘い!!」
シーブックがカミーユとアムロの間に割って入り、頭部のロケット弾でバズーカを落とす。
残りのロケット弾がアムロを襲うがやはり回避する。
アムロ「やるな、シーブック!!」

512 名前: GDXF・アムヒイVSシーカミ 投稿日: 03/01/16 18:19 ID:???

やはり全員が反射神経が良いため、遠距離戦ではお互いにダメージを与えられない。
そこでカミーユとシーブックは戦術を変え、シーブックがアムロをひきつけ、
カミーユが一番機動性がないと思えるゾックを狙う。

アムロ「く!邪魔をするな!!シーブック!!」
シーブック「まともにやっても勝てないかもしれないけど、
引っ掻き回すだけならシャアズゴックの機動性と頭部ロケット弾で!!!」
空中ロケット弾やメガ粒子ほうでアムロのガンダムを撃ちまくる。
被弾率は低いが、流石にヒイロを支援する余裕はなくなる。
カミーユ「可哀想だが!直撃させる!!!」
ヒイロ「む、損傷率50%を超過。やるな」
高速移動をしながらメガ粒子砲を連射して逃げるヒイロだが、
カミーユのゲルググのビームライフルは高性能なので避けきれない。
しかし強固な装甲でなんとか耐えている。
だが高性能なビームライフルにも一つだけ欠点があった、弾ぎれが早いことである。

514 名前: GDXF・アムヒイVSシーカミ 投稿日: 03/01/16 18:20 ID:???

カミーユ「く、弾ぎれか!!格闘戦にうつる!!ビームナギナタで!!!」
だがここでカミーユはミスを犯した。
ゾックは格闘があまり強い機体ではないが『格闘を受けた後の反撃』は凄まじく強い機体なのだ。
ヒイロ「勝機だ、頂く」
カミーユ「何!!?」
ゾックの反撃のパンチがゲルググを遅い、倒れた所を四連メガ粒子砲が襲う。
ヒイロ「敵機撃墜を確認、次の行動に移る」
シーブック「な!?カミーユが!!」
ゲルググ落ちたことにシーブックが一瞬同様した。
その隙は本当に一瞬だったが、その隙をアムロは逃さなかった。
アムロ「落ちろぉ!!!」
シーブック「うわぁぁぁ!!」
シャア専用ズゴックはガンダムのビームサーベルで真っ二つにされた。

一回戦第一試合、アムロ&ヒイロVSカミーユ&シーブック
勝者、アムロ&ヒイロ
(元ネタの連邦VSジオンではコスト的にまだ大丈夫ですが描写的に面倒なので
一機落ちれば駄目、ということで・・・・・)



515 名前: GDXF・ジュアルVSシロキラ 投稿日: 03/01/16 18:23 ID:???

シローは自分の機体という事で陸戦用ガンダム(180mmキャノン装備)、
キラはシローに付き合って陸戦用GM(マシンガン装備)、ジュドーはグフ、アルはやはりザクだった。

シロー「キラ!アルは機体はザクだがゲームの腕は凄い、油断するなよ!!」
キラ「了解しました!!」
ジュドー「アル!グフは格闘が強い!援護を頼むぜ!!!」
アル「ジュドー・・・いいか、よく聞いてくれ」
ジュドー「は?」
アル「うまく言えないけど、アイツと・・・ガンダムと戦ってみたくなったんだ。
俺がザクに乗ってるからなのかどうかは、自分でもよくわからない。
ここで戦うのを止めると、自分が自分でなくなるような・・・
バーニィの真似をしたいとか、バーニィの仇を討ちたいとかいうんじゃないんだ・・・」
ジュドー「お、おい!!」
アル「俺は多分死ぬだろうが、そのことでシローやキラを恨んだりしないでくれ。
彼らだって俺と同じで、自分がやりたいと思ったことをやってるだけなんだ・・・
無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分のことを責めたりしないでくれ。これは、俺の最後の頼みだ。
もし運良く生き延びて、このゲームに勝ったら、二回戦でまた一緒に戦おう!
      • これでお別れだ!じゃあなジュドー、元気で暮らせよ!!兄弟によろしくな!!」
ジュドー「お~い、アルさ~ん?」
アル「うおおおぉぉぉぉ!!!」
アルのザクはヒートアクスを抜いて陸ガンに襲い掛かる。
シロー「銃身が焼け付くまで打ち尽くせぇ!!」
キラ「了解しましたぁッ!!!!」
180mmキャノンとマシンガンの弾がザクに雨霰と降り注ぐ。
アル「こりゃミンチより酷いや」
ジュドー「・・・・・自分で言うなよ」

516 名前: GDXF・ジュアルVSシロキラ 投稿日: 03/01/16 18:29 ID:???

シロー「残るはお前だけだぞ!ジュドー!!」
ジュドー「くそぉ!!陸戦用ガンダムと陸戦用GMではグフには勝てないジンクスがあることを教えてやるぜ!!」
ヒートソードを抜き、フィンガーガトリングを撃ちながら陸ガンと陸GMに向うグフ。
ジュドー「怯えろ!竦め!モビルスーツの性能を生かせぬまま死んで行け!!」
シロー「甘いぞ、ジュドー・・・それはただのグフではなくグフカスタム用のセリフだ!!」
ジュドー「しまったぁ!!!ええと、ならば普通のグフのセリフと言えば・・・・・そうだ!思い出した!
見ておくがよい・・・戦いに敗れるということを。こういうことだあー!!」
ジュドー以外「駄目じゃん」
皆のツッコミとほぼ同時に、キラの陸戦用GMがグフを切り裂いていた。



一回戦第二試合、ジュドー&アルVSシロー&キラ
勝者シロー&キラ

662 名前: GDXF・イザディVSガロード 投稿日: 03/01/17 19:37 ID:???

ガロードはジオソを選択、そして機体はシャア専用ゲルググだ。
そしてイザークはギャン、ディアッカはガンキャノンを選択した。

イザーク「この日を待ってたぜ!!復讐の時をよ!!」
ディアッカ「今回はティファとかいう女の指示もない・・・・
そして俺達のコンビネーションは前回とは違い、完璧だ!!」
ガロード「へ!ティファがいなくたってお前らふたりが相手なら楽勝だぜ!!」
イザーク「何時までその減らず口がたたけるかな・・・・いくぜ!!ディアッカ!!!
まずはCPのザクを血祭りにあげるぞ!!」
ディアッカ「おう!!」
ディアッカのガンキャノンは物陰に入り、砲戦重視モードに入る。
そしてザクに向けてキャノン砲を連射するがいくらCPとはいえそんな単純な攻撃はそうそう当たりはしない。
しかし回避するザクの動きに合わせてイザークのギャンが格闘を挑む。
あっという間にザクはバラバラに切り刻まれて爆発してしまう。
イザーク「どうだ!教科書通りだが単純なルールであるこのゲームでは基本こそ最強!!」
ディアッカ「ギャンとガンキャノンのコンビで俺達は近所のゲーセンのグレイトな連勝記録を作ったんだぜ!!」
ガロード「なるほど、前よりはちっとは上手くなってんじゃん。
でもな!その程度じゃ俺には通用しねーぜぃ!!」
イザーク「ぬかせ!支援を頼むぞ、ディアッカ!!」
ディアッカ「任せろ!」
ディアッカは今度はシャア専用ゲルググに向ってキャノンを連射する。
しかし今度は人間相手と言うこともあって砲戦重視モードだけではなく、
ノーマルモードで移動を絡めながらだ。
ガロードは当然の如く回避するが・・・・
イザーク「貰った!!」
そこをイザークが襲い掛かる、万事休す!というところでギャンに異変がおこる。
イザーク「うわ!?な、何だ!!?」
イザークのギャンにディアッカの撃ったキャノン砲が当たっていたのだ。
そしてその隙にガロードはビームライフルをギャンに撃ちこむ。



663 名前: GDXF・イザディVSガロード 投稿日: 03/01/17 19:37 ID:???

ディアッカ「すまない!イザーク!!」
イザーク「気にすんな!運が悪かっただけだ、今度こそ!!」
もう一度同じ戦法でガロードに挑む、しかし・・・・
イザーク「ぐぅ!?ま、まただと!!」
ディアッカ「な、何でだ!!」
イザーク「ディアッカ!!てめぇ、狙ってやってんのか!!?」
ディアッカ「そんなわけないだろ!!」
そんなこんなで似たような事が何度か繰り返されてギャンは落ちてしまう。
そして1対1になってしまったらディアッカに最早勝ち目は無かった。
しばらく交戦していたが、ガロードのシャア専用ゲルググにあっけなく落とされる。

ディアッカ「いくらなんでもおかしすぎるぜ!!あんなに味方に被弾するなんて!!」
イザーク「ガロード、お前ゲームの改造とかしてんじゃねーだろうな?」
ガロード「まだ、気付かねーのか?狙ってやったんだよ。俺の腕で、な」
二人「んな!!?」
ガロード「敵機と自機の位置関係から発射から着弾までのタイムラグ、弾道と着弾地点を計算、
そしてパイロットの行動パターンを推測。そして着弾地点に相手を誘導!
全国クラスを目指すならこれぐらいは出来ねーと無理だぜ」
ディアッカ「しかし俺は上空からも攻撃をしかけてるぜ!それで弾道を読めるわけが!!」
このゲームはレーダーの様なものがついているのだが、
それはあくまで二次元的に各機体の位置を示すだけで高度などまではわからないのだ。
よって二機を同時に相手にする以上、常に位置関係を把握し続けるのは不可能に近い。
ガロード「馬鹿か?バーニア噴かす時の音で高度くらい判断出来るぜ」
二人「グ、グゥレェイトォォォ!!!」

アムロ「相変わらず、ゲームとなると異常な能力を発揮するな、ガロードは・・・・」
シロー「好きこそものの上手なれ、ってやつですかね」
ジュドー「でも、ある意味アホだよな」

一回戦第三試合、イザーク&ディアッカVSガロード
勝者ガロード


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最終更新:2018年10月23日 10:25