ちなみにその日もデート後、泥酔して戻ってきたキラはそのことはまだ知らない。
次の日の朝。食事がお弁当形式で配られる。
キラ「…これは…?」
ロラン「昨日、家族会議で例の食事漁り対策の手法として決定したんですよ。
    あの人、毎回毎回キラの食事狙ってて、大変でしたからね。」
キラ「ありがとう…。」
因みに、この少し後、下では…。
ギンガナム「何故朝食が無いのだ?一体何が起きたというのだ?」
ロラン「あなたが毎回毎回キラの食事を狙うからですよ。」
ギンガナム「そんな…私はロラン君の食事を楽しみにしていただけだというのに。」
しかし、いろんな意味で話がそう簡単にすむ訳が無い。登校中、ギンガナムにであう。
ギンガナム「少年…剣を扱ったことはあるか?」
キラ「ええ…一応。」
ギンガナム「では…剣を取れ。」
片方の剣を鞘ごとキラにほおる。
キラ「え…なんで?」
ギンガナム「その鞄に入っているロラン君の作った朝食を賭け、いざ勝負!!因みに両方とも、名の通った名刀だ。」
キラ「そんな…なんでそんな事、僕が…。」
ギンガナム「問答無用!!」
剣で斬りかかって来るギンガナム、キラは避けるので精一杯だ。
ギンガナム「守ったり避けたりばっかりでは勝てないぞ。少年。」
キラ「何でこんな目に…。」
そして、やり合ってる内に…。偶然フレイが通りかかる。

フレイ「何路上でやってんのよ。迷惑ねぇ。」
ギンガナム「女が男の闘いに口をはさむなぁ!!」
フレイの顔すれすれを剣が通る。フレイの前髪が少し切り落とされる。
フレイ「ふふ………ふふふふふ……キィィラァァァ、絶対勝ちなさい。負けたら今までで最大の不幸を味あわせてやるわ。」
キラ「フ…フレイ…本気…?」
フレイ「……ええ…。」
しかし、覚醒してないキラでは防戦が精一杯だ。しかし、そこにラクスが通りかかる。
ラクス「あら?キラ様、剣道ですの?路上では危ないですわ。」
キラ「あ、ラクス…この人に突然襲われたんだ。」
ギンガナム「隙あり!!」
キラ「…危な!!……つっ…。」
ギンガナムの剣の軌道上にラクスがいた。キラはラクスを庇い、それによって剣が身をかする。
ギンガナム「戦場で女の名前を呼ぶのはなぁ…腰抜け兵のする事だよ。」
キラ「関係ない人まで巻き込むなんて…これ以上させやしない…。」
キラが切れた。言うまでも無いが。
ギンガナム「防戦一方だった君に何ができるというのだ?」
キラ「……落ちろ。」
キラは剣を捨て、思いっきり相手の腕を殴る。たまらずギンガナムは剣を落とす。
ギンガナム「ほう…動きが変わったな。」
フレイ「良くやったわ。キラ。私も協力するわ。」
ラクス「この剣は危ないので家にでも保管して来ますわ。キラ様。」
言うまですらないのだが、ここでギンガナムがキラとフレイに蛸殴りにあい、
ギンガナムは全治2週間の怪我を負う。それにより、朝の食卓も元に戻った。
それ以降もギンガナムはキラの食事は狙わなくなる。しかし、影の薄い連中が被害にあうようになったが。



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最終更新:2017年06月12日 08:50