373 名前:成層圏から狙い撮る男その1 :2009/05/12(火) 01:48:54 ID:???
ここは、某所にある撮影スタジオ

スタッフA「ラクスさん、撮影ラストでーす!!」
ロックオン「あと少しの辛抱ですよ、ラストよろしく!」
ラクス「こちらは問題ありませんわ!」
ロックオン「それじゃいきます・・・デュナミス(カメラ)狙い撮るぜ!」カシャッ

アイシャ(写真チェック中)「ほう~・・・ラクスさんどうかしら?」つ写真
ラクス(写真チェック中)「ふむふむ・・・OKですわ♪ニールさんお疲れ様でした」ペコッ
ロックオン「こちらこそお疲れ様です!それじゃ撤収!!」
スタッフB「ハイ、撤収!!」

CBのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトスにはもう一つの顔がある。
新進気鋭のフォトグラファー、ニール・ディランディとして多忙な日々を送っている。
この日は歌姫ラクス・クラインのライブツアーの宣材写真の撮影に入っていたのだ・・・

アイシャ「ニール貴方に頼んでよかったわ、さすがね」つ珈琲
ロックオン「ラクスさんが頑張ったからですよ・・・おっと頂きます」ゴクゴク
アイシャ「新人賞をとって以来オファーも殺到、次のアルバムも受けてくれるかどうか・・・」
ロックオン「アイシャさん買いかぶりすぎですよ・・・」ポリポリ
ラクス(私服)「ニールさん今日はお疲れ様でした」ペコッ
ロックオン「こちらこそお疲れ様です」ペコッ
ラクス(私服)「今度のアルバムの撮影はお願いできますかしら?」
ロックオン「ウチは冠婚葬祭から子供の運動会、何でも受けてますので是非!!」
ラクス(私服)「ニールさんの写真はお友達(芸能人)からも好評ですのよ」
ロックオン「アハハ、二人の美女に言われると照れるな・・・」
ラクス・アイシャ「「うふふ・・・」」

ロックオン(帰宅途中)「うーん長かったなー・・・風景でも撮るか」つ二眼レフ
アル「あ、ロックン兄ちゃんだ!」  クリス「アル、知り合いなの?」
アル「刹那兄の友達なんだよ」  クリス「何か撮ってるから邪魔したら・・・」
ロックオン「ん?アルじゃないか!・・・そちらは?」
クリス「初めましてクリスチーナ・マッケンジーです、アルがお世話になってます」ペコッ
ロックオン「どうも俺はニール・ディランディ、成層圏まで狙い撮る男です・・・なんてね初めまして」ペコッ
クリス「ああ、よく読む雑誌の表紙を撮っていますね!こんな所で会えるなんて」
ロックオン「そんな大した者じゃ・・・うーん?」
アル「どうしたの?ロックン兄ちゃん?」
ロックオン「これも何かの縁だ、二人とも並んでください」
アル・クリス「「はい・・・?」」

バーニィ(通りがかり)「アルとクリス・・・なんだ?あの男」

374 名前:成層圏から狙い撮る男その2 :2009/05/12(火) 01:50:31 ID:???
ロックオン「いやぁ、絶好の被写体が目の前にあるなら撮っておきたい・・・ってね?」
アル「クリス、折角だから撮ってもらおうよ!」
クリス「でもさっきまで何か撮っていたんじゃないですか?」
ロックオン「気が向いたときにやってるだけですから・・・それじゃいきますよ!」つ二眼レフ

バーニィ(木の陰)「ど、どういう事だ?アルまで楽しそうに・・・」

(以下バーニィの妄想)

バーニィ「ど、どうしたんだよ?クリス」
クリス「ごめんなさい・・・でも私はあの人に惹かれてしまったの」
アル「バーニィと違って背も高いし、格好いいし(以下略)」
クリス「そういう訳で、さようならバーニィ・・・」
バーニィ「クリスー!アルー!待ってくれよー!!」

(以上妄想終わり)

バーニィ(木の陰)「俺がはっきりしないから、クリスはあの男に・・・」

アル「やっぱり売れっ子は違うねー」
ロックオン「褒めても何も出ないぞwそれじゃもう一枚!」
クリス「なんか緊張しちゃうな・・・」ドキドキ
ロックオン「クリスさん、リラックスリラックス♪」

バーニィ(木の陰)「楽しそうだ・・・俺の出る幕は・・・ないのか・・・」

ロックオン「うーん、何か足りないな・・・」
アル「どうしたの?」
ロックオン「いや、うまく言えないんだが・・・もっとこう」キョロキョロ

ロックオン(バーニィと目が合う)「!!」
バーニィ(ロックオンと目が合う)「!!」
アル・クリス「「バーニィ!何してるの!!」」

ロックオン「えっ知り合い?・・・えっとすみません!こちらに来てください!!」
アル「おいでよ、バーニィ!!一緒に撮ってもらおう!!」
バーニィ「お、俺ですか?」シドロモドロ

その後ロックオンから説明を受ける事で、バーニィの誤解は解けたのだった。

バーニィ「すみません、俺一人で勝手な・・・」
クリス「勝手なって、何が?」 アル「何が~?」ニヤニヤ
ロックオン「二人ともそんなに問い詰めないw俺の方こそ心配かけてすみませんね」
バーニィ「でも・・・いいんですか?俺なんかで?」
ロックオン「いいも何もグッドタイミングですよ!そうだ、婚礼写真の練習としてどうです?」
クリス・バーニィ *1 アル「?」
ロックオン「早速いきましょうか、さぁスマイルスマイル♪」
三人 (ニコッ♪)

ロックオン(三人ともいい笑顔だ!俺は・・・俺達はこの笑顔を守る為に
世界から疎まれようとも・・・必ず守り抜いてみせる!)

ロックオン「それじゃいきますよー!・・・デュナミス(カメラ)狙い撮るぜ!!」カシャッ!

それから数日後、それぞれの自宅に三人の写真が送られてたが、
その写真は、三人にとって生涯の宝物になった・・・のかはまだ先の話。おわり。

381 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/05/12(火) 13:47:00 ID:???
374
おまけの話。

ロックオン「よし、出来上がりが楽しみだな!」
バーニィ「あの、ニールさん・・・」
ロックオン「ワイズマンさん、どうしました?」
バーニィ(クリスの1ショット写真を見て)「これ・・・焼き増しできますか?」
ロックオン「それはコンテスト用にするつもりなんですけどねぇ」
バーニィ「そこをなんとか!!」
ロックオン「うーん・・・何ならパネルサイズにして送りましょうか?」
バーニィ「え゛っ?・・・で、でもそれって結構料金が・・・」
ロックオン「知り合いがいるんで通常より安くできますよ、
それに毎日、部屋に彼女がいると考えると・・・夢のようでしょ?」
バーニィ「そ、それは・・・確かに夢のような、じゃこのサイズで・・・」コソコソ
ロックオン「それじゃ、写真と一緒に送りますね」コソコソ

クリス「二人とも何を話してるのかしら?」
アル(スレッガーの声真似で)「男にはね色々あるのよ、クリス」
クリス「アル誰の真似なの、それ?」

数日後、バーニィの自宅にクリスの写真パネルが送られ、
バーニィは、それこそ毎日が夢状態になったそうだ(何のだよ)

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最終更新:2013年12月05日 18:15

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