737の続きという事で)
今日のジュドーは家でお休み。昨日の寒中水泳と、寝てる最中にプルsに布団を剥ぎ取られてしまったのが原因で
ジュドーは風邪を引いてしまった。病原菌を、食っても病など患うことなど無い位の元気者が寝込んでしまったとあって
兄弟の間ではやれ、槍が降るとか宇宙が落ちてくるとか裏山の竹林からゾックが生えてくるなどといった
からかい半分のちょっとした騒ぎになったが、それもほんの朝の一時の事で、皆出勤に通学にと瞬く間に散って行き、
家の中は静寂に満たされていた。
当のプルsは責任を感じ、ジュドーについて一日看病をするつもりでいたが、ジュドーと長兄等の強い説得によりしぶしぶ
アルと共に学校に行った。今家にいるのはジュドーとロランの2人だけである。

ジュドー「はぁ~頭痛ぇ~喉も痛ぇ~ちょっと吐き気もするぅ、今何も食いたくねぇ~。」
ロラン「体温は・・・38度9部、これじゃ食欲も出ませんね。じゃぁ後でリンゴでも擦って持ってきますから食欲が沸いてきたら呼びなさい。」
ロラン、こういう時も大した物で体温計、氷嚢、水枕の病人三種の神器はもちろん、万年床の煎餅布団をひっぺがしてお客様用の羊毛布団も出して、朝食の用意の合間に
ジュドーに宛がった。世間一般の主婦など顔無しである。
ジュドー「すまねぇ、ロラン兄貴、恩に着るぜ。あんたいい嫁さんになるぜ。」
ロラン「そういう台詞はちっとも誉め言葉じゃないですよ。ありがたく思うならさっさと治りなさい。」
ジュドー「へへ、そうだな、ならもうちょっと大人しく寝とくわ。」
風邪でヘロヘロでも減らず口の減らないジュドーであった。

ジュドーの通っている学園、中等部の教員室ではハマーンが電話の応対をしていた。
ハマーン「はい、今日はさぼりではなく感冒就寝による休み、はいわかりました。お大事に」
受話器を静かに置くハマーンの表情にはうっすらと妖しい笑みが浮かんでいた。
ハマーン「本日受け持ちの授業は全て午前中、いや午後にも一つあったか。ええい、この際ブッチだ!」
待って居れよジュドー。声にならない呟きをハマーンは口にした。

じゅどー「ウわ、何か今すげーブルっときた!」

昼過ぎになってジュドーもどうにか容態が回復に向かい、やっと食欲も出てきてので
ロランに擦りリンゴを所望して、一皿さっと平らげた。
食後に服用した風邪薬が効き始め、心地よくまどろんできた丁度その時、言いえぬプレッシャーを感じ、ジュドーは目を開いた。
ジュドー「この感じ、まさかハマーン!?ちぃっこんな時に!」
しかしおかしい、このプレッシャーの感触はいつものハマーンじゃない。体中の毛穴が開き、冷たい汗が伝うのを感じ取りながらジュドーは思った。
だがその間に階段を勢い良く上がってくる音と、ロランが誰かを引きとめている声が耳に入っていた。
「ジュドー、看病に参ったぞ!ありがたく思え!」
ジュドーは悟った。先ほどの背筋に電気が走ったような悪寒はこれが原因か、と。

ぴきーん!!
はっとするプルs。
プル「ねぇ今の!?」
プルツー「ジュドーが危ない!」
途端に席を立ち上がる二人。突然の事に教室内は騒然となった。
プルs「先生、具合が悪いので早退させてください!」
言うなり教師の返事も待たずに教室を飛び出していった。
「プぅールプルプルプルプルプルーッアンドプルツーっ!!」

その時ジュドーは・・・。
ジュドー「ちょっと待てハマーン、飯も食ってるし薬ものんだって、・・・そんなに桃缶開けて出されても俺、う、わ、分かった分かった食うよ食いますいただきます・・・もぐもぐ(略)ぐぇっぷ!
あぁおいしゅうございましたって、あんた何だしてんの?それ注射器って、飲み薬より注射薬のほうが効く!?嫌だ、俺注射きらいやめてってわー、何するんだハマーン!
ひとのパンツを剥くなぁ、まさか俺の尻に・・・その太いのを・・・ずぶっと・・・てか・・・
やめて~~~~~~~!!!」
ずぶ



ジュドー「うう、か○さん、あたし、よごれちゃったよぅ。」
ハマーン「人聞きの悪いことを言うな臀部に注射されただけで(か○さんて、だれだ?)」


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最終更新:2017年06月16日 19:57