勘違いしてほしくないものだね
僕だって、ちゃあんと仕事はしているのさ
だから、ダーツバーのオーナーなんかをやっている
だけど最近、店の雰囲気がただごとではないのが悩みでね……

ダーツバー『アロウズ』にて
ドンガラガッシャーン!!

カティ  「またか」
コーラサワー「たあああぁぁいさあああぁぁ(*´∀`*)
       ウィスキーのコーラ割り、名付けてスペシャルコーラの試作品ができました~
       ちょっと試飲してみてくださいよお」
カティ  「そんなことをしていられる場合か。アレを止めてこいっ」
コーラサワー「えっへへへへへ。俺ってば、頼られてるぅ~」
カティ  「いいから早く行け!」
コーラサワー「おっしゃあ。ウッソばかりがスペシャルじゃないってところを、
       証明してきてやりますよっ」

ヒリング 「もうイヤアア」
リジェネ 「あ、テヴァインが逝った」
リヴァイブ「だから、ダーツをこちらに向けて投げるな!」

シーマ  「あんたらが的だって聞いてきたんだ
      ほらほら、とっとと逃げないと、どんどん撃ち落とすよっ」
アニュー 「なんでこんな噂が広まってるのよ~。うわ、危ない!」
コウ   「し、シーマさん! もうやめましょうよ!」
シーマ  「なんだい? このシーマ様の上前をはねるってのかい?
      フッフフフ、よりどりみどり」
リジェネ 「ブリングも逝った」
コウ   「彼らはインベイダーじゃなくって、イノベイターなんです
      名古屋撃ちとかダメですって!」

コーラサワー「お客さん。ほかのお客さんのご迷惑になりますから、
       もうそのへんで勘弁してやってくれませんか?」
シーマ  「あら、いい男じゃないか」
コウ   「!」
コーラサワー「この新作ドリンクは俺の奢りっス」
シーマ  「ウィスキーの炭酸割り程度で、このあたしを陥とそうってのかい?」
コーラサワー「そんなんじゃないっスよ」
シーマ  「だが誠意は伝わったよ、バーテンさん
      ちょうどいい、このおぼっちゃんは未成年でねえ
      あんたが酒の相手をしてくれるってんなら、収めてやってもいいさね」
コーラサワー「お安い御用っス」

ヒリング 「ひええ~、助かったああ……」
リヴァイブ「誰がヘンな噂を広めてるんだっ」

リボンズ 「彼がいると、女性たちは皆、静かになってくれるね」
カティ  「そうですね」(爪を噛んでコーラを睨んでいる)
リボンズ 「恋愛マイスターの正体はヴェーダの情報網をもってしも不明だけどさ
      この鮮やかな手並みを見ていると、実は彼なんじゃないかと思うんだ」
カティ  「そうですか」イライライラ
リボンズ 「そっけないな。……ん? 君は未来の僕の弟じゃないか
      カウンターに来て、どうしたんだい?」
コウ   「いえ、べつに。店長さん、僕は未成年なんで、
      ノンアルコールで何か作ってもらえませんか?」
リボンズ 「僕はオーナーで、店長は彼女だよ」
コウ   「あ、すみません。じゃあ、お願いできますか?」
カティ  「え、あ、ああ。よし、とびきり美味なカクテルを作ってやる
      あんな女たらしには、到底作れないほどのをなっ」ズゴゴゴゴゴック

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最終更新:2013年12月20日 20:32