妖怪「首置いてけ」とは、妖怪「おいてけ」類「おいてけ」目亜種の妖怪である。
原産地:日本南西部(薩摩周辺とされるが、稀に近畿辺りに出没するという目撃証言もある)

概要

戦いの最中、勇壮な武者の前に現れ、「首置いてけ」と詰め寄り、場合によってはその武者の首を切り落として持ち去るという非常に恐ろしい妖怪である。

原種である「おいてけ」は、堀から釣り上げられた魚を「おいてけ」と脅かす妖怪で、河主の一種ではないかとする説が有力である。
対して「首おいてけ」は戦場での目撃例が多く、ここから死霊類、もしくは悪霊類に属するもので、「おいてけ」類に分類される事に対して反対する意見も一定数が認められている。

大将首を狙うは戦国の習いであり、ここから妖怪でもなんでもないただの武人ではとの説もあるが、万を率いる武将の下に現れた記録もあり、常識的に考えて武人説は否定されるのが通例である。
首を切り落とすことに執着することから、平安時代の武将『平将門』との関連性も上げられている。

元ネタ

首置いてけ
なぁ
大将首だ!!
大将首だろう!?
大将首だろうおまえ

大本の元ネタは漫画『ドリフターズ』(平野耕太/少年画報社)の主人公、島津豊久の台詞。
敵軍の指揮官(大将首)と見るや真っ先に突入し、首を落とさんとする精神性…もとい執念、そしてそれを成し遂げてしまう化物じみた身体能力と相まって、読者から『妖怪「首おいてけ」』などと呼ばれている。

『ヘルシング』のOVA展開や雑誌掲載などが重なったこともあり、「機動戦士ガンダムAGE」放映中はかなりホットなタイトルであり、いわゆるチャネラーの間でも知名度が高かった。
(『ヘルシング』自体『よろしい、ならば戦争だ』などの名言が多い作品であるため、ネタにしやすかったというのもあると思われる)
ここから、キオの戦いぶりを前述の島津豊久に(曲解して)重ね、妖怪「首置いてけ」ネタが生まれたのである。

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最終更新:2016年04月12日 21:41