124 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/16(日) 03:15:56 ID:???
ナナイ「社長、書類はこれで最後です。ご確認下さい」
シャア「…ふむ……ふむ。完璧だ」
ナナイ「ありがとうございます」
シャア「本当によくやってくれている……何か特別に報償を与えたいが?」
ナナイ「いいえ。これが私の務めです。表される事ではありません」
シャア「ならば迷惑料込みとでも思ってくれ」
ナナイ「それなら……そうですね……社長のお時間を頂きたいのですが……」
シャア「私の?時間、か?」
ナナイ「はい」
シャア「どういう意味だ?」
ナナイ「ララァ・スンでもなく…ロラン・セアックでもなく……クェスでもない。
    私だけを見ていていただきたいのです」
シャア「………」
ナナイ「勝手な願いだとは重々承知しております…ですが、私は……」
ナナイの言葉を遮るように頭を撫でるシャア。
シャア「ふっ……たまには一人の人間だけを見るというのも良いな」
ナナイ「社長……」
シャアの指が栗色の髪に入ってゆく。梳くごとに良い匂いがかもされてくる。
やがて両手で肩を抱き、顔を近づけた。
シャア「ナナイ……」
ナナイ「あぁ、社長……」
シャア「ん…こんな所にシワがあるな……(ボソッ」


ナナイ「………」
シャア「ずびばぜんでじだ」
ナナイ「全くデリカシィの無い……だからレコア・ロンドにも振られるんです!」
シャア「がえずごどばもござびまべん」
シャアの様子にナナイは呆れたようにため息をつき、困ったような笑顔を浮かべた。
ナナイ「……ですが、それも含めた社長が私は好きなのですよ……」
シャア「………フッ」
ナナイ「そのお顔で格好をつけても締まりませんよ」
シャア「くっ……これではまるでアンパンマンではないか……」
ナナイ「(少々ビンタしすぎたかしら……」

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最終更新:2014年02月10日 21:29