460 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/12/11(金) 02:24:26 ID:???
貴重な月のレアメタル資源を輸送するシャトルの護衛任務に着いた刹那。
漆黒の宇宙で彼は、予想外の人物、否、MSと再会した。
仏頂面のまま、刹那はデブリに姿を隠していた紫紺の自律型MSに言い放つ。

刹那「……何故、お前がここに居る?」
アマクサ「愛する弟が危険な任務に付くと聞いて、こっそり見守ってたのさ」
刹那「お前は、ガンダムでは無い…!!」

刹那は、普段は見せない強い嫌悪感が籠った声で、その言葉を強く打ち消す。
彼にとって最も敬愛する長兄のコピーにも関わらず、似ても似つかない容姿と性格。
それが彼のガンダムに対する想いを汚されているようで、たまらなく嫌だった。

アマクサ「フフッ、相変わらずつれないねぇ」

だが、そんな負の感情をぶつけられても、アマクサは態度を変えようとしなかった。
続けざまに悪罵を吐こうとした刹那に、敵機の襲来を告げるアラートが鳴り響く。
一旦、ガンダムもどきを捨ておいて、刹那は襲撃者どもに意識を移す。

刹那「ガンダムエクシア、目標を駆逐する」

フルスロットルで敵のMSの懐に潜り込み、一気にエクシアのソードを振り下ろす。
一撃離脱の戦法で敵に狙いを与える隙を与えずに、刹那とエクシアは次々と敵機を屠っていく。
敵機を倒し終えた刹那は、護衛するシャトルに戻ろうとした、その矢先…強烈な閃光が走る。
瞬く間もなく、シャトルを護衛していた僚機のジェガンとヌーベル・ジムⅢがメガ粒子砲に飲まれた。
刹那が光弾の先に視線を走らせると、そこには大型MA、ゾディ・アックがその威容を湛えていた。
その異様な姿に、一瞬エクシアの動作が遅れる。
その隙を見のがすはずもなく、ゾディ・アックの粒子砲がエクシア目掛けて火を吹いた。

刹那「クッ…!」

だが、そのメガ粒子はエクシアには当たらなかった。
アマクサがハイパーハンマーでゾディ・アックの銃口を折り曲げていたからだ。

刹那「何故だ…どうして俺を…?」

刹那は、忌み嫌っていたアマクサが自分を庇ったことに、驚きを隠せず呟く。

アマクサ「言っただろ、僕は刹那のことが大好きだって…それに、僕も腐ってもジュピターガンダムだ」
刹那「……!!」

その後、切り札のトランザムを発動させてゾディ・アックを撃墜し、無事護衛任務を終えた刹那。
自宅へと戻る途中で、彼は傍らの紫紺のMSに通信回線越しに話しかけた。

刹那「一つ…言いたいことがある」
アマクサ「…?」
刹那「ありがとう…ガンダム」

461 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/12/11(金) 06:36:14 ID:???
A.R「ううっ、いい話だ。よし次は僕の番だな、頑張るぞ」
D.O.M.E.「僕のGビットの顔をガンダム風に改造してこよう」
刹那「……とりあえず今のところは貴様らはガンダムではない」
A.R「F90もー!?」
刹那「ちゃんとパイロットが乗っていれば別だ」

462 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/12/11(金) 07:31:23 ID:???
Pガーベラ「中の人が居なければガンダムではないというのか!人間め!!」
シャア「む?確かプロフェッサーガーベラの中には……」
コマンビー「それは誰もが知っているが誰もが言ってはならない禁則事項です、マスター」

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最終更新:2014年06月07日 21:27