ガロード「うーん……アーデモナイコーデモナイ……こんなもんかな」
コウ「お前、さっきから何唸ってるんだ?」
ガロード「それがさぁ、国語で俺だけ宿題出されちゃってさ~。
ちょっとぐらい授業中に居眠りしたっていいと思わねぇ?」
カミーユ「どうせ『ちょっと』じゃなくて毎回寝てたんだろ」
ガロード「ぐっ…(←図星)。と、とにかく!
自分で物語を考えて提出しろって言われたんだよ」
カミーユ「へー。ちょっと見せてみろよ」
コウ「あ、俺にも見せろよ」
ガロード「あっ! 2人とも勝手に見るなよっ!!」
コウ・カミーユ「どれどれ…」
ティファのためにできること
格好良くて男前で(略)気のきくガロードくんは、
可愛くて物静かで(略)可憐なティファちゃんがだいすき。
寒いフォートセバーンではマフラーを作ってティファの肩にそっとかけ、
ティファのお腹が空いた時は食事を作って部屋まで運び、
変な奴らにティファが誘拐されたらコロニーまで追いかけて取り戻す。
そんなガロードくんの行動にティファちゃんは何も言わず見つめるばかり。
ある時、いきなりティファに「会いたく、ないの…」と言われたうえ、
怪我をしたジャミルを見舞っているのを見てしまい、ガロードくんは
「もしかして、俺のこと、キライなのか…? なら…」
…と、何も言い残さず、フリーデンから出ていってしまいました。
ティファの前から、姿を消してしまいました。
ガロードくんがいなくなり、ティファちゃんの目からは大粒の涙がぽろり、ぽろり。
その涙は、雨となり、フリーデンがお色気ねーちゃん率いるバルチャー一味に
襲われていることを知ったガロードくんの上に降り注ぎます。
「雨が降るのはこの後のシーンだったはず…。…ティファの力、か…?」
慌ててティファちゃんの元に帰るガロードくん。
そんなガロードくんに、ティファちゃんは一生懸命想いを言います。
「あのね、ガロード……
私を見て……そして、約束して。私とずっと一緒にいるって…」
ガロードくんが、ティファちゃんのためにできること。
とても簡単過ぎてわからなかったよ。
ティファのためにできること。
それは、俺が側にいることだったんだ……
カミーユ「思いっきりパクリじゃないか! こんな原稿用紙、修正してやる!(ビリビリビリッッ)」
ガロード「ひっでー!! せっかくここまで書いたのに!!」
コウ「…あのさ、どうせならティファちゃんとの思い出を物語っぽく書いたらどうだ?
いくらなんでもパクリは良くないぞ」
ガロード「さっすがコウ兄貴! 影が薄くても年の功だね!」
コウ「『影が薄い』は余計だ!」
翌朝
ガロード「…うぅっ…(顔面蒼白)」
コウ「お前、まさか全然思い出せない…わけはないか」
ガロード「当たり前だろ…。そうじゃなくって、ティファとの思い出を書いてたら
書いても書いても終わらなくってさ…。原稿用紙も何度買い足したか…」
他兄弟「アホか」
(参照:www.big.or.jp/~monadowa/dowa5/kiminotame.htm)
最終更新:2018年11月12日 14:05