250 名前:花嫁修業1/5 :2010/03/10(水) 21:38:14 ID:???
ハマーン「お前達、ミスコンテストやるんだってな?ちゃんと自分磨きの方はやってるのか?」
ファ「いや…あれなんですが…」
セシリー「私達はパスしようかな~って…」
ハマーン「パス?なぜだ?人一倍自己顕示欲の強そうなお前らが?」
ルナマリア「だって、聞いたとこによると
ロラン君が出るんだとか」
ネーナ「そんなの勝てるわけないじゃん」
ルイス「わざわざ生き恥晒しに行くのもなんだしね」
ルー「君子危うきに近寄らずっての?」
ハマーン「馬鹿者っ!!!!」
「「「「「「ひぃっ!」」」」」」
ハマーン「お前らな…やる前から女装した男に負ける気満々でどうするんだ?」
ルナマリア「いやでも…そんな事言われても…」
ネーナ「ロラン君って家事完璧なんだよ?」
ルイス「私達そういうの得意じゃないしねぇ」
ルー「って言うかむしろ苦手?」
セシリー「パンの焼き方だけなら自信あるけど…」
ハマーン「そうか…わかった。これも私達の教育が悪かったようだ。着いて来い。鍛えなおしてやる!」
ファ「え…どこへ…?」
カミーユ「お、なんか知らないけど頑張ってなー」
シーブック「無理はするなよー」
沙慈「風邪ひかないようにねー」
ハマーン「ちょうどいい、お前達も来るんだ」
「「「え?」」」
ファ「あの…先生?これは…?」
ハマーン「私の家だ」
セシリー「いやこれ家って言うより宮殿なんじゃ…?」
ハマーン「ああ、訳あって大人数で住んでるからな。寮とか社宅とかそんな感じか…一人で住んでるわけじゃない」
プル「おかえりー!」
プルツー「あれ?みんな何しに来たんだ?」
ルイス「あ、プルちゃん達だ」
セシリー「へぇ、一緒に住んでたんですね」
グレミー「ルーさん!?なぜここに!?」
ルー「げっ…マザコン…」
ルイス「知り合いさん?」
ルー「うん…ちょっとね…」
マシュマー「これはこれは天使殿ではありませんか!ハマーン様とご一緒とは…さすがお目が高い!」
ファ「え?いや…え…?」
カミーユ(おい、知ってんのか?)
ファ(知らない…ってわけでもないんだけど…でもほとんど知らない)
キャラ「あれまあ?こりゃまた活きの良いのが来たねぇ。お姉さん大歓迎だよぉ」
シーブック「うわ!おっぱいお化け!」
沙慈「次々変なのが出てくるんだけど…大丈夫なのかな…」
ハマーン「すぐに慣れるから心配するな。まあ入れ」
251 名前:花嫁修業2/5 :2010/03/10(水) 21:39:20 ID:???
ハマーン「では今日の課題を説明する」
ルナマリア「お手柔らかにお願いします」
ハマーン「うむ、まあ内容は簡単だ。最低限の家事を体験する。以上だ」
ネーナ「え?それだけ?」
ルイス「具体的にお願いしまーす」
ハマーン「いいだろう。まず男子は風呂掃除。女子は洗濯。終わったら全員で夕飯の用意。理解したか?」
カミーユ「ふーん、簡単そうだな」
シーブック「いや、待てよ…こんだけの広さと人数だぞ…?一般家庭のそれと同じか?」
ネーナ「でもせっちゃん家も人数じゃ負けてないんだよね」
ファ「ってことはロラン君って毎日これくらいのことしてるんだ」
ハマーン「そう言うことだ。お前達は一人でやるわけじゃない。これくらい簡単に乗り越えてみせろ」
~男子チーム~
カミーユ「おい…すげえなこの風呂…」
シーブック「なんだこれ…番台もあるぞ、銭湯か?」
沙慈「雰囲気作りじゃない?」
カミーユ「こんなもんタワシだけでやってられるか。絶対どっかにデッキブラシとか隠してあるぞ」
シーブック「よし、探すか」
グレミー「ふむ、君達の探しているのはこれかな?」
カミーユ「あ…!それだよそれ。ちょっと貸してくんない?」
グレミー「残念だったな。苦労を味わってもらうためにタワシでやらせるようにとハマーン様から言付かっているんだ」
カミーユ「まあそう言わずにさ…貸してくれたら…ルーの3サイズ教えてやってもいいぞ?」
グレミー「なん…だと…?」
シーブック「お…悩んでる…」
グレミー「…………」(スッ)つデッキブラシ
カミーユ「話がわかるじゃないか」
グレミー「約束だぞ。さあ教えてもらおうか」
カミーユ「ああ、ほら耳貸せ」ゴニョゴニョ
グレミー「ほほぉ…やはりルーさん…素晴らしい…ふふ…ふふふふ…じゃあな君達!掃除頑張れよ!」
沙慈「あ、行っちゃった」
カミーユ「へへ、ちょろいもんだな」
シーブック「なあカミーユ?なんでそんなの知ってるんだ?」
カミーユ「ん?あんなの適当だよ適当。どうせわかりゃしないって」
シーブック「後でルーにバレても知らないぞ…」
~女子チーム~
ネーナ「見て見てこれ!すっごいサイズ!」
ルイス「あ~、絶対あのおっぱいお化けさんのだね」
ネーナ「ほら!頭にかぶれるよ!」
ファ「馬鹿な事やってないでさっさと片付けようよ」
ルー「じゃあこっちの小ぶりなのはハマーン先生のかな?」
セシリー「聞かれたらまた怒られるよ」
ハマーン「もう聞かれているけどな」
ルー「うわ!コホン…うん、これはプルちゃん達のだね。間違いない。ハマーン先生のはもっとこう…」
ハマーン「手遅れだな。ほらペナルティだ。こっちのも洗っとけ」
ルナマリア「ルーの馬鹿!仕事増やしてどうすんのよ!」
ルー「ごめーーん!」
252 名前:花嫁修業3/5 :2010/03/10(水) 21:40:24 ID:???
~全員~
ハマーン「では本日のメインイベント。夕食を作るぞ」
カミーユ「俺達もやるんですか?」
ハマーン「今の時代男も女も関係ない。料理は出来るに越した事はないだろう」
ハマーン「おい、これは何だ?」
ルイス「サラダ用の野菜の千切りです」
ハマーン「残念だな。これはぶつ切りと言うんだ。やり直し」
ルイス「ちぇっ…」
ハマーン「これは?」
ネーナ「こんがりきつね色です」
ハマーン「違うな。これは焦げかけているんだ。さっさと火を止めんか」
ネーナ「厳しいなぁもう…」
ハマーン「いいか?ここにちゃんと分量が書いてあるだろう?勘じゃなく軽量スプーンを使って計れ」
ルナマリア「あ、これ?」
ハマーン「そこ!それはもう味見の範囲を超えてるぞ!それじゃつまみ食いだ!」
セシリー「んぐっ…!ご、ごめんなさい!」
ハマーン「あのな…電子レンジは魔法の機械じゃないんだぞ。炒め物はフライパンを使え」
ルー「は、はい!」
ハマーン「こらファ!泡だて器はもっと寝かせろ。ぐちゃぐちゃに混ぜるな。一方向に丁寧かつ素早くだ」
ファ「先生…腕がつりそうです…」
カミーユ「沙慈、これ頼む」
シーブック「あ、こっちも」
沙慈「え?こんなに?」
ハマーン「…何をしている?」
カミーユ「あ…いや…こいつ料理上手いから手伝ってもらおうかな~って…」
シーブック「僕達皮むきが苦手なもんで…」
ハマーン「なんだこの量は、イジメか?苦手だからこそ練習するんだ!」
ハマーン「いいかお前達!これは自分だけが食べるんじゃない!人様にも食べてもらう料理だ!それを忘れるな!」
ルー「イエッサ!」
ルナマリア「なにこれ軍隊?」
ファ「いやでも言ってる事は間違ってはなさそうだし…」
グレミー「ルーさんの手料理…ああ…」
マシュマー「天使殿の手料理…ああ…」
キャラ「あたしは若い男が作ったものならなんだって美味しいよぉ」
プル「今日もパフェ無し…orz」
プルツー「姉さんそろそろ諦めなよ…これだって美味しいよ」
ハマーン「どうだ?自分の作った料理で人が喜んでくれるのは気持ちのいいものだろう?」
セシリー「はい…でもあの人達、味関係なしで喜んでる気がするんですが…」
ルナマリア「しかも若干1名ヘコんでるし」
ハマーン「うん、まあ…あいつらは馬鹿だからな。だが見栄えはともかく味はそれなりになっているぞ?」
ルイス「確かにこれ私達が作ったにしちゃ上出来だよね」
ネーナ「普通に食べれるもんね。こんなのあり得ないよ」
ルナマリア「ネーナなんて店で料理するたびにマリナさん達からダメ出し食らってんのにねー」
ネーナ「そうそう…お互い様だけどね?」
ルナマリア「うるさい」
ハマーン「お前ら大丈夫か…まあ継続は力なりだな。これからも精進しろ」
253 名前:花嫁修業4/5 :2010/03/10(水) 21:41:47 ID:???
ハマーン「と、まあ取り合えず色々あったが今日はご苦労だったな。どうだった?」
ルイス「うん、普段
こんなことやらないからいい経験にはなった…かな?」
ネーナ「あたしも。すっごく疲れたけど」
ルナマリア「ただ…ますますロラン君には勝てない気がしてきたけどね」
ハマーン「そう言うな。やってみなけりゃわからないの精神だ。何事もやる前から諦めるんじゃない。
それはそうと疲れたんなら風呂でも入って帰るか?お前達が洗ったんだから一番風呂は譲ってやるぞ」
カミーユ「お、いいね。慣れない事したからクタクタだよ」
ファ「そういや広いんだって?」
沙慈「うん、もう銭湯みたいだったよ」
プル「ふふふ~うちは混浴だよ~」
カミーユ「マジで!?」
プルツー「嘘だ」
カミーユ「く…こいつ…」
シーブック「落ち着けカミーユ…さっき掃除の時ちゃんと男女分かれてただろ」
沙慈「はぁ~~~~広いお風呂って気持ちいいよねぇ………」
シーブック「確かに…うちも人数多いけど風呂は普通だもんな…」
カミーユ「しかも壁一枚向こうは女の園か…人を隔てる壁なんてなくなればいいのにな」
沙慈「良い事言ったつもりかもしれないけど」
シーブック「ただのエロ発言だな」
カミーユ「なんだよ、お前らもそう思ってるくせに」
『いいな~!お姉ちゃん達おっぱいおっきくて!』
『きゃあっ!こら…やめて…くすぐったいってば!』
『いいじゃん別に~!減るもんじゃないんだしさ~!』
『ちょっと…!誰か助けてよ!』
『姉さん!変態みたいな真似はやめてくれ!』
『こらガキんちょ!待ちなさい!』
『へへ~ん♪捕まんないよ~!』
『もぉ!この子なんでこんなにすばしっこいのよ!』
『あんた達お風呂で暴れたら危ないよ~』
カミーユ「あ、あいつら…何やってるんだ…」
シーブック「くそ…確かにこの壁が邪魔だ…」
カミーユ「よし沙慈、壁壊せ」
沙慈「え?いやそんなの無理…と言うかそれは駄目だって」
カミーユ「じゃあ登るか?」
シーブック「やめとけって…後で殺されるぞ」
カミーユ「ったく…
これだからチェリーは…」
255 名前:花嫁修業5/5 :2010/03/10(水) 21:43:24 ID:???
沙慈「はぁ、いいお湯でした」
シーブック「なんか別の意味で疲れたけどな…」
カミーユ「お、牛乳見っけ」
シーブック「勝手に飲んだりして怒られないか?」
沙慈「いっぱいあるし大丈夫じゃないかな」
カミーユ「やっぱ風呂上りはこうやって腰に手を当てて…」
プル「ぷるぷるぷるぷる~~~」
ルナマリア「こら待て!服返せ!」
ルイス「も~!なんでそんなにいたずら好きなの!?」
プルツー「すまないみんな…姉さんは風呂に入ると元気100倍なんだ…」
ネーナ「あっちに逃げたよ!」
ルー「よし追い込め!」
カミーユ「ブッ!!ちょ…お前ら…!」
シーブック「何を…!?」
ルイス「きゃぁっ!?なんでここにいるのよ!?」
沙慈「それより早く服着て!服!」
カミーユ「なんでってこっちは男子更衣室だ!」
ファ「もう…居るなら居るって言ってよね」
カミーユ「お前らが勝手に飛び込んで来たんだろう」
ハマーン「おい、何の騒ぎだ?まさか覗き…」
カミーユ「ち、違う!事故です!事故!」
ハマーン「ふうん…?まあそれはいいとして、なんだこの飛び散った牛乳は?」
カミーユ「あ、これは…」
ハマーン「なるほど、お前達か。よし、女子は解散、男子は残って掃除しようか」
カミーユ「はぁ…くそぅ…」
シーブック「まあ、そう言うな…いいもの見れたんだし…」
沙慈「うん、これくらいなんてことないじゃない…」
プル「なんか二人とも仏さんみたいな目になってるよ?」
ファ「あんたのせいなの」
カミーユ「おい、二人とも目を覚ませ…下着姿見たくらいで魂まで売り払う気か…?」
カミーユ「でさあ、俺達って結局何しに来たんだ?」
シーブック「えっと…掃除させられて料理させられてまた掃除?」
沙慈「確か最初はみんなの家事修行だったはずなんだけど…」
カミーユ「まあ本題からすぐ逸れるのはいつもの事か…」
シーブック「だな…もう一踏ん張り頑張ろうか」
グレミー「ふっ、無様だな
ガンダム兄弟+α」
カミーユ「ほっとけ。って言うかなんでお前まで掃除してるんだ」
グレミー「あっさりとブラシを渡した事がバレて軍法会議にかけられた」
カミーユ「そうか…お互い大変だな…」
グレミー「ああ…」
最終更新:2014年07月15日 20:23