ガンダム一家では、お花見の企画が為されていた。
アムロ「場所取りは大量殺戮ガンダムのウィングに任せる。後、買出しは…だな。じゃ、明日の為にも早く寝なさい。」
アスラン「一機で大丈夫ですか?数で押されたら…」
ウッソ「兄さん、ヒイロ兄さんなら大丈夫ですよ。」
ガロード「後は皆を誘うだけだな。楽しみだぜ。」
居候のアスランも兄弟に溶け込んでいる風で、既に兄弟同然に扱われている。
そして、次の日、学校で…。
アスラン「~…と言う訳なんだけど…どうする?」
二コル「……(´・ω・`)」
キラ「…二コル、どうしたの?」
二コル「…本編で死亡フラグ確定…キラに殺される事に決まったんですよ。」
<キラ、赤色反転中。>
二コル「…でも、気にしてはしょうがないですよね。こっちはこっち。勿論お花見には行きますけど……キラ、どうしました?」
キラ「……(´・ω・`)」
ラクス「…あらあら、キラ様どうなさったんですの?」
キラ「いや…何でも無いよ。」
アスラン(操られてるよな…ある意味。)
二コル(…。)
ディアッカ「…お花見か。俺も行くぜ。なぁミリィちゃん。」
ミリアリア「私も行くわよ。トールとね。」
トール(…なんか、最近ディアッカが妙にミリィに接近してきているような…。)
サイ「フレイも行く?」
フレイ「勿論よ。桜、私達に似あうもの。ねぇキラ…」
キラ「…で、食品類はどれくらい持っていく?」(聞いてない)
イザーク「勿論山ほどさ…折角のお花見だ。」
フレイ「……##…。」
サイ(一応婚約者なのに…。)
ジュドー「…という訳だけどどうする?」
トピア「勿論行きますよ。ねぇ、ブリナデット。」
ブリナデット「ええ…。」
ガロード「そう言えば、トピアと会うのも久しぶりだな。」
トピア「そうですね。かなりの間木星にホームステイしてましたから。」
ビーチャ「で、帰り際にこんな良い彼女ゲットしてきやがった訳だな。」
トピア「…へへへ…。」
ガロード「…それはそうと、油忘れんじゃねぇぞ。薪もな。」
ビーチャ「勿論さ。もう場所取りしてるあの人に渡してある。」
エル「じゃ、5時ごろからは祭りね。」
モンド「そういう事。」
ルー「祭り?楽しそうねぇ。」
ハマーン「……授業中にお花見の話をするとは何事か!大体…薪とか、何を企んでいる!」
ジュドー「…いや…別に…何も…。」
ハマーン「…ジュドー…私にそんな嘘が通じるとでも思っているのか!」
ジュドー(まず…)
ハマーン「後で教員室に来い!」
ジュドー「…やっぱり…。」
因みに、教員室でジュドーは散々叱られた後で、場所を白状させられたという。
時は暫く早まり、早朝…ヒイロはウィングゼロカスで場所取りをしていると…。
ヒイロ「………。」
カガリ(こいつ、確かアスランが居候してる家の…)「…お、何してるんだ?こんな朝からMS持ち出して。」
ヒイロ(こいつは確か…)「そういうお前は何をしている?」
カガリ「射撃訓練さ。こうやって…な。中々当たらないけど。」
落ちてくる桜の花びらを狙って撃つが、中々当たらない。まぁ、弾の風圧のせいもある為当たり前だが。
ヒイロ(任務における友軍増加の可能性のために…)「…それでは当たらん。こうやって2連射しない限り風圧に負ける。」
ヒイロは2連射する。1発目で花びらは浮き上がり、そこに2発目が命中する。
カガリ「…凄いな…。所でお前、此処で何しているんだ?」
ヒイロ「花見の場所取りだ。他の皆も友人を呼んで来るらしい。」
カガリ「へぇ…。じゃあ、知り合い呼んで手伝わせるか?」
ヒイロ(任務成功…。)「……頼む。」
1時間後…
ジュリ「ここでいいんだったな。」
アサギ「仕事ってことで学校サボる口実も出来る上お花見できるなんて、やっぱり持つべき物はともだちよね~」
マユラ「そうね~。(通信toヒイロ)あ、私達カガリさんに頼まれて場所取りの援軍に着たんです。宜しくお願いします。」
ヒイロ「…了解した。」(女三人か・・・落ち着かん。)
正午付近…ガンダム4機で場所取りをしつつも、食事が始まった。
ヒイロ「…任務中に酒なんて…いいのか?」
マユラ「気にしない気にしない。ガンダム4機もおいときゃ皆びびって近寄ってこないって。」
ジュリ「それに、腹が減っては戦は出来ないと言うし。」
アサギ「そうですよ~。私の手料理も持ってきましたし、そうです?」
ヒイロ(リリーナ並に終わった味でないならいいが…)「すまない。頂く……」(これは…旨い。ロラン並に…。)
ジュリ「アサギの手料理は旨いからな~」
アサギ「ありがとう御座います~。」
その頃、遠方では…
バーニィ「…あれは…ガンダム!しかも4機も!」
アル「止めてよバーニィ、無茶だよ。」
バーニィ「前回の負けで学んで、再戦の為にあれを用意したんだ。次は勝つ!
でも…僕が負けたときの為に片方は君が持って行ってくれ。」
バーニィの指し示す先にはザク3改が2つ。
アル「…え?あんな高い物をどうやって…」
ヤザン「ガンダムに悔しい思いをさせられた者は多数いる。」
マシュマー「そして、何度負けてもひたすらガンダムに挑む彼の姿勢はジオンの魂の結晶ともいえる。」
アル「でも、それなら尚更僕が持って行っていいものじゃないんじゃないの?」
カラス「彼が認めた君なら構わんよ。しかも、君の身近にはガンダムが多い。
鍛えて、君がガンダムスレイヤーになってくれることを祈っているよ。」
アル(ガンダムスレイヤー?意味はよくわからいけど、良いんなら貰っていこう。)
そして、バーニィが来る。
バーニィ「そこの四人、誰でも良いから俺とさしで勝負してくれ!」
ヒイロ「…ザク3改か…了…」
アサギ「ちょっと待って。ここは私達の出番よ。」
マユラ「そうそう、本編で散々なこと言ってくれたカガリ様の目に物見せてやるんですからぁ。」
ジュリ「じゃ、最初はマユラからにしようか。」
ヒイロ「…了解した。MSに乗って待機する。」
そして、公園横の野球グラウンドでMS戦闘が始まった。
マユラ「…えい!」
バーニィ「…動きが遅い?これなら…!」
マユラのガンダムアストレイの動きは、旧ザク顔負けのトロさである。
ビームライフルで散発的に攻撃をしているが、ザク3改には一発も当たらない。
そして、どんどん接近されていく。
マユラ「…うわぁぁぁっ…!」
まぁ、わざわざ言うほどの事でもないが、数秒後、ビームサーベルに四肢を切り裂かれた無残なアストレイ
と無傷のザク3改がのこされた。
バーニィ「やった、無傷で勝てた!」
アサギ「…何…?凄く早い…。」
ジュリ「…滅茶苦茶よ…。」
ヒイロ「(この2人、まさに役立たずだな。)…次の相手は俺だ。…これ、借りるぞ。」
ジュリ「…いいけど…。」
バーニィ「…望む所だ!」
……因みに、バーニィは開始2秒で、ヒイロのゼロが使ったアストレイのビームライフルで
ミンチになった。
3人娘(声を合わせて)「すっご~い。一瞬じゃないですかぁ。」
ヒイロ「…これくらい…当然だ。任務続行するぞ。」
その時、ヒイロは致命的過ちを犯した。なんと、後にリリーナの姿があったのだ。
リリーナ「…久しぶりに時間があいてひいろにあいにいこうとおもいましたら家にはおらず、
ご兄弟の方にお聞きしたらここで場所取りをしていると。そして差し入れを持ってきてみれば
何故か3人の女性をはべらして…」
ヒイロ「…これには訳が…」
3人娘「あ、もしかしてリリーナ様ですか?サイン下さい~。」
リリーナ「…ええ。いいですよ。………ヒイロ、私を殺しにいらっしゃい?」
(妙な威圧感で。)
ヒイロ「……(滝汗)」
因みに数日後、ヒイロはリリーナの家の前で36時間待たされて、更に応接間で24時間待たされた上で許してもらえたが、
その後出されたリリーナ製魔の料理によってヒイロは地獄を垣間見たというがそれは別の話。
最終更新:2018年11月12日 14:13