50 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/08/31(火) 21:00:14 ID:???
ハロ長官「陣頭指揮が大好きな名将も多いんだよ。
日本の戦国武将で言うと織田信長であり
彼の影響を受けた蒲生氏郷や細川忠興、黒田長政らもそうだ。
ミノフスキー粒子の登場で、MS戦は中世まで逆行したから参考になる」
グラハム「おお
サムライ!サムライ!」
ハロ長官「陣頭指揮のメリットはまず第一に軍隊の士気の向上にある。
総大将が前線で目を配ってるんだから、みんなシャカリキになって働くからね
さらに前線に居ることで戦場において最も大切な「情報」をいち早く掴むことが出来る。
敵線の強弱は言うにしかず、味方の兵力の入れ替えのタイミングなどだね」
ギンガナム「戦争やって疲れましたなんてなぁ、新兵が言うことなんだよぉ!」
ハロ長官「君みたいなタイプは特殊だから。人間の体力や集中力なんてものは対して持つものじゃないんだ。
そういう情報の見極め、さらに言えば前線にいれば沢山の情報が入ってくる。
それを処理できるだけの頭も当然指揮官には必要なんだ。
能力が無いものが陣頭指揮を行うのはイタズラに死体を増やすだけだね」
シロッコ「まったくだ。人は優れた人物によって導かれなければならん」
ハロ長官「また、戦いに勝利した場合は相手への追撃を、敗北した時は撤退をいち早く出せるものメリットだ。
敗北の場合、逆にギリギリまで立て直すチャンスがあるのも陣頭指揮の魅力だ。
だいたい指揮官が本陣にいると、先陣の崩れがそのまま全軍の崩れに繋がることがあるが
陣頭にいればこれを食い止めることができる。
とは言っても陣頭指揮には最大の危険を孕んでいるのを忘れてはならない。
指揮官の死亡だ。前線に居る分、指揮官が戦死する可能性は高くなる。
これを嫌って豊臣秀吉は陣頭指揮をする武将を諫める逸話が多い」
関羽「うむ。敵の将の首を狩れば勝利は違いない」
ハロ長官「これで今日の教習はお終いだ。古い話だからといって笑うことなかれ。
最初に言ったようにミノフスキー粒子の登場でMS戦は中世まで後退したこともあるし
17世紀初頭のサルフの戦いは機動戦術の手本として近代の士官学校の教科書に残っているぐらいだからね」