183 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/09/04(土) 07:37:59 ID:???
「この気持ち、まさしく愛だ!」
「
そんな道理、私の無理でこじ開ける!」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
日登署の庁舎に集うフラッグファイターたちが、
今日も阿修羅をも凌駕する無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
堪忍袋の緒は乱さないように、センチメンタリズムな運命は感じさせないように、
ゆっくりグラハム☆スペシャルするのがここでのたしなみ。
もちろん、
ガンダムに特攻して爆散するなどといった、
はしたない隊員など存在していようはずもない。
オーバーフラッグス。
西暦2307年創設のこの部隊は、もとはガンダムの調査のためにつくられたという、
伝統ある第八独立航空戦術飛行隊である。
日登市。旧世紀の面影を未だに残している緑の多いこの街で、神に見守られ、
街の平和を守るための教育が受けられるフラッグファイターの園。
時代が移り変わり、ガンダムタイプが主流となった平成の今日でさえ、
温室育ちの純粋培養フラッグファイターが箱入りで出荷される、
という仕組みが未だに残っている貴重な部隊である。
リディ「カタギリ主任、いよいよもって志願先を間違えたとしか思えないんですが」
カタギリ「うん、みんなフラッグなのに君だけリゼルだしね」
グラハム「フラッグファイター諸君! 今日も元気に町内のパトロールだ!」
最終更新:2014年11月03日 22:05