301 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/09/30(木) 23:27:13 ID:???
アムロがまだ若かりし頃、ガンダムに乗ってジオン相手にブイブイ言わせていました。
ある日のこと、僚機のガンキャノンに乗るカイがアムロにこう持ちかけました。
「なぁなぁアムロちゃん。今日の出撃で多く敵を落としたほうが相手に今晩のメシをおごってもらえるなんてのはどうだい?」
アムロは二つ返事で承諾し、出撃の時がやってきました。
「一つ! 二つ!」
アムロは順調にスコアを重ねていきました。
「四つ! 五つ!」
カイも順調に敵機を撃破していきました。
アムロとカイが同時に9機目を撃破した時、カイはアムロにたずねました。
「アムロ、今何時だ!?」
アムロは「今10時だ」と答えました。
カイは「そうか!」と答え、すぐに「11機目!」という声をあげました。
結局この日はカイの方が1機だけスコアを上回り、アムロは夕食をおごることになりました。
このやり取りをひそかに聞いていたのはハヤト・コバヤシ。
「カイのやつめ、10機目の撃墜をごまかしたな。上手くやりやがって。
 やり方は簡単だな。今度はおれもやってみよう」
次の日、ハヤトはアムロに夕食をかけて撃墜数競争を持ちかけました。
アムロは了承しました。ハヤトは早く出撃の時間が来ないかな、と心待ちにしていましたが、ジオンは現れません。
待ちくたびれた、と思ったときにジオンが現れ、ようやく出撃することになりました。
「一つ! 二つ!」
アムロは順調にスコアを重ねていきました。
「四つ! 五つ!」
ハヤトも順調に敵機を撃破していきました。
アムロとハヤトが同時に9機目を撃破した時、ハヤトはアムロにたずねました。
「アムロ、今何時だ!?」
アムロは「今2時だ」と答えました。
ハヤトは「そうか!」と答え、すぐに「三つ!」という声をあげました。
あれ? と気づいたときにはもう遅い。戦闘は終わり、ハヤトはアムロに夕食をおごることになったとさ。

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最終更新:2014年11月30日 18:33