432 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:04/10/01 22:11:06 ID:???
「ただいま・・・」
「おかえりアムロ兄さん。随分遅かったね」
「今日は会社の飲み会があってな・・・少し飲みすぎたようだ・・・
 シローは今日は夜勤だったな・・・あれ?ロランとドモンはどうした?」
「ロランは勉強中だよ・・・ドモン兄さんは・・・何処に行ってるんだろう?」
「そうか、本気で赤服を目指す気のようだな。関心関心。お前達もロランを見習え」
「ただいま・・・」
「遅かったじゃないかドモン」
「師匠に付き合わされて酒盛りを・・・うっぷ」
「ところでロランの学校での様子はどうだ?ちゃんと皆とやっていけているのか?」
「それなんだけどさ・・・」
「イジメってゆうか、ソシエのやつロランの事をいまだにハイム家の使用人か何かと勘違いしてるんじゃないかな」
「どういう事だ」

「ねぇロラン私の鞄持ってよ」
「ねぇロラン宿題写させてよ」
「ねぇロラン私お弁当忘れちゃったんだけど、ちょっとパン買ってきてよ」
「ねぇロランってばぁ」

「四六時中こんな調子だ」
「ロランも人が良すぎるから断れないみたいなんだ」
「挙句の果てには ttp://comic5.2ch.net/test/read.cgi/x3/1091586468/312-315 なんて扱いだぜ?あんまりだよ」
「・・・」
「・・・」
「に、兄さん?」
「何か様子がヘンだぞオイ」
「ロランは個人の所有物じゃない!しいて云うなら俺達兄弟のものだ!」
「大事な弟を武装扱いだと・・・?ソシエ・ハイム許せん!」
兄弟の長男と三男の理性は酒のせいでタガが外れやすくなっていたのだ。
そしてこの場を収めるべき警察官であるシローは家には居ない。
二人は驚くべき行動に出た。
「(キャプテン)ガンダァァァァァム!(指パッチン)ハイム家に殴りこみをかけるぞ!」
「ソシエ・ハイム嬢はロランの学友としてインプットされている。それはとても非効率な手段だ」
「俺が許す!キャプテン、ロランの危機なんだ!障害を排除しに行くぞ!」
「了解だ」
「なんとー!」
「お、オイ。マジかよ?誰か止めろよ!」
「こんな状況で二人とキャプテンを止めるなんて無茶だ!」
「ハイム家に殴り込みだなんて、おかしいですよ兄さん!」
弟達の声も虚しく、ガンビークルモードに変形したキャプテンが二人の酔っ払いを乗せて飛び出して行く。
「流派!東方不敗は王者の風よ!」
「これが俺の開発したヘビーウェポンシステムだ・・・ボクガイチバンウマクガンダムヲツカエルンダ!!アーッヒャヒャヒャ!!」

433 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:04/10/01 22:12:22 ID:???
ガンビークルモードのキャプテンガンダムがひた疾る。
目指すはハイム家。
ターゲットはソシエ・ハイム。
まさか付き合いも長いハイム家を、兄弟一家の大黒柱とガンダムファイターが強襲する事になろうとは誰が想像したであろうか?
このままでは立派な犯罪者である。
ラーカイラム社のモビルシチズン開発プロジェクトも頓挫するであろう。
しかし弟達の祈りが通じたのか、都合よく障害が立ちはだかった。
それは騎士の甲冑を模した姿をしていた。
「待て待て待てーい!この翼の騎士ゼロが相手だ!か弱き乙女を襲うなど美しくないぞ!」
「モビルシチズンだと!?」
「いったいどこの機体だ!?」
「ラクロア社(OZの系列会社と思ってくれ)の試作機と確認」
「何故俺達が来るのが分かったんだ?」
「俺がドクターJに相談してキャプテンに対抗できそうな機体をよこしてもらった」
「ヒイロ!?いつからそこに!?」
「何故俺達の邪魔をする!」
「俺の兄弟から犯罪者が出ればリリーナが泣く。頭を冷やせ」
うなだれる二人。夜風に当たって少しは酔いが覚めて理性が戻って来たらしい。
「さあ、私の相手は誰だ?」
「いや、もうその気はない・・・酔っ払って理性が飛んでいたようだ・・・」
「そうか、それはなによりだ」
「私もこのような非効率的な行動は本意では無い」
「俺の採った行動は無意味ではなかった・・・これでリリーナが悲しまずに済む」
ふとドモンがゼロに問い掛けた。
「ゼロとやら、翼の騎士と名乗ったな」
「いかにも」
「その割には翼など見当たらないのだが・・・」
「そういえばドクターJはゼロの完成度は80%だと云っていた」
「翼は聖霊フェザードラゴンと合体すると付くのだ!」
「成る程、未完成な20%はそのオプションパーツか」
「私とした事が・・・美しくないぞーっ!(泣)」
ダッ
ゼロはどこかへ去ってしまった。
「何だったんだあいつは・・・」
「皆が心配している、帰ろう」
「ああ・・・」
「ゼロ・・・すでにモニターテストが開始されているらしいが・・・一体何処で?」

事態を知ったロランの怒りは凄まじく、二人は家に帰るなりゲンガナム竜巻投げをくらった。
「ロラン・・・逞しくなって・・・こんなに嬉しい事はない・・・ぶべらっ」
「この技は大○山おろし・・・一体何処でこの技を・・・ゲホ!」


リリ姫、ただいま戻りました」
「署長・・・そいつは?」
「新型ロボットのモニターテストに当選したのだけど・・・どうして私の事を姫と呼ぶのかしら?」



link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
ソシエ・ハイム ロラン・セアック 騎士ゼロガンダム

+ タグ編集
  • タグ:
  • ロラン・セアック
  • ソシエ・ハイム
  • 騎士ゼロガンダム
最終更新:2018年12月17日 20:58