138 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/03(水) 03:33:18.68 ID:???
ふとゴジラ見てて
この世界の怪獣映画ってあったらどうなってるのか気になった
やはりどんな兵器も通用しない怪獣王とかかな
139 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/08/03(水) 06:26:15.65 ID:???
土手の道を日差しから守る並木
そこから聞こえるセミの音が嫌でも夏を感じさせる。
夏休みでローラースケートを転がす
ガンダム家の小学生や
川に糸を垂らして魚釣りを楽しむ翔の名軍師が集いそうな
日登町の憩いの場は―……
志半ばで倒れたモノがDG細胞に侵されて群がる遺恨の場と化していたッ!!
キョウジ「あー、もうちょっと低く唸ってみようか」
デビガン「ガォオン……」
シーブック「何やってるんですか……」
キョウジ「練習?」
デビガン「ガオ!」
曰く、今度公開される怪獣映画の怪獣役に抜擢されて(キョウジさんではなくデビルガンダムが)
台本片手に河原で演技の練習をしているというのだ。
シーブック「練習百歩譲っていいとして、このDG兵は一体!?」
キョウジ「デビルガンダムも初めての銀幕デビューだからな。舞い上がっているんだろう。
当社比164%でDG細胞を撒き散らしている。ゾンビ兵はその副産物だな」
デビガン「ガオ!」テヘッ
シーブック「なんとー」
キョウジ「次はシーン88、東京タワーを破壊するところだ」
デビガン「ガオォォオオ!!」
キョウジ「なになに? "実際に東京タワーがないと演技に身が入らない?"
それは困ったな。仕方ないから軌道エレベーターで我慢しなさい」
デビガン「ガオー!」
シーブック「それ壊しちゃダメだから! そこに落ちてるビルケナウで我慢して!」
デビガン「ガウゥン…」ショボン
キョウジ「ビルケナウだと気分が出ないそうだ」
シーブック「さっきから思ってたんですか、会話してる!?」
キョウジ「ふ……当然だ。デビルガンダムの開発者だからな。
デビルガンダムに関しては俺が一番上手く扱える自信がある。
まあ少なくともシャッフル同盟が二人がかりで引き分けた四天王に一人完勝した猛女とか
女に世界を統治させて裏から操る気満々のアマンダラもどきのカトンボとかには負けないさ」
シーブック「一人貴方の未来の義妹でしょうが……」
キョウジ「アヒャハヒャヒャ!さあデビルガンダム、アカデミー賞は目の前だ!」
デビガン「ガォオンンッ!」
ヤクを決めたようなアヒャ笑いでノリノリのキョウジさんと、地下からデビルガンダムヘッドを生やすデビルガンダム。
もはやこの河原に平和など存在しない。心なしか空もドス朱くなっている気がする。
警察に電話しよう……
最終更新:2015年04月07日 23:41