869 名前:少し早いけど芸術の秋1 :2011/09/18(日) 11:01:59.89 ID:???
アイナ「どうですシロー、上手く描けそうですか?」
シロー「あ…動いちゃダメだ、その…アイナが素敵過ぎて綺麗に描けないよ」
アイナ「まぁ♪」
アムロ(シローが絵を描くとは珍しいこともあるもんだ)
ジュドー「こらプル!動くなって言ってるだろ!」
プル「だってジッとしてるの飽きたー!お風呂に入りたいー!」
ジュドー「これじゃいつまでたっても宿題が終わんないよ…」
アムロ(とか言いつつも、何気に上手く描けてるな…)
シーブック「あのー…」
セシリー「………」
シーブック「カロッゾさん…そこにいるとセシリーが描けないんですが…」
鉄仮面「フハハ、怖かろう」
シーブック「じゃあ、セシリーの隣に…」
アムロ(カオスな絵になりそうだ)
シーマ「もう少しで1時間だね。進んだかい?」
コウ「ハッハイ!もももうすぐ終わります!」
シーマ「美しく描いておくれよ」
アムロ(手が震えてキャンパスが白いまま…頑張るんだコウ!)
リリ姫「シュウトが絵の宿題を?なら私が――」
シュウト「あ、キャプテン!ちょっとモデルになってよ」
キャプテン「了解した」
リリ姫「orz」
アムロ(こちらも平常運転のようだ)
ヒイロ「………」
リリーナ「………」
ヒイロ「………」
リリーナ「………」
アムロ(おまいら会話しろ!)
レイン「ドーモーン、ドモンってば!」
ドモン「なんだ?今は集中しているんだ。邪魔しないでくれ」
レイン「これも修行のうちでしょう?可愛く描いてよね」
ドモン「ぬ…見えた!水の一滴!!」
アムロ(上手い…ドモンにこんな才があったとは…
しかし、レインが金色に描かれてることにはツッコまない方がいいんだろうな…)
870 名前:少し早いけど芸術の秋2 :2011/09/18(日) 11:03:05.84 ID:???
ステラ「シン、描き終わった?」
シン「もうちょっとで終わるから、少し我慢してくれ」
マユ「あ、今日はいい天気だね」
シン「あとで公園に行って遊ぼうな」
ステラ「わーい!」
アムロ(おや?どこからか歯ぎしりの音が…)
ファ「カミーユ、進んでる?」
カミーユ「………」
ファ「カミーユってば!」
カミーユ「うるさいなぁ…そんなに言うならファがやってくれよ」
ファ「それじゃあ意味ないじゃない!」
アムロ(その通り!これからもカミーユを修正してやってくれ)
キラ「うん、いい感じ。もうすぐ終わりそうだよ」
ラクス「もうですか?まだ始めてからそんなにたっていないのでは?」
キラ「やっぱりモデルが良いからだよ」
ラクス「もう、キラったら…」
アムロ(そこでネギを描き足すんじゃない!)
ウッソ「………」
シャクティ「………」
アムロ(お互いに絵を描きあってるのか。邪魔しないほうが良さそうだ)
アル「背景はザクがいいかな…バーニィは手前に…」
バーニィ「アル、いくらなんでも構図に時間かけすぎじゃないか?」
アル「僕にもこだわりがあるからねー」
バーニィ「じゃあザクの肩に俺が乗るってのは?」
アル「それも考えたけど…全身が治まらないし…」
アムロ(ってやり取りのうちに夕暮れ…もう秋だな)
スウェン「この絵は…?」
セレーネ「スウェンよ」
スウェン「いやこれは
セレーネ「なによーせっかく描いてあげたのに」
スウェン「………」
871 名前:少し早いけど芸術の秋3 :2011/09/18(日) 11:04:45.48 ID:???
ディアナ「座ったままで良いのですか?ロラン」
ロラン「はい。そのままで…申し訳ありません、すぐ終わらせますから」
キエル「こんな構図ではつまらないでしょう?なんならこんなポーズで…」
ロラン「わぁあ!いけませんお嬢様!お脚があらわに…」
ディアナ「ではわたくしも」
ロラン「そこでなんで脱ぐんですかー!?」
アムロ(ロラン…羨ましい奴!)
ガロード「うむむ…難しいなぁ、絵を描くってのは…」
ティファ「力を抜いて…自分が想っていることを、素直に…」
ガロード「自分が思うことを素直に描く…」
ティファ「………」
ガロード「ぶっ!」バタッ
ティファ「ガロード!」
アムロ(今のうちに奴等を呼んでおくか…)
マイ「………ふむ」
モニク「どうだ?描けたか?」
マイ「ええ、バッチリですよ」
モニク「よし、見せてみろ」
マイ「どうですか?我ながら上手く描けたかと」
モニク「うむ、素晴らしい…」
マイ「ありがとうございます。これもモデルが良いからですね。愛を込めましたから」
モニク「何…?それは、本当か…?」
マイ「はい。この気持ちはまさしく愛!です」
モニク「お前、そこまで…」
マイ「ああ、抱きしめたいなぁ…ヅダ!!」
アムロ(ああ分かっていた、分かっていたさ!)
刹那「アムロ兄さん、絵を描きたいんだが、モデルを頼みたい」
アムロ「別に構わないが…他にも適任がいるだろう。マリナさんとか」
刹那「いや、これはアムロ兄さんでなくてはダメだ」
アムロ「分かった。そこまで言うのなら」
刹那「ありがとう」
アムロ(嫌な予感しかしない…)
~30分後~
刹那「完了した」
アムロ「早かったな。じゃあ早速、見せてくれ」
刹那「上手く描けたかは分からないが…」
アムロ「うん、このV字アンテナにメインカメラ。完璧だ!」
刹那「アムロ兄さんは
ガンダムだ!」
アムロ「って違うだろ―――ッッ!!」
おしまい
最終更新:2015年04月19日 23:34