949 名前:前半 :2012/02/19(日) 11:47:46.53 ID:???
とある土曜の昼下がり、公園にて……
アムロ「立春を過ぎたのに、まだ寒いな……おや、あれは刹那じゃないか」
フェンス向こうのテニスコートで、刹那が必死にボールを追いかけている。そしてその相手コートでは……
ニール「刹那、諦めるな!そんなんじゃウィンブルドンには行けないぞ!」
刹那「俺は別にウィンブルドンに行きたいわけでは……」
ニール「甘えるな!グランドスラムは観客もプレーヤーなんだよ!!」バチコーン
ニールが強烈なストロークを刹那に見舞っていた。普段のキャラとは違うなあ、と思いつつ、アムロは近づいてみる事にした。
クリス(00)「アムロさん、こんにちは」
アムロ「やあ、クリスちゃん。刹那がずいぶん激しく特訓しているみたいだけど、いったいどうしたんだ?」
クリス「今朝、この前の全豪オープンの録画を見てたらロックオンに火が付いちゃったみたいで……」
フェルト「『刹那をウィンブルドンに連れて行く』って飛び出してきた」
アムロ「そ、そうか……まあ、ロックオンも疲れたら終わるだろ」
アムロは若干ドン引きしつつ答える。
クリス「でも、ああやって一生懸命に練習する姿って、部活みたいでいいですよね」
アムロ「高校球児だと!?」
クリス「なんでそこまで飛躍してるんですか!?」
アムロの叫び声に、刹那が気付く。
刹那「アムロ兄さん、助けてくれ……!」
950 名前:後半 :2012/02/19(日) 11:49:06.95 ID:???
アムロ「刹那、俺は今、猛烈に感動している!!」
刹那「え?」
アムロ「
ガンダムにしか興味の無かったお前が!今こうしてスポーツに打ち込み!
テニス界の甲子園とも言えるグランドスラムに挑戦している!!兄としてこんなに嬉しい事は
無い!」
刹那「だ、だから違……」
アムロ「ロックオンさん!駄目でも良い!目指すという過程が大事なんだ!徹底的に鍛えてやってください!」
ニール「アムロさんの頼みなら断れないな!任せてください!!」
刹那「アムロ兄さん、ロックオン……分かり合う気は無いのか……」
アムロ「分かり合う!?そうか、孤独なら俺も練習に参加するぞ!!」
ニール「良いねえ、兄弟愛!刹那!アムロさんに負けるなよ!!」
刹那「( ゚д゚)ポカーン」
クリス「どうなってるの……!?」
フェルト「変なスイッチ押したみたい」
クリス「……ごめん」
ア・ニ「「うおおおおっ!!!!」」
セレーネ「で、昨日は夜までテニスをやり続けてたってわけ?」
アル「みんな、大丈夫?」
アムロ「か、体が……」ズキズキ
ニール「ぜ、全身痛え……」ズキズキ
刹那「う、動けない……俺が……お台場ガンダムだ……」ズキズキ
スメラギ「まったく、刹那はともかく2人とも何やってるのかしら?私はアル様の所に行く理由になって良かったけど」
クリス「けしかけちゃって止められなくてごめんなさい……」
セレーネ「気にしなくて良いわ。ま、たまには良い薬って事ね」
おわり
952 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/02/19(日) 12:03:12.36 ID:???
ネーナ(超ミニテニスウェア「せっ(ry
アムロ「しばらくテニスは勘弁してください」
フ○ット「ウェア!?」(ガタッ
最終更新:2015年06月02日 22:50