440 名前:愛のエプロン後半(1/5) :2012/03/09(金) 22:56:52.79 ID:???
CM
ラクスのコンサート。息継ぎの時間に、ラクスがくるっと回転を始めると、スローモーションになる。
ラクスは観客席に背を向けると、すかさずポケットからゼリー飲料を取り出し、飲み、しまう。そして……
スローモーション解除、回り終えたラクスは再び歌い出し、会場は最高潮に盛り上がる。
「コンサートは、腹が減る。瞬間チャージ ヅッダーゼリー」
CM終わり
4人目は、
リリーナ・ピースクラフト。ロランのヒントをことごとく間違えたが、果たしてお味は?
シャア「外見は食べ物の体を成していないが……どれ」もぐもぐ
リリーナ「どう、でしょうか?」
シャア「……食べられる」
アムロ「……ああ、食べられるな」
ガトー(アシスタント)「どれ?」ぱくぱく
ガトー「Ξ」
バーニィ「出ました、しわレベル3」
リリーナ「ヒントを参考に作りましたが……残念です」
パチパチ
続いては、モニク・キャディラック。色々なものを
空中分解させながら作った一品。本当に大丈夫か?
シャア「……色々と生だな」じゃりっ
アムロ「……ああ。苦いのはエビの内臓かな?」じゃりっぐちょっ
バーニィ「愛のバケツを使いますか?」
アムロ「いや、女性の作った料理を残すわけには……」
ラル「ジャガイモの芽が残っていたぞ」
(愛のバケツ使用中。逆シャアのメインテーマを聴きながらお待ちください)
バーニィ「大丈夫ですか?」
シャア「今ならアクシズを地球に落としても許される気がする」
アムロ「俺も、アクシズを地球に向けて押したくなったよ」
441 名前:愛のエプロン後半(2/5) :2012/03/09(金) 22:58:21.18 ID:???
アムロ「さあ、いよいよジャッジメントタイムに入っていくが」
セレーネ「ちょっと待って!まだ可愛い妹の料理を食べてないでしょう!?」
アムロ「食べなくても分かる!恐ろしいまでの邪気が皿から漂ってくるんだよ!
だいたい、料理風景が一切映らなかった時点でおかしいだろ!」
セレーネ「そんなの幻覚と編集の陰謀だわ!MC!早く紹介して!!!」
分かりました!最後はセレーネ・マクグリフ。
どうやって作ったのかも分からない、深宇宙の謎に満ちた料理に、果たして生還は可能なのか?
セレーネ「これよ」どーん
アムロ「……見た目は一応コロッケだ……だが」
シャア「体が、口に入れるものだと認識する事を拒んでいる」
バーニィ「こいつは……コロッケに擬態したおぞましい何かだ」
セレーネ「文句言わずに食べなさい!」押しこみっ
アムロ「ときが……みえる……」
シャア「ララァ……」
バーニィは
ミンチよりひでえや
ラル「経験では、もうすぐ意識が戻る。そうすれば……すぐに愛のバケツを用意しろ!」
(逆シャアの美しいエンディングを見ながらしばらくお待ちください)
アムロ「俺は
デビルガンダムに乗るぞおおおおっ!!!」
シャア「世界に不味さを生む人類を、粛清せねばならんのだ!!」
ガトー「そ、それほど酷いものなのか……!?」
ぱくり
ガトー「……ソロモンに帰る!!!」だっ
(代わりにシーマ様の料理する姿を見ながらお待ちください)
ガトー「コウに止められたが、危うく核バズーカを83発くらい撃つところだった……!」
セレーネ「みんな大げさよ。これくらいどうって事ないのに」ぱくぱく
アムロ「なんで普通に食べているんだ……!?」
シャア「ガンダムファイターでも7日7晩トイレに篭る様な料理だぞ……!?」
セレーネ「うるさいわね、たまたまダメな部分を食べたんでしょ!?」押しこみっ
442 名前:愛のエプロン後半(3/5) :2012/03/09(金) 22:59:55.88 ID:???
CM
壮大なBGMをバックにサイサイシーの演武と料理の映像が交互が流れる。
「中国4千年の味を、我が家に…… 中華の素は胡蝶印」
CM終わり
ジャッジメントタイム♪
バーニィ「ようやくミンチから回復しました、ジャッジメントタイムです」
アムロ「ああ、生きているって素晴らしい……」
バーニィ「まずセシリーちゃんから」
アムロ「そうだな、美味しかったし……ここだ」
上エプ
バーニィ「出ました、上エプです!」
セシリー「ありがとうございます」
パチパチパチ
バーニィ「次はハマーンさん」
シャア「明らかに失敗だし、本来ならここに置きたい」
ハマーン「……」
ランキングボードのキャスター
シャア「しかし、急な頼みでも引き受けてくれた事に感謝して、ここだな」
ランキングのピラミッドのすぐ下
ハマーン「……シャア、次は正式に出場する。そして、私の名を頂点に貼ってもらうぞ!」
パチパチパチ
バーニィ「そしてラクスちゃん」
アムロ「味だけ見たらここだな」
中エプ
シャア「しかし、コロッケでは無かったから、ここに貼ろう」
下エプの高さの枠外
ラクス「今度はお題に添えられる様、頑張りますわ」
パチパチパチ
443 名前:愛のエプロン後半(4/5) :2012/03/09(金) 23:01:19.25 ID:???
バーニィ「さて、では後半、リリーナさんです」
アムロ「こればっかりは優しくしてやれないぞ」
バーニィ「ランキングボードを離れて、どこに行くんだろう?」
アムロ「ここだ。リリーナちゃんは勘違いで迷走したからな」
シャア「恐らくだが、自分の記憶を信じていればボードには乗っていた」
ヒント調理台の壁
リリーナ「そうですね……次は変に惑わされない様にしたいと思います」
パチパチパチ
バーニィ「そしてモニクさん」
シャア「私が行こう」ダッ!
バーニィ「スタジオの外に駆け出した!」
シャア「厳しさも必要なのだ……特にモニク君は、ジオングループの立場もある!」
モニク「社長!?どこまで行くのですか!?」
シャア「モニク君には、まず安全というものから覚えて欲しい」
警備員室の扉
モニク「ああ……」
パチパチパチ
バーニィ「最後にセレーネさん」
アムロ「……」ダッ
バーニィ「無言でスタジオを飛び出した! いったいどこまで行くのか!?」
荷物搬入口……
アムロ「ちょっとそこの運送業者の君!」
トビア「はい!いつもニコニコ、ブラッククロー運送です」
アムロ「このトラックはどこに行くんだ?」
トビア「今から木星へ行くところですけど……」
アムロ「ちょうどよかった。これをラー・カイラム木星研修センターのクリスチーナ君のところに届けてくれ!」
トビア「え?はい!分かりました!」
木星
バーニィ「出ました!地球のみならず、アステロイドベルトすら通り越した!」
セレーネ「ちょっと!?何でよ!?」
パチパチパチ
444 名前:愛のエプロン後半(5/5) :2012/03/09(金) 23:03:29.53 ID:???
バーニィ「皆さん、いかがだったでしょうか?」
アムロ「生きて帰る事が出来て、本当に良かったよ」
シャア「まともな食事とは、尊いものだったのだな」
バーニィ「2人とも、1人についてしか
コメントしていない気がしますが……
それでは、この辺でお別れです。愛があれば、ラブイズ、OK」
バーニィ「なお、レシピはキ○コーマンのサイトを参考にしました」
そして舞台裏
バーニィ「ナレーションお疲れ様です。これ、差し入れの
ロラン君のお手本コロッケです」
ハイネ(ナレーション)「サンキュー、悪いね。一緒に食べようぜ」
バーニィ「何とか大失敗作は食べずに済みましたね」モグモグ
ハイネ「俺も。最初に出演頼まれた時はビビったけどさ、お互い得な役回りだよな」モグモグ
バーニィ「視聴率次第ではまたやるかも、って話もあるそうですよ」モグモグ
ハイネ「その時はまた呼んでくれよな。ナレーションで、だけど」モグモグ
ロランのコロッケをほおばる2人。しかし、彼らは気付いていなかった。背後に彼女が迫っている事を……
セレーネ「さあ、ちゃんと食べてからナレーションをし直して貰おうかしら?」
おわる
最終更新:2015年06月11日 22:36