378 名前:機動ライダーG :2012/05/30(水) 22:10:44.18 ID:???
―優しさを忘れた現代、街行く人々は他人を思いやる心を失っていた。だが、そんな時代に生きる1人の若者がいた!―
アレルヤ「うわあああっ!?」ばたり
ラッセ「ば、化け物だあああぁぁぁ……」ばたんきゅー
刹那「俺は心の光を集める!」
平和な午後をエクシアっぽい怪人が襲う!だが!この町にはヒーローがいる!
コウ「ロンド・ベルの怪人!許さないぞ、とうっ!」
彼こそ
機動ライダーステイメン!今日は最初から変身して登場だ!
ステイメンの重い一撃が、エクシアに次々とダメージを与えていく!そして!!
コウ「くらえ!」
ベルト(CV:デュオ)「Maximum Brightness……ZEPHYRANTHES!!」
ステイメン必殺のゼフィランサスが炸裂!だが!?
刹那「まずい……
トランザム!」
コウ「手ごたえが
無い!避けられたのか……!?うわっ!?」
ゼフィランサスを放ったコウを赤い光を纏ったエクシアが襲う!
コウ「は、速い……!あの怪人、こんな秘密兵器を持っていたなんて!」
コウの回し蹴りを直前で回避し、一方的に攻撃を加えるエクシア!
コウ「うわあっ!?」
刹那「とどめだ!」
ステイメン、絶体絶命のピンチ!だがその時、エクシアの色が元に戻る!
刹那「く……パワー切れか!」
ガトー「コウ!大丈夫か!?」
刹那「ライダーがもう1人!?まずい、退却だ!!」
刹那は右手の剣で地面に円を描くと、自らボッシュートされて消えていった!
379 名前:機動ライダーG :2012/05/30(水) 22:11:32.51 ID:???
喫茶「リリー」
カイ「ステイメンが敗れた?」
コウ「……はい。でもそれ以上に、みんなを……」
ガトー「コウ、それ以上言うな!その悲しみは、ここで吐き出すものではない!」
カイ「ガトーの言う通りだ。俺の見立てでは、そいつはまたやってくる。
その時に怒りと悲しみをぶつければいい。とはいえ、対策が必要だな」
ガトー「対策か。コウ、奴との戦いを思い出してみるんだ」
コウ「……最初は俺が押していました。でも、途中で赤い光を纏って、それから急に……」
カイ「赤い光?もしかして『トランザム』とか言ってなかったか?」
コウ「!? はい!」
ガトー「トランザム?」
カイ「トランザム……そいつの持つ心の光を集中、暴走させ、通常の3倍の力を得る能力さ。
とはいえ、使えるのはごく短時間。その後はバテてしまう諸刃の剣だ」
コウ「だから俺にとどめをさす前に、赤い光が消えたんですね」
ガトー「それに、私との戦いも避けた、という事か」
カイ「まあ、耐えれば勝ちだ。何とか凌ぐ方法を考えれば……」
コウ「短時間にエネルギーを集中する……そんな戦い方もあるんですね」
カイ「コウ、怖い事を考えるなよ?」
コウ「ええ、分かっています。でも、そのトランザムに、トランザムを破るヒントがあると思うんです」
同時刻、世界のどこか……秘密結社ロンド・ベル本部
刹那「とどめをさせず、ミッションを完遂できなかった……」
アムロ補佐「いや、あのステイメンを破ったんだ。トランザムを使いこなしただけでも十分だな」
ブライト司令「トランザムで勝てる事は分かった。次はより強い力を与えよう」
刹那「これでトランザムの持続時間は大幅に増える!ありがとう!」
ブライト「ステイメンは少し耐えれば勝つと思っているだろう。耐え切れない程、その力を味あわせてやれ!」
380 名前:機動ライダーG :2012/05/30(水) 22:12:53.98 ID:???
そして、再び怪人エクシアが現れた!
刹那「もうステイメンやサイサリスが来ても怖くない!」
そこに、コウとガトーがバイクで駆けつける!
まずコウがデンドロビウムで突撃し、避けたエクシアを上からガトーのノイエ・ジールがアタック、吹き飛ばす!
刹那「くっ!?」
そして2人はバイクから降りると、同時に変身ポーズを取る!
コウ・ガトー「「変身!!」」
ベルト(コウ)「機動RIDER STAMEN Sortie!!」
ベルト(cv:ヨウラン)「機動RIDER PHYSALIS Sortie!!」
エクシア「今度は最初から2人か……だが俺は負けない!」
ガトー「あの自信……恐らく、トランザムの時間が延びている。コウ、策はあるのか?」
コウ「ああ。ガトー、悪いが、1人で怪人の攻撃を耐えられるか?」
ガトー「私も無駄に耐える事は出来ん。理由を聞こうか」
コウ「奴が短時間に3倍のパワーを得るなら……俺は10倍の一撃で奴を上回る!
そのエネルギーを溜める時間をくれ!」
ガトー「そういう事ならば、任せておけ!」
ガトーがコウの前に立ち、刹那を睨みつける!
ガトー「ロンド・ベルの怪人!私を倒さずに我が宿命のライバル、コウ・ウラキを倒そうなどとは言語道断!!
コウに触れたくば、先ず私を越えてみよ!」
刹那「2人一緒に倒すのも、1人ずつ倒すのも同じだ!トランザム!!」
エクシアの体が赤い光に包まれる!そして、サイサリスに突撃攻撃を行う!
ガトー「ぐっ!?これが3倍の力か!」
コウ「必殺技の10倍の力を溜め、それを集中する……単純に10倍の時間では出来ないか……
頼んだぞ、ガトー……!」
382 名前:機動ライダーG :2012/05/30(水) 22:14:55.83 ID:???
ガトー「ぐわあっ!」
何回目かの攻撃で、ついにガトーが吹き飛ばされる!膝を突き、まともに立ち上がることが出来ない!
ガトー「トランザムが長い!コウは、まだなのか……!」
刹那「次で終わりだ!」
その時!
コウ「選手交代だ!」
刹那「何!?」
ガトー「という事は……完成したのだな!」
コウ「ああ!ガトー、感謝するよ」
必殺技のBGMが流れる!そう、この音を僕達は待っていた!!
コウ「覚えておけ!ニンジンと困った人が待つ限り、俺の一撃は貴様を超える!とうっ!」
コウが回転しながら飛び上がると、足にニンジン状のオーラが生まれる!
だが!今回のオーラは炎の様に燃え上がり、スパークを発している!!
ベルト「Over the Maximum Brightness……
ZEPHYRANTHES FULL-VERNIAN!」
その瞬間!トランザム中のエクシア(スローモーション)の眼前にステイメンが現れる!!
刹那「速い……!?」
コウ「うおおおおっ!!」
そして超速のドリルキック、ゼフィランサス・フルバーニアンがエクシアを貫いたのだった!!
ガトー「パワーアップとは、恐ろしい敵だったな……」
コウ「ああ。だけど奴のおかげで、俺も新たな力を手に入れる事が出来た」
ガトー「ふ、ならば私も修行せねばな。3倍に、1倍で対抗出来る様に」
コウ「ああ!」
強敵と戦う度、ステイメンに新たな力が生まれてゆく!
その成長が必要なくなる日を願い!戦え、ステイメン!!続く!!!
この放送は、スプーンから宇宙戦艦までのアナハイム・エレクトロニクスと、
ラー・カイラム、リリー・マルレーン、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。
383 名前:機動ライダーG :2012/05/30(水) 22:15:38.83 ID:???
コウ「ふう、まさか必殺技の速度だけは弄らないなんて思わなかった……」
アムロ「スローモーションも実際の速度をスローにしているだけだしな」
コウ「俺はともかく、あの速さで動かしても無事なスーツっていったい……」
アムロ「ふふ、それは企業秘密という奴さ」
刹那「アムロ兄さんの部下になった!負けたが実に
ガンダムだ」
アムロ「ああ。これで敵役だが、ヒタイダーにも出演できるかもな」
刹那「ガンダァァム!ところで、ヒタイグレーは!?」
アムロ「あそこだ」
ガトーとブライトが熱く話し込んでいる。
アムロ「サイサリスの新必殺技を練っているんだとさ」
コウ「凄いな……俺も何か考えないと……」
アムロ「さあ、ブライトの代わりに俺が締めるぞ。次の撮影も、しっかりと頼むぜ」
一同「「はーい」」
最終更新:2015年08月09日 18:00