700 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/09/22(土) 18:51:20.80 ID:???
カミーユ「兄さんたちの学生時代って、どんな感じだったんですか?」
アムロ「なんだ? 藪から棒に」
カミーユ「そういえば、兄さんたちが学校にいた時の話ってあまり聞いたことないなぁ、と」
アムロ「別に面白いことなんてないと思うが」
刹那「俺は興味がある。真のガンダムはどのような生活で育まれたのか…」
カミーユ「実際、どうだったんですか? 少なくとも今よりは静かだったと思うんですけど」
ウッソ「今は絶えず爆音と誰かの怒号がとどろいてますからね…」
アムロ「うーん、そうだな…」

十五年前・・・

ゴメス「さあガキども! また胃炎が悪化して入院した黒歴史のアグリッパ教諭に代わってきてやったぞ!」
カイ(うええ、宇宙史のゴメスじゃん)
ハヤト(僕は嫌いじゃないですけどね)
カイ(居眠りしたくらいで拳骨飛ばす奴が好きって、お前も物好きだな…)
アムロ(それは居眠りする方が悪いのでは…)
ゴメス「おいそこのガントリオ! 聞こえてんぞ!」
アムロ「す、すみません!」
マリア「…ああ。感じます。のちに生まれる善き力を。
ウッソ。あなたはウッソというのですか。シャクティとぜひ仲良く…
ゴメス「アーモニア、お前は現実に戻ってこい。…ったく、始めるぞ。テキストを――」
ガラッ
ギルボア「先生! 助けてください!」
ゴメス「サント! お前は三年だろう! 上行け上!」
ギルボア「ジャミルがまた暴れてて…止められるのは先生くらいしか――わあ、来た!」
ゴメス「ジャミル・ニートォ! またお前か!」
ジャミル「げえっ、ゴメスのおっさん!」
ゴメス「お前は三年にもなって授業中に暴れるんじゃない! 就職口がなくなるぞ!」
ジャミル「もう新連邦社に就職決まってるもんね!」
ゴメス「だからこそだ、馬鹿たれ!」
マリュー「…あの、先生」
ゴメス「一年のラミアスか! 今度はなんだ!?」
マリュー「工作でセレーネとキョウジくんが変なもの作って出来を競ってるんですけど…」
『ラジコン操作で動くヤマトガンダムだ! 今度は俺の勝ちだな!』
『なによそんなもの! こっちは実物のガンダム用AIよ!』
ゴメス「そんなもん勝手にやらせとけ! つぅかお前ら、自分たちの担任はどうした!」
ギルボア「パオロ先生はジャミルが暴れた途端に逃げちゃって…」
マリュー「ゴップ先生は見て見ぬふりを…」
ゴメス「あの無能教師どもが…! おいアムロ!」
アムロ「は、はい!?」
ゴメス「セレーネはお前の妹だろう! 責任もってどうにかして来い! 俺はジャミルを止める!」
アムロ「え、えええええ!?」

現代・・・
アムロ「………今がどうなのか知らないが、あんまり変わらないかもしれない…むしろ昔のほうがうるさかった気が…」
マイ「騒動は我が校の伝統みたいなものですから。私の時も似たようなものでしたよ」
シロー「お前は周りがどれだけ騒いでもマイペースに活動してただろ」
シーブック「嫌だなぁ、そんな伝統…」
アムロ「ま、まあ、騒々しいのもある意味楽しいだろう? 退屈しないで済むからいいじゃないか」
カミーユ「そんなもんなんですか?」
アムロ「そんなもんだ、そんなもん…そう思わなきゃやってられん。と俺の先生がよく言っていたよ」

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最終更新:2015年10月31日 23:23